24Sep
[最終更新日]2025/09/24
こんにちは、伊庭和高です。
感謝の言葉が言えずに悩んでいる人は、
年齢や性別を問わず多いです。
「ありがとうが口から出てこない」
「なんだか恥ずかしくなってしまう」
仕事でもプライベートでも、
ありがとうが言えないままで良いことはありません。
相手に誤解を与えてしまったり、
人間関係が上手くいかない可能性もあります。
ありがとうが言えない自分が嫌になり、
憂うつな気持ちになることもあるでしょう。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
恥ずかしくてありがとうが言えない原因を解説します。
目次
なぜありがとうを言うのが恥ずかしいのか?
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
ありがとうが言えなかったり、
言うのが恥ずかしいと感じてしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば素直に感謝の気持ちを伝えられます。
自信がないから感謝が言えなくなり、
恥ずかしさを感じてしまうのです。
「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」
代表例を3つ紹介しますが、
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
相手にどう思われるか気にしている
「変な風に思われたらどうしよう…」
「怒られたり否定されたらどうしよう…」
この様に相手の反応を気にするほど、
ありがとうが言えなくなります。
感謝の言葉を伝えた時に、
相手にどう思われるのかが気になるのです。
相手にネガティブな印象を与えたり、
ネガティブな反応が返ってくることも、
何も言わなければ発生しません。
次第に感謝を伝えるのが苦手になったり、
恥ずかしさを感じる様になります。
相手と自分を比べている
「あの人と比べて自分は…」
「あの人より劣っているのでは…」
この様に相手と自分を比べていると、
ありがとうが言えなくなってしまいます。
優劣や評価を気にするあまり。
感謝の言葉が出てこなくなります。
「感謝したら自分の負けだ」と思い込んでいる人もいるのです。
ネガティブ思考
物事をネガティブに考えがちな人は、
ありがとうが言えない傾向があります。
感謝は幸福感を高めポジティブになれると、
近年の研究でも明らかになっています。
ですが普段からネガティブ思考をしがちな人は、
感謝を通してポジティブな気持ちを感じるのを遠ざけてしまいます。
あるいは感謝の気持ちを伝えても、
心がこもっていなかったりモヤモヤしてしまうのです。
ありがとうが言えないとどうなるのか?
仕事でもプライベートでも、
ありがとうが言えないままで幸せな未来は待っていません。
人間関係が悪化してしまったり、
余計な誤解を生んでしまう可能性もあります。
また感謝が素直に言えないことで、
自己嫌悪の気持ちが生まれることもあります。
ありがとうが言えなかったり、
恥ずかしいと感じる状況は、
できる限りすぐに改善する必要があるのです。
幼少期の記憶も影響している
ちなみに私たちの自信のなさは、
幼少期の記憶も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
それが大人になるにつれ自信がなくなり、
ありがとうが言えなくなってしまいます。
また私たちは親との関係が、
人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信がなくなり、
ありがとうが言えなくなる人もいます。
「親の顔色をうかがっていた」
「親に怒られるのを怖がっていた」
「親も感謝が言えない人だった」
たとえばこうした場合は、
子供にも影響が及ぶのです。
ですが冷静に考えてみると、
生まれた時から自信がない人はいません。
感謝が言えないのは性格ではなく、
後天的に身についただけなので、
誰でも今から現状を変えることができます。
現状を好転する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
ありがとうが言えない自分を変えることができます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
ありがとうが言えない人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
ありがとうが言えなくなったり恥ずかしくなります。
先ほど紹介した3つの心理も、
頭の中で考えている時に起こりやすいです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
ありがとうが言えない人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
周りと自分を比べがちになります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっているのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
ありがとうが言える様になるために不可欠です。
自分軸を持って行動できる人は、
自然と感謝が口から出てくるのです。
ありがとうが言えなかったり、
恥ずかしさを感じる状況は今から変えられます。
感謝の気持ちが素直に言えれば、
人間関係もより良好になりますし、
自分も気持ち良く過ごせます。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
感謝が言える自分に変わりましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。