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ぬいぐるみ心理学とペットセラピーの違い〜ペットよりもぬいぐるみが良い2つの理由〜

[最終更新日]2020/11/09

 

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

今日は「ぬいぐるみ心理学とペットセラピーの違い」

これについて解説します。

 

 

ぬいぐるみと関わることで、

ありのままの自分がどんなものかに気づける。

 

ぬいぐるみ心理学で一貫してお伝えしていることです。

 

これに対して、

「ペットではダメなのでしょうか?」

といった質問を受けることがあります。

 

実際、ペットと触れ合うことで癒しを得るセラピーもありますからね。

 

私自身、ペットセラピーの専門家ではありませんが、

「ペットよりもぬいぐるみの方が良い」と考えています。

 

今回はペットよりもぬいぐるみの方が良いと考える2つの理由をお伝えします。

 

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理由1:誰でも気軽に触れ合える

 

ぬいぐるみ 魂 画像

 

犬や猫を飼おうと思っても、

「犬派」「猫派」という言葉がある様に、

家族全体の同意がとれるかどうかはわかりません。

 

犬や猫の毛が室内に散らばりますし、

生活する上でのデメリットを感じることもあるでしょう。

 

中にはアレルギーを持っていて、

物理的に飼うのが不可能という場合もあります。

 

それに「犬を飼いたい!」と思い立っても、

すぐにお金を用意できるかも不透明ですよね。

 

飛び込み営業 怖い 画像

 

 

これに対してぬいぐるみは、

よほど大きなものでない限りは家族の同意もとりやすい。

 

毛が室内に散らばることもないですし、

机の上やベッドの中に入れたりと、

コンパクトに関わることもできます。

 

そしてこだわるならば別ですが、

ぬいぐるみであれば毎月のお小遣いを貯めれば小中学生でも手が届きます。

 

これほど誰もが気軽に触れられる。

ペットよりもぬいぐるみの方がメリットは大きいのです。

 

理由2:ぬいぐるみには感情はない

 

ぬいぐるみ療法 画像

 

ぬいぐるみにはありのままの自分自身が映し出されますが、

決して生きているわけではありませんよね。

 

一方でペットは生きています。

生きているということは感情もあります。

 

いつも100%絶対に、

あなたの気持ちを受け止めてくれるわけではありません。

 

これについて過去の私のイタイ失敗談を公開します。

 

 

実は私の実家では犬を飼っていました。

 

ヒメというメス犬で、

体重10キロ未満の小型犬。

抱きかかえることも容易にできました。

 

 

あれは私が中学3年生の時。

サッカー部に所属しており、

引退のかかった試合で負けて帰って来た時のことです。

 

あまりの悔しさに打ちひしがれて、

「誰かこの悔しさを受け止めて欲しい!」と感じていました。

 

そして自宅に帰って来てヒメを見つけ、

「とにかく俺の気持ちを受け止めてくれ!」と

勢いのままにヒメをお腹の上に乗せ、

あお向けになって抱きかかえました。

※すごい光景ですね…(笑)

 

しばらくじっとしていたヒメですが、

一向に離す気配のない私を見て、

歯を私の手に当てて怒りました。

 

 

「お前が悔しいのは関係ない!」

「苦しいから離してくれ!」

 

ヒメの本音は私の手に突き刺さりました。

 

 

まぁ家族だったので加減して歯を手に当てただけですが、

私の本音はヒメには受け止めてもらえませんでした。

 

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要するに、ペットにも感情があるということです。

 

感情があるからこそ、

嫌だなと思ったら当然反発するわけですね。

 

それに対してぬいぐるみには感情がない。

単なる物なのです。

 

だからこそ自分の気持ちを受け止めてくれますし、

ありのままの自分を自然と重ね合わせているのです。

 

 

私は決してペットセラピーを否定はしません。

効果があるからこそ、社会的にも認知されているのでしょう。

 

私がお伝えしたいのは、

あなたの本音を吐き出す上では、

「ペットよりもぬいぐるみの方が良い」ということです。

 

 

誰もが気軽に触れ合えるぬいぐるみ。

感情がなく、そのままの気持ちを受け止めてくれるぬいぐるみ。

 

ぜひ、触れ合ってみてください。

 

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。