8Feb
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
・素直でなく自分の考えに固執して、それを通そうとすること。
・これと思ったことは良くも悪くも押し通すこと
これが意地っ張りの辞書的な意味です。
仕事でも人間関係でも、
意地っ張りな一面が出てしまい、
上手くいかず悩んでいる人は多いです。
ストレスも感じますし、
幸せな未来が待っていないことは確かです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
意地っ張りな原因と克服法を解説します。
なぜ意地っ張りなのか?
意地っ張りになるのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
失敗が怖い
「間違えたら…」
「ミスをしたら…」
この様に失敗を恐れるほど、
意地っ張りになります。
失敗が怖いから、
周りの意見も素直に受け入れられず、
自分の考えに固執してしまいます。
意地っ張りでいることで、
失敗を回避できることがあるのです。
ですが失敗を恐れていては、
成功することもありませんし、
人間関係も悪化します。
その意味では失敗を恐れ続けるのが、
実は最大の失敗なのです。
相手と自分を比べている
「あの人に比べて自分は…」
「あの人よりも上に立たなきゃ…」
この様に相手と自分を比べるほど、
素直になれず意地を張ります。
変なプライドが出てきたり、
自分の意見を無理にでも押し通すこともあります。
優劣や勝ち負けや上下関係を気にする人ほど、
実は意地っ張りな一面があります。
プライドが高い
プライドが高い人ほど、
プライドが刺激される場面で意地っ張りになります。
自分を守ろうとしたり、
相手を打ち負かそうとして、
意地を張ってしまうのです。
プライドが高いままだと、
人間関係は悪化します。
周りが見えなくなったりと、
良いことは何もないのです。
意地っ張りな原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
意地っ張りな根本原因も、
自分の自信のなさなのです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば意地っ張りになりません。
周りと協調しながら、
自分の気持ちに素直に行動できます。
失敗を恐れたり、
周りと自分を比べ続けたり、
プライドが高くなってしまうのも、
自信のなさが原因なのです。
幼少期の記憶も影響
そして私たちの自信のなさは、
幼少期の経験で形作られます。
生まれた時から意地っ張りな人はいません。
周りと自分を比べず、
失敗を恐れることもなく、
自分らしく振る舞っていたのです。
ですが成長する中で自信がなくなり、
意地っ張りになってしまいます。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
意地っ張りになってしまうこともあります。
「親の顔色を伺っていた」
「親に怒られてばかりだった」
「親も意地っ張りだった」
たとえばこうした場合は、
子供にも悪影響が及んでしまうのです。
ですが見方を変えれば、
生まれた時から意地っ張りな人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものなので、
誰でも今から現状を変えられます。
意地っ張りの克服法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
意地っ張りの克服法を解説します。
2つの方法を実践することで、
意地を張らず振る舞える様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
意地っ張りな人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
周りの反応が気になったり、
失敗を恐れる様になります。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
意地っ張りな自分を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることで、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
意地っ張りな人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
相手の反応や評価が気になり、
自分の気持ちに素直になれないのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
意地っ張りな自分を克服するために不可欠です。
意地っ張りは性格ではなく、
後天的に身についただけなので、
今から変えられます。
仕事でもプライベートでも、
意地っ張りな自分のままでは、
幸せな未来が待っていません。
やりたいことに挑戦できず、
人間関係も悪化するので、
悩みを抱き続けてしまうのです。
意地っ張りの根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
今から現状は変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。