20Oct
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日は、「ぬいぐるみ好きの大人は幼いのか」
というテーマです。
このブロガーの方が記事中で、
「大人がぬいぐるみ好きなのは未熟なのか」
という表現を使っています。
その理由として、
・ぬいぐるみは子どもが遊ぶものである
・人と上手くコミュニケーションがとれないのではないか
・精神的に幼いのではないか
これらを挙げていました。
「ぬいぐるみ=幼い」
まあ確かに、この認識は少なからずありますよね。
実際、ぬいぐるみって子どものおもちゃ売り場に大量にありますから。
ただ、私は必ずしも、
「ぬいぐるみ好き=幼い」
「大人になってもぬいぐるみ=カッコ悪い」
とは思いません。
「大人になってもぬいぐるみ、いいじゃないか!!」
と自信を持って言えます。
その理由は・・・
①大人になってもぬいぐるみを持つ機会が増えている。
例えば、カギやバックにつけるぬいぐるみのキーホルダー。
これは子ども限定ではなく、
大人もターゲットにした商品が出回っています。
さらに街中を歩けば雑貨屋さんや
服屋さんでぬいぐるみを見かけます。
それこそ、中高生が決して行かない様なお店にも、
平気でぬいぐるみが販売されています。
また、お店のインテリアの一部として
ぬいぐるみを使うお店も増えています。
これは、子どもだけでなく
大人にもぬいぐるみのニーズがあるからですし、
ぬいぐるみを置くことで売り上げ増加に
つながると踏んでいるからでしょう。
そして、カップルに目を向けても、
平気でぬいぐるみを女性にプレゼントする男性がいます。
「彼女が喜ぶと思って」ぬいぐるみをプレゼントしたのであり、
決して彼女が「幼い」からではないでしょう。
また、ディズニーでカップルがほぼ必ず買っていくであろう、
「ダッフィー・シェリーメイ」のぬいぐるみ。
自分たちが幼いカップルだからぬいぐるみ
(あるいは、ぬいぐるみのストラップ)を買う。
こんなこと、絶対ないですよね?
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はい、ということで、
「ぬいぐるみ好き=未熟、幼い」なんてことはないんです。
この理論を用いれば、ぬいぐるみのストラップをバックにつけている様な人も、
すべて未熟・幼いということになってしまいます。
実際、ぬいぐるみではなくガンダムの様なおもちゃや置物を、
ずっと大事に持っている人は普通にいます。
「ぬいぐるみ好き=未熟、幼い」のであれば、
そうした人も未熟だと言えますもんね。
ただ1つ言えるのは、
「人はぬいぐるみに理想の世界を重ね合わせる」
これは臨床心理学の分野で言われています。
ですからぬいぐるみとの関わり方には、
その人が求めている理想の関わり方が表れているんです。
それこそ結婚後に、
それまで愛用していたぬいぐるみを持参する人もいます。
「ぬいぐるみ好き=未熟・幼い」かどうかは置いておき・・・
ぬいぐるみとの関わり方を振り返ることで、
自分は人からどうされたいと思っているのか。
これを考えた方が、
よっぽど人生につながるなー、と感じています。
私が提供しているぬいぐるみ心理学も、
そのための手段として活動できます。
興味を持たれた方は、
まずは以下の無料講座に申し込んでみてください。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。