24Dec
[最終更新日]2024/12/24
こんにちは、伊庭和高です。
私はぬいぐるみ心理学を開発し、
これまで7000名以上の方のサポートをしてきました。
また著書の出版やメディア出演を通して、
ぬいぐるみ心理学を広めてきました。
最近では企業での研修・講演会の依頼も増えていますが、
メンタルヘルスやコミュニケーションのテーマが多いです。
実は気づかれていないのですが、
ぬいぐるみはメンタルヘルスに効果的です。
ぬいぐるみが好きかどうかは関係なく、
ぬいぐるみを活用することでセルフケアができるのです。
今回は独自の視点から、
ぬいぐるみとメンタルヘルスについて解説します。
ぬいぐるみがメンタルヘルスに効果的な理由
私たち人間にとってぬいぐるみは、
無条件の安心感を与えてくれる存在です。
見つめたり、抱きしめたり、
一緒に寝たり、話しかけたりと、
関わるほどに心がリラックスするのです。
赤ちゃんが自力で移動できる様になると、
ぬいぐるみやブランケットを一緒に持ち歩くと言われています。
お母さんの様な安心感を与え、
一人で行動する不安を軽減する働きが、
ぬいぐるみにはあるのです。
つまりぬいぐるみは私たちに、
お母さんの様な安心感をもたらしてくれるのです。
ぬいぐるみは大人が使うものだった
また歴史を振り返ると、
ぬいぐるみは古代エジプトの頃から存在しました。
当時はおもちゃとしてではなく、
宗教儀式や呪いをかける目的で使われていました。
むしろ神聖なものだと考えられていたので、
子どもは触れてはいけないものだったのです。
宗教儀式や呪いをかけるためなので、
ぬいぐるみは単なる物ではなく、
生きている(魂を持っている)と考えられていたのです。
だからこそぬいぐるみと関わるほど、
自然と安心感も生まれるのでしょう。
幸せホルモンが分泌される
また近年の研究ではぬいぐるみと関わることで、
オキシトシンが脳内で分泌されることがわかってきました。
「幸せホルモン」とも呼ばれていますが、
癒し・リラックス・幸福感につながるホルモンが、
脳内で分泌されるのです。
これもメンタルヘルスに効果的だと言えます。
ぬいぐるみと関わるほど、
精神的にリラックスできるでしょう。
ぬいぐるみとの効果的な関わり方
ぬいぐるみがメンタルヘルスに効果的な理由は、
これまで解説してきた通りです。
ただしぬいぐるみと関わろうにも、
周りの目や反応が気になったり、
どう関わってよいかわからないかもしれません。
大きさやキャラクターは何でもOKです。
ぬいぐるみの付いたストラップでも、
お人形さんでも大丈夫です。
自分がピンとくるぬいぐるみを使ってください。
・ぬいぐるみを枕元に置いて寝る
・ぬいぐるみに触れてみる
・ぬいぐるみを見つめる
これらは好き嫌いを問わず、
誰でも今から取り組みやすい方法です。
また仕事中にぬいぐるみとの関わりを、
意識的に取り入れることもできます。
たとえばパソコンの隣にぬいぐるみを置き、
仕事で悩んだり疲れた時に見つめてください。
リラックスできたり心に余裕が生まれ、
ストレスを溜め込まなくなります。
あるいは職場の引き出しにぬいぐるみを入れ、
悩んだ時に取り出してみるのも良いでしょう。
ぬいぐるみを机に置いているのも、
決して悪目立ちすることはないですし、
置き物の様な扱いで周囲は感じるでしょう。
ぬいぐるみでセルフケアをするメリット
誰かに話を聞いてもらおうにも、
相手のタイミングが良くなかったり、
相手に迷惑じゃないか心配になるかもしれません。
相手に相談するのをためらい、
自分の中で抱え込んでしまうこともあります。
溜め込んだストレスが限界を迎えれば、
精神的な不調になって現れてしまうでしょう。
その一方でぬいぐるみならば、
自分のタイミングで関われますし、
迷惑をかけることもありません。
完全に自己完結でセルフケアができるのです。
自分で自分のメンタルを整えることが、
ぬいぐるみ1つでできる様になるのです。
私はぬいぐるみ心理学において、
悩みを解決するぬいぐるみの関わり方や、
日常生活で意識して過ごすポイントをお伝えしています。
私は決してぬいぐるみを好きになって欲しいとは思っていません。
悩みを解決したり目標を実現するために、
手段としてぬいぐるみを使ってもらえれば良いと考えています。
メンタルヘルスにぬいぐるみは効果的なので、
ぜひ活用してみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。