6Jul
[最終更新日]2020/11/09
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ぬいぐるみ心理学
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こんにちは、伊庭和高です。
今日はミラーリングについて取り上げます。
ミラーリングは最近注目されている心理学の法則の1つ。
「相手と同じ振る舞いをとれば、相手が好意を抱きやすい」というものです。
たとえば相手が飲み物を飲むタイミングで、自分も一緒に飲み物を飲む。
スマホを取り出したら、自分もスマホを取り出す。
これがミラーリングの一例です。
仕事であれば営業や職場内の人間関係で、
恋愛でも相手と親密になる方法として、
どんな場面でも応用することは可能です。
そしてミラーリングの素敵な所は、
「意識さえすれば比較的簡単に実践可能である」ことです。
「相手と同じ言動をとる」
これさえ意識していれば、実践するのはそこまで難しくないです。
ただしミラーリングについては、
使い方を間違えると逆効果。
相手もあなた自身もストレスを抱える原因になります。
私はぬいぐるみ心理学を提供する中で、
自分らしい人間関係を築く方法を伝えています。
相手に気を遣わず自分をさらけ出す。
素の自分に惹かれる人が結果として集まって来る。
そのための本質をお伝えしています。
ぬいぐるみの好き嫌いに関係なく、
ぬいぐるみと関わったことがない人はいないので、
誰でもでも応用可能な法則をお伝えしています。
では、ミラーリングはどうなのか?
「相手と同じ振る舞いをとる」という時点で、
自分らしさとは正反対の場所にありますよね?
相手に合わせて自分を作っているわけです。
良く見える自分を演じているとも言えますね。
これって非常に危険です。
相手は「演じている自分」に好意を抱きます。
仕事上で付き合って行くにしても、
恋愛で付き合って行くにしても、
その人の前ではひたすら自分を演じ続けなければいけません。
「仲良くなったんだから」
「付き合ったんだから」
こうした理由で演じるのをやめて、
本音を急にさらけ出すと、相手はビックリします。
「私が好きになったのは演じているあなたであって、
本音をさらけ出すあなたではない」
こう思われても文句は言えないんですよね。
ミラーリングを実践することで、
始めから良い自分を演じることにもつながります。
スタート地点からズレていると言えます。
だからといって私は一概に、
ミラーリングを否定するつもりはありません。
相手と同じ振る舞いをとれば、
好意を抱きやすいことは心理学的に証明されていますからね。
ここで大事になってくるのが「ミラーリングの使い方」
たとえば初対面でお互いに緊張している時に、
親密さを増すために使うのはアリです。
まだ関係性がそこまで生まれていなければ、
ミラーリングを上手く使えば親しくなれます。
ですがミラーリングはあくまで最初のキッカケ。
打ち解け始めたらミラーリングを実践せずに、
できる限り素の自分を出す様に意識してください。
ミラーリングをする期間が長いほど、
相手は演じているあなたに好意を抱きます。
結果として、お互いのストレスにもつながるのです。
ミラーリングは適度に。
これがポイントですね。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。