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自己中と自分軸の違いはシンプル!勘違いを防ぐ「語尾」を解説

[最終更新日]2023/11/28

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回は年齢や性別を問わず、

よく寄せられる質問を取り上げます。

 

「自分軸を持って生きていきたい」

「でも一歩間違えて自己中になるのが怖い…」

 

仕事でもプライベートでも、

自分軸を持って生きることは大切です。

 

日々の生活が充実しますし、

良好な人間関係も築けるでしょう。

 

ですが自己中になってしまうと、

悩みも増え人間関係もうまくいきません。

 

「どうすれば自己中にならないのか?」

「自己中と自分軸の違いは何か?」

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

違いを詳しく解説します。

 

自己中と自分軸の違いとは?

自己中とは、相手に自分の気持ちを押し付けている状態です。

 

相手をコントロールしようとしたり、

相手が望まない反応をしたらイライラしてしまいます。

 

一方で自分軸とは、自分の気持ちを表現している状態です。

 

相手の反応がどうであっても気にせず、

単に自分の意思表示をしているだけの状態です。

 

「して欲しい」と「したい」の違い

先ほどの説明をわかりやすく言えば、

自己中と自分軸の違いは「語尾」にあります。

 

自己中が「して欲しい」で、

自分軸が「したい」です。

 

「私の気持ちをわかって欲しい」

「言う通りに動いて欲しい」

「察して欲しい」

 

自己中になってしまう時ほど、

「して欲しい」が頭に浮かぶのです。

 

「して欲しい」とは、相手に求めている状態です。

 

どれだけ相手に求めても、

相手の反応は相手次第です。

 

相手をコントロールしようと思い、

相手に負担をかけてしまうかもしれません。

 

自分軸と自己中の勘違いを防ぐ

その一方で「したい」の主語は自分自身。

 

「これがしたい」

「この気持ちを伝えたい」

「話を聞きたい」

 

このように「したい」が語尾だと、

自己完結した行動が出てくるのです。

 

相手がどのような反応を示しても、

「したいことはできた」と納得できます。

 

「したい」が「して欲しい」になるほど、

相手に求める気持ちが強まります。

 

「どうしたい?」と問いかけ、

「相手にわかって欲しい」と思った場合、

それは自分軸ではなく自己中なのです。

 

「して欲しい」を自分軸だと勘違いすると、

物事がうまくいかなくなるのです。

 

自己中になってしまう根本原因

もちろん私は決して、

「して欲しい」と思うことを否定はしません。

 

相手に何かをして欲しいと思う瞬間は、

誰しも一度はあるでしょう。

 

ですがどれだけして欲しいと思っても、

相手の行動はコントロールできません。

 

不安やイライラばかり感じたり、

相手をコントロールしようとして衝突するかもしれません。

 

「して欲しい」と思えば思うほど、

悩みを抱きやすくなるのは間違いないのです。

 

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

「して欲しい」と相手に求め続けるのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

自信がないからこそ相手の反応に心が乱れ、

「して欲しい」と求め自己中になってしまうのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

「して欲しい」を「したい」に変換する

ここまで自己中と自分軸の違いを解説しました。

 

大事なのは、「語尾」です。

 

「して欲しい」と思った時に、

「どうしたいか?」と問いかけてみてください。

 

「して欲しい」を「したい」に変換することで、

自分軸を持って生きていくことができます。

 

仕事でもプライベートでも、

自分の気持ちを大切にしながら、

本当に望む毎日を送れるようになるのです。

 

自己中の一面が出てしまうのは、

自信のなさが原因です。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てるようになるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。