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【毛布にくるまる心理背景】実はぬいぐるみと同じ!

[最終更新日]2022/04/01

こんにちは、伊庭和高です。

今日は毛布にくるまる心理背景を解説します。

 

このサイトのタイトルはぬいぐるみ心理学

 

「ぬいぐるみと毛布って関係あるの!?」

 

この様に思われたかもしれませんが、

実は毛布や布団にくるまる心理背景には、

ぬいぐるみと共通するものがあります。

 

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なぜ人は毛布にくるまるのか?

…もちろん寒い時は毛布にくるまるでしょう。

私も冬場は毎日の様に毛布にくるまっています。

 

これについて疑問を抱く人はいないでしょう。

 

ただ季節を問わず毛布にくるまる場合、

あるいは毛布を抱きしめる様にくるまる場合等、

「なぜくるまっているのか」気になることはありますよね。

 

毛布にくるまる心理背景として、

絶対に抑えていただきたいのは「安心感」です。

 

毛布は寝るときに使う物。

寝る空間というのは私達にとって、

絶対的にプライベートな空間です。

 

見知らぬ人はもちろん、

親しい友達であっても、

隣で一緒に寝たいかと言われると、

決してそんなことはないですよね。

 

誰にも邪魔されない完全にプライベートな空間。

どんな時も安心感を抱くことができる空間です。

 

だからこそ、寝る時に使う毛布。

毛布にくるまっているのは、

安心感を求めている言動とも言えます。

 

毛布とぬいぐるみは似ている

そしてぬいぐるみも毛布と同様、

無意識の内に安心感を感じる物です。

 

ぬいぐるみは意見も言わなければ否定もしない。

完全に自分の思い通りになる存在です。

 

ぬいぐるみと触れている時間。

あるいはぬいぐるみが枕元にある時間。

安心感を感じやすいのです。

 

またぬいぐるみと毛布は

移行対象という点でも同じです。

 

移行対象とは何か。

詳しくはこちらの記事で解説しているのですが、

安心感を感じてしまうという点では同じですよね。

 

人によって毛布にくるまる背景は違う

毛布にくるまる心理背景には、

安心感を求めているということがあります。

 

ですがどうして安心感を求めているのか。

この理由は人によって違います。

 

純粋に毛布の肌触りが好きな場合もありますよね。

 

ただし例えば仕事やプライベートで、

どこか周りの目を気にして

自分を抑え込んでいる場合。

 

あるいは親の愛情を感じられなかったり、

学校で孤立してしまっている場合。

 

毛布を通して一時的に安心感を得ることがあります。

 

なぜ毛布にくるまるのか。

その背景によっては、

安心感を日常生活で感じられないケースもあるのです。

 

これは非常に危険ですし、

毛布がなければ安心できなくなってしまうこともあります。

 

周りを気にしながら、

自信のない状態で過ごすことにつながるかもしれません。

 

なぜ毛布にくるまるのか。

具体的な背景は人によって違いますし、

私も個別で面談させていただく際には、

その背景を丁寧に聞く様にしています。

 

「毛布にくるまる背景に安心感があること」

まずはこの点を理解していただけたらと思います。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。