3Nov
[最終更新日]2025/11/03

こんにちは、伊庭和高です。
ちょっとしたことで涙が出たり、
笑っていたのに急に怒りが湧いたり、
そんな自分に戸惑っていませんか?
「またやってしまった」
「自分だけこんなに動揺するのはおかしい」
この様に感情の波が激しいと、
仕事でも私生活でも「安定していない自分」に疲れてしまいます。
感情の起伏が激しい状態は、
今すぐにでも改善する必要があるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
感情の起伏が激しい人の心理背景と克服法を解説します。
目次
感情の起伏が激しい人の心理
感情の起伏が激しい人には3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①周りの目を気にしている

「変な風に思われてしまわないか…」
「評価が下がらない様にしなきゃ…」
「相手に合わせた方がいいかな…」
この様に周りの反応や評価を気にするほど、
感情の起伏は激しくなります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
周りが何を考えているかは、
どれだけ考えてもわかりません。
絶対に正解がわからない問題を解いている状態です。
それなのに周りの目を気にしてしまえば、
不安や恐怖心や怒りなどネガティブな感情が心に充満します。
感情のアップダウンが激しくなり、
自分で制御できなくなるのです。
②相手に求めすぎている

「私の話を聞いて欲しい」
「もっと気にかけて欲しい」
「わかってくれない」
この様に「して欲しい」「してくれない」が浮かんだら要注意。
相手に求めすぎています。
相手が期待に応えてくれるかどうかは、
どれだけ考えてもコントロールできません。
相手に求める気持ちが強まるほど、
期待通りの反応が返ってこないと感情が激しく乱れるのです。
③自分の気持ちを我慢している

言いたいことを飲み込んだり…
やりたいことをやらなかったり…
自分の気持ちを我慢しがちな人は、
感情の起伏が激しくなります。
私はよく「心の便秘」という言葉を使いますが、
抑え込んだ感情が心の中で便秘状態になっているのです。
そして便秘はいつか解消される様に、
ため込んだ感情もどこかで爆発するので、
感情の起伏が激しくなってしまいます。
自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
感情の起伏が激しいのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば感情を自分でコントロールできます。
感情が乱れても気持ちを落ち着かせ、
穏やかに日々を過ごせるのです。
その一方で自信がないと感情の乱れに飲まれてしまいます。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
自信のなさが根底にあります。
幼少期の記憶も影響

私たちの自信のなさは幼少期の経験も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
それが成長し大人になる中で、
自信がなくなり感情の起伏が激しくなるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
感情の起伏が激しくなるケースもあります。
「親の顔色をうかがっていた」
「親の期待に応えようとしていた」
「親に怒られるのが怖かった」
「親も感情の起伏が激しい人だった」
たとえばこうした場合は、
子供にも悪影響が出てしまうのです。
感情の起伏が激しいままだとどうなるか?

感情の起伏が激しいままでは、
幸せな未来は待っていません。
仕事でもプライベートでも、
相手の信頼を失ってしまったり、
緩徐に振り回され疲れてしまいます。
いつまでもネガティブに考えて、
つらい気持ちに襲われるかもしれません。
また転職や異動や引越しなどで環境を変えても、
自分が変わらなければ同じ悩みを繰り返します。
感情の起伏が激しい状況は、
時間が解決してはくれないのです。
ただし先ほどもお伝えした様に、
生まれた時から感情の起伏が激しい人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
成長する中で好転的に身についたものだから、
誰でも今から現状を好転することができます。
感情の起伏が激しいのを改善する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
感情の起伏が激しいのを改善する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
感情の波を穏やかにできます。
自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
感情の起伏が激しい人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
感情に振り回されてしまいます。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
声に出せば出すほど、感情の乱れは落ち着きます。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
感情の起伏が激しい人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
「してくれない」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応や評価が気になったり、
相手に求めすぎてしまいます。
まさに他人軸になってしまうのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
感情の起伏が激しい悩みを改善するために不可欠です。
自分がしたいことへ意識を向けると、
周りの反応や評価を気にしなくなりますし、
次第に冷静さを取り戻せます。

仕事でもプライベートでも、
感情の起伏が激しいままでは良いことはありません。
思わぬ失敗をしてしまったり、
信頼を失ってしまうこともあるでしょう。
感情の起伏が激しいと悩む根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
仕事・恋愛・友達・夫婦関係など、
さまざまな場面で自分が望む毎日を実現できます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。
