13May
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
先日、病院へ行ってきました。
もちろん命に関わる病気でもなく何てことはないんですが、
やっぱり病院はなじめません。
良い大人になったのに注射では顔をゆがめ続けていたので、
「痛くないですよ」とお医者さんに言われる始末(笑)
そこでふと、診察室にプーさんのぬいぐるみを見つけました。
子どもの頃はそこまで気に留めていなかったのですが、
ぬいぐるみ心理学を提供しているからこそ、
「なぜお医者さんにぬいぐるみが置いてあるのか?」気になりました。
小児科など子どもが通う病院には間違いなく置いてありますからね。
そこで今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
お医者さんにぬいぐるみが置いてある理由を探りたいと思います。
なぜお医者さんにぬいぐるみが置いてあるのか?
まず、お医者さんが子どもにとってどういう場所かをイメージしてください。
「お医者さん大好き!」
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なんて子ども、ほとんどいませんよね?
待合室にいると泣き出して止まらない子どもばかりです。
お医者さんは子どもにとっては行きたくない、嫌な場所なのです。
これはもう、お医者さんの人柄も関係なく、どうしようもない事実ですよね。
そんな病院にぬいぐるみが置いてあれば、
子どもは多少なりとも安心します。
実際、泣いている子どもの前に看護師さんが、
「ほーらほら!」とぬいぐるみを持って来てあやす場面。
あなたも見たことがあるでしょう。
もちろん全員に当てはまりませんが、
子どもにとってぬいぐるみは安心できる、落ち着ける存在なのです。
また、嫌らしい考え方になりますが、
病院側も子どもが一瞬泣き止むのを狙ってぬいぐるみを置いています。
それこそ注射なんかは子どもがぬいぐるみに気を取られている、
まさにそのスキに行ったりしますね。
お医者さんにぬいぐるみがあることは、
実は意図的に行われているのです。
これを日常に上手く活かすのであれば、
熱を出した子どもにぬいぐるみをプレゼントすることで、
一時的な寂しさをまぎらわすこともできますね。
病気の時だからこそ、ぬいぐるみは活用できますよ。
PS.1
余談ですが、長期入院中の子どもの病室に、
ぬいぐるみが飾られている光景を見たことはありますか?
長期入院の寂しさをまぎらわすためにプレゼントされたり、
大きな手術を控える子どもの支えになったりと、
ぬいぐるみは病院でも大活躍しているのです。
PS2.
これは決して子どもだけでなく、大人にも使えます。
恋人が熱を出して寝込んでいたら、
お見舞いにぬいぐるみをプレゼントするのもありですね。
こちらの記事にも書いた通り、
ぬいぐるみは本来は大人用のものでした。
大人がぬいぐるみを見て癒されるのも、
決しておかしなことではないんですよね。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。