17Mar
[最終更新日]2026/03/17

こんにちは、伊庭和高です。
「人に与えられる人になりたい」
「周りから信頼される存在になりたい」
「ギバーの考え方に憧れている」
こうした声は年齢や性別を問わず多いです。
仕事でもプライベートでも、
ギバーになることで物事が上手く進んだり、
毎日に充実感を抱きやすくなります。
その一方でギバーになったことで、
相手に利用されたり損をしないかと不安を抱く人もいます。
結論からお伝えすると、
ギバーになること自体は素晴らしい選択です。
ただし、ギバーのなり方を間違えると苦しくなるのも事実です。
この記事では心理的な背景を踏まえながら
「損をしないギバーになるにはどうすればいいか」を詳しく解説します。
目次
ギバーとは何か?
ギバー(Giver)とは、
見返りを求めすぎず人に価値を与えられる人のことです。
・手助けを惜しまない
・情報や時間を分け与える
・相手が求める機会を紹介する
・相手の成長を喜べる
ただし重要なのは、
自己犠牲とは違うという点です。
「ギバー=我慢強い人」ではありません。
この点を誤解している人は、
想像以上に多いのです。
なぜ今「ギバーになりたい人」が増えているのか
・競争が激しい
・孤独を感じやすい
・人間関係が希薄
・既存の価値観や生き方に疲れた
こうした声は立場や職業を超えて多いです。
その中で
「与え合う関係性」
「奪い合わない生き方」
に価値を感じる人が増えています。
特に心理的に成熟した人や、
理念やビジョンを大事にする人ほど、
ギバー的な在り方に惹かれやすい傾向があります。
ギバーになれない人の心理的ブレーキ
「ギバーになりたいのになれない」
「気づけば我慢や自己犠牲をしてしまう」
こうした相談もよく寄せられますが、
ギバーになれない人には次の様な心理背景があります。
3つの心理背景を紹介しますが、
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①自分には与える価値がないと思い込んでいる
自分には与える価値がないと思っていると、
ギバーの行動が取れなくなります。
「ギブしていいのかな?」と無意識にストップをかけてしまうのです。
自己肯定感や自己価値が低い人ほど、
この思い込みを持っている傾向があります。
②相手の反応や評価を気にしている
「相手にどう思われるのか…」
「必要ないと言われるんじゃないか…」
「打算的だと思われたらどうしよう…」
この様に相手の反応や評価を気にするほど、
ギバーになれません。
相手にどう思われるかが気になり、
自分の気持ちに素直に行動できないのです。
あるいは相手の評価を気にするあまり、
見返りを求めてしまうかもしれません。
見返りを求めた行動はギバーではなく、
テイカーやマッチャーになるのです。
③嫌われたくない気持ちが強い
嫌われることを怖がっている人は、
ギバーの行動ができなくなります。
ギバーの行動をとった結果、
嫌われてしまうかもしれないと思い込んでいるのです。
確かに嫌われるのを怖がっていれば、
実際に嫌われることはないかもしれません。
ですが同時に好かれることもありません。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
他人軸になっている状態です。
「自分には足りない」という前提
ここまで3つの心理背景を紹介しましたが、
すべてに共通するのが「自分には足りない」という前提です。
どれだけ社会的に成功していたり、
周囲から評価されている人であっても、
「自分には足りない」と思い込んでいるケースは多いです。
その結果どれだけギブの精神で行動しても、
「まだ自分には足りない」と思い込んでしまうのです。
・ギバーになれる器ではない
・どれだけギブしても満たされない
・感謝されるだけの人間ではない
この様にマイナスな方向へ意識が向きやすいのです。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
ギバーになれず悩んでいる人も自信のなさが背景にあります。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
自信のなさが影響しています。
自信がないから相手の反応や評価が気になり、
嫌われないかどうか気にしてしまいます。
また自分には与える価値がないと思うのも、
自信のなさから来ています。
経営者や管理職など立場や影響力がある人でも、
自信のなさが心の中にある人はいます。
また仕事や恋愛や夫婦関係など特定の場面で、
自信がなくなってしまう人もいるのです。
間違ったギバー思考が人を苦しめる理由
よくある誤解が、
「ギバー=常に人を優先する人」という考え方です。
この思考のままギバーを目指すと、
・断れない
・疲れても無理をする
・不満が溜まる
結果としてテイカーに消耗される側になってしまいます。
これは本来のギバーではありません。
本当のギバーに共通する心理的特徴
健全なギバーには、
次の共通点があります。
・自分の心の余白を把握している
・無理な時は断れる
・与える相手を選んでいる
つまり「自分を大切にした上で与えている」のです。
ギバーの土台は優しさではなく、
自己理解と境界線です。
自信のなさが背景にあると、
自分を大切にできないので健全なギバーになれません。
我慢や自己犠牲のうえにギブをしたり、
ギバーになるのにブレーキを踏んでしまうのです。
健全なギバーになるには、
自信の有無が影響しています。
健全なギバーになる2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
健全なギバーになることができます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
ギバーになれなかったり、
無理して与え過ぎている人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
頭の中で考えている時ほど、
自分には足りない意識が出やすいのです。
また頭の中で考えている時には、
相手にどう思われるのかが気になりやすく、
結果的に他人軸が出てきやすいのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
ギバーになれなかったり、
無理して与え過ぎている人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応や評価が気になったり、
自分の気持ちを我慢しがちになります。
まさに他人軸になっている状態です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことへ意識を向け行動するほど、
自分の気持ちを大切にしながら周囲へ与えることができます。
見返りを求めることもなく、
自分軸を持ちながらギブできるので、
健全なギバーになれるのです。
大事なので繰り返しお伝えしますが、
健全なギバーとは自分の気持ちを大事にしています。
自己犠牲や我慢をしてまで与えませんし、
自分には足りないと思い込むこともありません。
そしてギバーについて悩む根本原因は自信のなさ。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。













