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遡及的嫉妬をやめたい!心理背景と対処法を独自に解説

[最終更新日]2025/04/29

こんにちは、伊庭和高です。

今回は遡及的嫉妬について取り上げます。

 

・遡及的嫉妬とは何なのか?

・遡及的嫉妬をする心理や原因は何か?

・遡及的嫉妬の対処法は?

 

ぬいぐるみ心理学の視点から解説します。

 

遡及的嫉妬とは?

そもそも「遡及(そきゅう)」とは、

過去にさかのぼることを意味します。

 

そのため遡及的嫉妬も過去に意識が向いている状態です。

 

「過去のパートナーにとらわれて、過度な嫉妬心を抱くこと」

これが遡及的嫉妬です。

 

既に一切の連絡を断っていても、

遡及的嫉妬は発生します。

 

過去のパートナーのことを思い出し、

嫉妬心が生まれてしまうのです。

 

あるいは広い意味で定義するならば、

たとえ付き合ったことがなくても、

過去に好きだった人を思い出し嫉妬することもあります。

 

過去に嫉妬しても幸せな未来は訪れない

どれだけ遡及的嫉妬を続けても、

幸せな未来は訪れません。

 

過去にとらわれている状態ですし、

嫉妬をするほどネガティブな気持ちが強まります。

 

何より過去のパートナーのことなので、

どれだけ嫉妬しても現状が変わることはありません。

 

新たな恋愛に進めなかったり、

仕事や日常生活にも影響が出たりと、

自分の人生が前に進まないのです。

 

遡及的嫉妬をするのはなぜ?

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

遡及的嫉妬をするのも自信のなさが原因です。

 

自信があれば過去のパートナーにとらわれて、

過度な嫉妬心を抱くことはありません。

 

過去は過去として区切りをつけ、

今この瞬間を楽しめていますし、

幸せな恋愛に向けて進めるでしょう。

 

自信がないから過去にとらわれ苦しむのです。

 

「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」

代表例を3つ紹介します。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

相手にどう思われるか気にしている

相手にどう思われるか気にするほど、

過去にとらわれやすくなります。

 

恋愛でも自分の気持ちを脇に置き、

相手の反応を優先してしまいます。

 

相手が求めているだろう行動をとり、

良い子を演じることもあります。

 

「これを言ったらどう思われるか…」

「相手に合わせた方がいいかな…」

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸で恋愛をしてしまいます。

 

だからこそ自分を出せず、

「こうすればよかった…」と後悔しやすいのです。

 

結果的に過去にとらわれ嫉妬心も強まります。

 

寂しがり屋

寂しがり屋な人ほど、

過去の恋愛にとらわれてしまいます。

 

寂しくなった時に過去を思い出し、

過度な嫉妬心を抱くのです。

 

過去のパートナーとの時間では、

寂しさを埋められたかもしれません。

 

寂しさが嫉妬心につながり悩むのは、

恋愛においてよく見られるのです。

 

また私は12個の質問(二択)に答えるだけで、

寂しがり屋度を判定するテストも作りました。

 

寂しがり屋かもしれないと心当たりがある場合は、

こちらもぜひやってみてください。

 

自分で自分を満たせない

自分で自分を満たせない人ほど、

恋愛で相手に満たしてもらおうとします。

 

結果的に相手に依存してしまったり、

相手の反応に一喜一憂してしまいます。

 

一時的に相手に満たしてもらえても、

次の瞬間には不安になってしまうのです。

 

既に過去のパートナーになっていても、

当時は自分を満たしてくれていたので、

過去を思い出し嫉妬してしまうことがあります。

 

遡及的嫉妬の対処法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法をお伝えします。

 

2つの方法を実践することで、

遡及的嫉妬をやめることができます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

過去に嫉妬してしまう時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど過去を思い出し、

嫉妬心を強めてしまうのです。

 

遡及的嫉妬をしているのは、

決まって頭の中で考えている時です。

ここでポイントになるのが、

「まず自分で声に出すこと」

 

友達や同僚や家族など周りの人に、

いきなり気持ちを吐き出さないでください。

 

自分の気持ちを吐き出せば、

確かにスッキリするでしょうが、

相手は良い気分になりません。

 

「また同じ悩みを聞かされている…」

「自分で何とかしてよ…」

 

最初は親身になってくれても、

何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、

関係が悪化する可能性があるのです。

 

いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、

誰かに気持ちを聞いて欲しいと求めすぎている状態なのです。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

遡及的嫉妬を手放すための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

遡及的嫉妬をしてしまう時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

相手に求める気持ちも強まりますし、

相手の反応も気になります。

 

結果的に過去の恋人が気になり、

嫉妬心を強めてしまうのです。

 

また「どうすればいいの?」と考えがちな人は、

自分がどうしたい?と問いかけていないので、

遡及的嫉妬をしやすい傾向があります。

 

「私はどうすればいいの?」と答えを周りに求め、

相手の反応を気にしやすくなります。

 

語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、

遡及的嫉妬をやめるために不可欠です。

遡及的嫉妬に悩む状況を放置しても、

幸せな未来は待っていません。

 

過去の恋愛にとらわれてしまい、

いつまでも現状が好転せず苦しいでしょう。

 

遡及的嫉妬をしてしまう根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。