8Oct
[最終更新日]2024/10/08
こんにちは、伊庭和高です。
夫婦関係についての相談は、
毎日の様に私の元へ寄せられます。
「旦那が出て行ってしまった…」
「これからどうすれば良いかわからない…」
この様な相談も寄せられることがあります。
今後の夫婦関係についてはもちろん、
人生のターニングポイントがやってきた状態です。
今このタイミングで向き合わなければ、
ますます状況が悪化するでしょう。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
旦那が出て行った背景や今後の対策をお伝えします。
目次
なぜ旦那が出て行ったのか?
何の理由もなく嫁は出ていきません。
家を出てしまったのには、
それなりの理由があるのです。
そもそも私たちの人間関係は、
自分と相手がいて成り立ちます。
そのため何か問題が発生した時は、
自分と相手それぞれに原因があるのです。
夫婦関係においても悩みが発生したら、
自分と相手それぞれに振り返る点があります。
この点を自覚せずに、
どちらか片方のせいにし続けても、
問題は解決せず状況が悪化するのです。
とはいえ相手を変えることはできないので、
自分の原因に向き合うことが大切です。
「旦那が出て行った原因が自分にあるとしたら何だろう?」
この点を振り返ってみてください。
旦那が出て行ってしまう原因について、
代表的なものを3つ紹介します。
蓄積されたストレスや不満が爆発した
今まで蓄積したストレスや不満が爆発して、
家を出て行ってしまうケースは多いです。
私はよく「心の便秘」という表現を使います。
心の便秘が限界を迎えたことで、
家を出て行ってしまうのです。
つまり妻である自分の振る舞いに、
日頃からストレスや不満をため込んでいます。
たとえ普段はストレスや不満を顔に出していなくても、
心の便秘が爆発することはよくあります。
ひどい扱いを受けていた
暴言や暴力なども含め、
妻からひどい扱いを受けていると、
家を出て行ってしまうことがあります。
「言い方がきつい」
「何かにつけて責められる」
「手を出されたことがある」
もし心当たりがある場合は、
その仕返しとして家を出て行ったのでしょう。
あるいは子供がひどい扱いを受けている場合も、
子供を守ろうと一緒に家を出ることがあります。
また夫がつらい時に寄り添わなかったのを、
根に持たれていることもあるでしょう。
話を聞いてくれないと思った
「話し合って解決しよう」と妻は思うかもしれません。
ですが夫は話し合っても無駄だと思っているのです。
そもそも話し合って解決するなら、
家を出ていくことはありません。
「意見を伝えても丸め込まれてしまう」
「自分の意見は否定されてばかりだ」
過去にこうした経験があると、
これ以上話し合いをしても無駄だと思い、
実力行使で家を出て行くのです。
夫婦関係の悩みの原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
旦那が出て行って後悔している状況も、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
妻である自分の自信のなさが影響して、
夫にストレスや不満を感じさせてしまいます。
日頃の仕事のストレスを家庭で発散したり、
自信がないから家族の上に立とうとしたりと、
態度や振る舞いに出てしまうのです。
そもそも自信があれば家庭も円満ですし、
お互いの意見を尊重しながら関係を築けています。
仕事やプライベートでも問題が発生しているかも
そして自信のなさの影響は、
家庭だけにとどまりません。
仕事や人間関係など他の場面でも、
問題が発生していることがあります。
職場の人間関係に悩んだり、
仕事で大きなミスをしたり、
友人から見放されてしまたりと、
家庭以外の場面でも問題が発生するのです。
あるいは子供の頃から自信のなさの影響で、
同じ悩みを繰り返してきたかもしれません。
後悔するだけでは変わらない
「旦那が出て行ってしまった…」と後悔しても、
現状は一向に変わりません。
今までの行動の積み重ねで、
旦那が出て行ってしまったのです。
もしこのまま離婚をしても、
新たな人間関係で悩みを抱いてしまうでしょう。
あるいは話し合って解決しても、
しばらくすると再び同じ振る舞いをして、
旦那が出て行ってしまうこともあるでしょう。
自信のなさと向き合い、
まず自分が変わることが必須なのです。
現状を好転する方法
旦那が出て行った状況ですが、
離婚することもあれば、よりを戻すこともあります。
この先どんな未来を歩むかは、
自分次第でいくらでも変わりますし、
相手の意向もあるのでコントロールできません。
ここで大事なのは、今回の事態を繰り返さないこと。
そして旦那が出て行った原因に向き合うのは、
夫婦関係の改善だけにとどまらず、
生き方を根本から変えることにつながります。
これから紹介する2つの方法を、
日々繰り返し実践してください。
2つの方法が習慣化することで、
今後の人生で同じ悩みを繰り返すこともなくなります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
夫婦関係の悩みを抱える人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
頭の中でストレスが蓄積され、
家族にきつく当たってしまうことがあります。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
誰かに気持ちを聞いて欲しいと求めすぎている状態なのです。
独り言で構わないので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことで、
次第に冷静さを取り戻せます。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
夫婦関係の悩みを抱える人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
自分の気持ちがわからなくなります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で生きているのです。
相手に求め過ぎてしまったり、
相手をコントロールしようとしたり、
相手の顔色をうかがう様になります。
「どうしたい?」と自分軸で問いかけるのは、
幸せな家庭を築くヒケツです。
自分がしたいことに気づくほど、
相手のしたいことも尊重できるので、
ストレスなく関係を築いていけるのです。
旦那が出て行ってしまったのは、
自分自身の課題と向き合うチャンスでもあります。
もちろんつらいでしょうし後悔もするでしょうが、
嘆いているだけでは何も変わりません。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。