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見返りを求める人と求めない人の違いは5つ!

[最終更新日]2025/12/04

こんにちは、伊庭和高です。

 

「自分ばかり損している気がする」

「どうして相手は返してくれないの?」

 

この様に見返りを求めて悩んでいる人は多いです。

 

見返りを求めることで人間関係がしんどくなり、

相手を責めたり自分を責めたりしてしまうこともあります。

 

見返りを求め続けるのはつらいのです。

 

この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、

見返りを求める人と求めない人の違いをわかりやすく解説します。

 

その上で見返りを求めてしまう人に向けて、

どうすれば改善できるのかもお伝えします。

 

見返りを求める人と求めない人の違い

 

見返りを求める人と求めない人には、

5つの違いが存在します。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

両者の違いを、順番に解説します。

 

①周りと自分を比べている

「あの人に比べて自分は…」

「あの人の方が優れているのでは…」

 

この様に周りと自分を比べがちな人は、

見返りを求める傾向があります。

 

仕事でもプライベートでも、

周りと比べるほど劣等感を抱きやすくなります。

 

そして劣等感を手放すために、

見返りを求めた行動をとり始めます。

 

評価や愛情など様々な見返りを期待する中で、

劣等感を手放し優越感を得ようとするのです。

 

その一方で見返りを求めない人は、

そもそも周りと自分を比べません。

 

周りは周り、自分は自分だと思いながら過ごしているのです。

 

②自分で自分を満たせていない

自分で自分の心を満たせていない人は、

誰かに満たしてもらおうと考えます。

 

誰かに満たしてもらうために、

見返りを求めた行動をとってしまうのです。

 

一時的に見返りが得られて満たされても、

自分で自分を満たせていない状態は不安定です。

 

栄養ドリンクに頼りきりの状態の様に、

誰かに見返りを求めて期待し続けてしまいます。

 

その一方で見返りを求めない人は、

自分で自分を満たすことができています。

 

③相手に求め過ぎている

「私の気持ちを受け止めてほしい」

「言う通りに動いてほしい」

 

この様に「してほしい」が浮かんだ時は要注意。

相手に求め過ぎています。

 

どれだけ相手に期待して求めても、

相手の行動はコントロールできません。

 

期待した見返りが得られないと、

イライラもやもやしてしまうでしょう。

 

その一方で見返りを求めない人は、

相手に求め過ぎることがありません。

 

④自分を犠牲にしている

普段から自分を犠牲にしがちな人は、

見返りを求める傾向があります。

 

「これだけ我慢しているのだから…」

「自分を犠牲にしているのだから…」

 

自覚の有無にかかわらず、

犠牲にすることで見返りを求める気持ちが強まります。

 

ただし期待した見返りが得られないと、

心の中でネガティブな気持ちをため込んでしまいます。

 

その一方で見返りを求めない人は、

自分を犠牲にせずに振る舞えています。

 

自分の気持ちを大切にしながら、

相手のことも尊重できているのです。

 

⑤自己肯定感が低い

「どうせ自分はダメだ…」

「自分には価値がない」

 

この様に自己肯定感が低い人は、

周りに見返りを求めがちになります。

 

自分で自分を肯定できていないので、

周りから肯定してもらおうとして見返りを求めるのです。

 

その一方で自己肯定感が高い人は、

見返りを求めることもありません。

 

見返りがなくても自分を肯定できているので、

そもそも見返りを求めないのです。

 

見返りを求める原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

見返りを求めてしまうのは、

自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば見返りを求めることもありません。

 

先ほど紹介した5つの違いも、

自信のなさが背景にあります。

 

自信がないことで周りに見返りを求めて悩み続けるのです。

 

幼少期の記憶も影響

私たちの自信のなさは幼少期の記憶も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張できていました。

 

それが成長し大人になるにつれ、

自信がなくなり見返りを求める様になるのです。

 

その意味で見返りを求めるのは性格ではなく、

成長する中で後天的に身についた特性です。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

見返りを求める様になることがあります。

 

「親の期待に応えようとしてきた」

「親の顔色をうかがっていた」

「親に怒られたりダメ出しされることが多かった」

「親も見返りを求めがちな人だった」

 

たとえばこうした場合は子供にも悪影響が及びます。

 

見返りを求め続ける人の末路とは?

現状を放置しても、幸せな未来は待っていません。

 

仕事でもプライベートでも見返りを求めれば、

どこかで大きな壁に直面します。

 

期待した見返りが得られずに、

精神的に不安定になってしまうこともあります。

 

あるいは周囲からの信頼を失い、

関係が悪化してしまうこともあるでしょう。

 

そして異動や転職や引っ越しなどで環境を変えても、

自分が変わらなければ同じ悩みを繰り返します。

 

見返りを求めてしまう状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

ただし先ほどもお伝えした様に、

見返りを求めるのは性格ではありません。

 

成長する中で身についた癖なので、

誰でも今から改善できるのです。

 

見返りを求めずに生きる方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状からの改善法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

見返りを求めることなく振る舞える様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

見返りを求めてしまう人は、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる特性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄のうち、

9割がネガティブな内容だと言われています。

 

頭の中で考えるほどネガティブな気持ちになり、

周りに見返りを求めやすくなります。

 

先ほど紹介した5つの違いも、

頭の中で考えている時に起こりがちです。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を好転する第一歩です。

 

ブツブツと自分の気持ちを声に出すうちに、

言葉に出すことに慣れていきます。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

見返りを求めてしまう人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手にどう思われるかが気になったり、

相手に求め過ぎてしまう様になるので、

見返りを求めやすくなります。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になっている状態です。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

見返りを求めるのを改善するために不可欠です。

 

自分がしたいことを問いかけ、

主体的に行動する場面が増えるほど、

周りに見返りを求めなくなります。

 

自分で自分を満たすことができるので、

周りの言動に影響を受けなくなるのです。

見返りを求め続けるのはつらいですし、

人間関係もうまくいかなくなります。

 

見返りを求めてしまう根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を変えていきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。