27May
[最終更新日]2025/05/27
こんにちは、伊庭和高です。
今回は恋愛のマインドブロックについて取り上げます。
「自分自身の行動を制限する思い込みのこと」
これがマインドブロックです。
たとえば恋人を作りたいと思っても、
「自分に恋愛は無理だ」という思い込みがあると、
実際に付き合えなくなります。
あるいは結婚したいと思いながらも、
「結婚してはいけない」という思い込みがあると、
実際に結婚できなかったりします。
マインドブロックとは、
過去の経験や記憶から形成されています。
つまり過去に影響を受けて、
自分が望む現実を手に入れることができないのです。
「マインドブロックを外したい」
「マインドブロックを解除したい」
年齢や性別を問わず、
こうした相談が寄せられることもあります。
一方でマインドブロックを外せたのに、
一向に現実が変わらず効果を実感できない人もいます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛のマインドブロックの外し方を解説します。
またマインドブロックができる心理背景や原因もお伝えします。
目次
なぜ恋愛のマインドブロックができるのか?
そもそもマインドブロックとは、
過去の経験や記憶から形成されています。
過去の恋愛での経験から、
マインドブロックができてしまうのです。
もし過去の恋愛経験がなくても、
友達や家族などの人間関係の影響を受けて、
恋愛のマインドブロックが形成されることもあります。
あるいはメディアやSNSの情報を信じて、
マインドブロックが形成されることもあるのです。
「自分は愛されない」
「尽くさなければ愛されない」
「付き合うには自分を犠牲にしないといけない」
「相手からアプローチされないと付き合えない」
「振られるのが怖いから告白できない」
これらはマインドブロックの一例ですが、
マインドブロックを持ち続けても幸せな恋愛ができないのは確かです。
親との記憶が影響している
また親との記憶が影響して、
恋愛のマインドブロックが形成されることもあります。
私たち人間が生まれてから最初に接するのが親です。
そして人生で最初に目にする愛の形が親のパートナーシップなのです。
親の様子を見てマインドブロックが形成され、
自分の恋愛に影響を与えるケースもよくあります。
たとえば親同士の仲が悪かったり、
両親どちらかが夫婦関係で悩んでいると、
それが自身の恋愛にも影響するのです。
母親から夫婦関係のグチを聞かされ続けていると、
「恋愛や結婚をしても幸せになれない」というマインドブロックが形成されます。
そのためいざ自身が恋愛するうえでも、
「幸せになれない」という思い込みが無意識に生まれるのです。
あるいは親に愛されるためにマインドブロックを形成することもあります。
「良い子でいないと親に見捨てられる」と思っていれば、
自身の恋愛でも良い子でいようとします。
良い子でいることで恋人から見捨てられない様にするものの、
自分を犠牲にしてしまい関係がうまくいかないのです。
つまり恋愛のマインドブロックには、
親との記憶も影響を与えています。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛でマインドブロックが生まれるのも、
自分の自信のなさが影響しています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があればマインドブロックも外せます。
過去の恋愛や親との記憶に影響を受けず、
自分が望む形で恋愛ができるのです。
ですが自信がないからこそ、
マインドブロックを形成し恋愛に悪影響が出てしまいます。
つまりマインドブロックを手放せるかどうかは、
自信の有無が永享しているのです。
恋愛のマインドブロックがあるとどうなるか?
恋愛のマインドブロックを持ち続けても、
幸せな恋愛はできません。
付き合うことができなかったり、
自分の中でマイナス思考を続けてしまいます。
たとえ付き合うことができても、
どこかで関係が悪化してしまうでしょう。
もしマインドブロックを持ったまま結婚すれば、
結婚後にも悪影響が及びます。
それこそ結婚したら常に一緒にいるので、
付き合っている時以上に悩みが表面化しやすいのです。
相手を変えても悩みが繰り返される
「付き合う相手を変えればうまくいく…」
この様に思っている人もいますが、
それは間違っています。
付き合う相手や環境を変えても、
自分が変わらないと同じ悩みに直面します。
マインドブロックは相手を変えても消えずに残り続けるのです。
その意味で恋愛の悩みとは、
時間が解決してはくれません。
自信のなさと向き合いながら、
マインドブロックを外すために具体的な取り組みをする必要があります。
恋愛のマインドブロックの外し方
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛のマインドブロックの外し方を解説します。
3ステップを繰り返し実践することで、
マインドブロックを解除し幸せな恋愛ができる様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初のステップが、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
マインドブロックを持っている人は、
自分の気持ちを声に出せていません。
普段から声に出さず頭で考えています。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる特性があります。
一説では1日に考える事柄の90%が、
ネガティブな内容とも言われています。
ネガティブに考えるほど恋愛がうまくいかず、
マインドブロックの影響を受けてしまいます。
どんな気持ちでもかまいません。
自分で自分の気持ちを声に出すことは、
現状を好転するために不可欠です。
そしてここで重要なのが、
「まず自分で声に出すこと」
友達や家族や同僚や恋人など、
誰かにいきなり気持ちを吐き出さないでください。
いきなり誰かに声に出すのは、
実は間違った方法なのです。
「私の話を聞いてほしい」
「つらい気持ちを受け止めてほしい」
この様に相手に求める気持ちが強まり、
グチや不満もこぼしやすくなります。
最初は相手も親身に聞いてくれるものの、
次第に嫌になってくるでしょう。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すと、
相手との関係が悪化するリスクがあるのです。
まず自分で自分の気持ちを声に出すことが、
恋愛の悩みを解決するために不可欠です。
マインドブロックを解除する
次のステップがマインドブロックを解除すること。
声に出しながら自分の気持ちを受け止め、
マインドブロック解除のための取り組みをしていきます。
「なぜ?」
「いつから?」
「誰に?」
「どこで?」
「なぜ?」
「どんな?」
ぬいぐるみ心理学でオススメしているのは、
5W1Hを活用してマインドブロックを解除することです。
5W1Hを活用し自分の気持ちを掘り下げるほど、
自分の中での思い込みに気づきやすくなります。
「なぜ恋愛でマインドブロックがあるのか?」
「いつから恋愛がうまくいかないのか?」
この様に5W1Hを使ってみましょう。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして最後のステップが、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
実はこの最後のステップが、
マインドブロックを解除するために非常に重要です。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
実はマインドブロックが解除できない人は、
自分を主語に問いかける習慣がありません。
自分以外の誰かや何かのことを先に考えています。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなければいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
「させたい」
「してもらう」
たとえばこれらの言葉は自分を主語にしていません。
相手のことを先に考えています。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっているのです。
他人軸になっていれば、
いつまでも自分の意志で行動できず、
一向に現状が変わりません。
周りの言葉に振り回されて、
さらに悩みが深まることもあるのです。
また恋愛で悩み続ける人は、
「どうしたらいいのか?」と問いかけている可能性があります。
「どうしたい?」ではなく「どうしたらいいのか?」になっているのです。
「私はどうしたらいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けてしまうので、
いつまでも現状が変わらず悩み続けてしまいます。
「どうしたいのか?」と普段から問いかけ、
自分軸を持って行動することが、
幸せな恋愛をするために不可欠です。
ここまで紹介した3ステップに取り組むことで、
現状が好転した例を数多く見てきました。
自信のなさと向き合いながら、
恋愛のマインドブロックを手放し、
自分が望む関係を築ける様になるのです。
恋愛のマインドブロックは、
今すぐに手放すことができます。
自信のなさと向き合い、
3ステップを実践することで、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。