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即断即決は性格ではない|2つのトレーニングで身に付く

[最終更新日]2025/11/09

こんにちは、伊庭和高です。

 

「すぐに決断できない」

「どうしても決められない」

「いつも“後で考えよう”になってしまう」

 

そんな自分に、もどかしさを感じていませんか?

 

ビジネスでもプライベートでも、

「即断即決」ができるかどうかが結果や満足感に大きくします。

 

即断即決できないとチャンスを失ったり、

タイミングを逃してしまうこともあります。

 

後で考えると決断を先延ばしにして、

結局何も決断しない人もいます。

 

即断即決できる力を身につけることは、

本当に望む人生を実現するために不可欠です。

 

この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、

即断即決できない人の心理背景と解決策をお伝えします。

 

即断即決できない人の心理背景

 

即断即決できない人には4つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

①失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう…」

「上手くいかなかったら…」

 

この様に失敗を恐れている人ほど、

即断即決ができなくなります。

 

失敗を恐れるあまりブレーキを踏んでしまうのです。

リスク回避の思考が出ている状態です。

 

失敗を恐れ続ければ決断しないので、

最悪の事態は回避できるかもしれません。

 

ですが同時に成功することもあります。

 

その意味では失敗を恐れ続けるのが、

実は最大の失敗なのです。

 

②完璧主義

「まだ十分ではない」

「もっと完璧に調べなきゃ」

 

この様に完璧主義の傾向があると、

即断即決できなくなります。

 

完璧さを求めるほど、

その場ですぐに結論を出せないのです。

 

時間をかけて考えようとして、

結局いつまでも結論を出せないこともあります。

 

完璧さを求めるのは否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

食べ過ぎや飲み過ぎと同様に、

何事もやり過ぎると反動が出て上手くいきません。

 

③周りの目を気にしている

「周りからどう思われるのか…」

「否定されたらどうしよう…」

「周りはすぐに決断しているのか…」

 

この様に周りの目や反応を気にするほど、

即断即決できなくなります。

 

自分の気持ちよりも先に、

周りがどう思うかを優先してしまうのです。

 

これでは自分の意志で決断できず、

まず顔色を伺うのが癖になります。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

他人軸で生きている状態です。

 

④自分の気持ちがわからない

「何がしたいかわからない」

「自分の感情がわからない」

 

この様に自分の気持ちがわからないと、

即断即決できなくなります。

 

そもそも自分のことがわかっておらず、

自分軸がない状態です。

 

これでは物事を即断即決できないですし、

そもそも自分が望む決断ができないでしょう。

 

自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

即断即決できないのは自信のなさが背景にあります。

 

自信があれば即断即決できますし、

自分の決断にも自信が持てています。

 

先ほど紹介した4つの心理背景も、

自信のなさが根底にあるのです。

 

そもそも自信がないのでその場で意思決定できません。

 

幼少期の記憶も影響

私たちの自信のなさは幼少期の記憶も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張できていました。

 

それが成長し大人になるにつれ、

自信がなくなり即断即決できなくなりました。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

即断即決できなくなる人もいます。

 

「親に怒られることが多かった」

「親の顔色をうかがっていた」

「良い子を演じていた」

「親も即断即決できない人だった」

 

たとえばこうした場合は子供にも悪影響が及びます。

 

即断即決は性格ではない

即断即決できないままでは、

幸せな未来は待っていません。

 

決断を先延ばしにしているうちに、

目の前のチャンスやタイミングを逃してしまいます。

 

もちろん中には即断即決せず、

時間をかけて考えたい場面もあるでしょう。

 

ですがその場合も即断即決できる人は、

「時間をかけて考える」という決断を即決でしているのです。

 

そして異動や転職や引っ越しなどで環境を変えても、

自分が変わらなければ同じ悩みを繰り返します。

 

即断即決できない状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

ただし先ほどお伝えした様に、

生まれた時から即断即決できない人はいません。

 

その意味で即断即決できないのは性格ではなく、

成長する中で後天的に身についた特性です。

 

そのため自信のなさと向き合うことで、

誰でも今から即断即決できる様になるのです。

 

即断即決できる自分に変わる方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

即断即決できない改善法をお伝えします。

 

2つのトレーニング法を繰り返し実践することで、

即断即決できる自分に変われます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

即断即決できない人は、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄のうち、

9割がネガティブな内容とも言われています。

 

ネガティブに考えるほど即断即決できなくなります。

 

失敗を恐れる気持ちが強まったり、

完璧主義の一面が出てきたり、

周りの目が気になってしまうのも、

決まって頭の中で考えている時です。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を好転する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

即断即決できない人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

これでは即断即決できず、

まず相手にどう思われるかを気にしたり、

周りの出方を伺ってしまうでしょう。

 

まさに他人軸になっている状態です。

 

また「どうしたい?」ではなく「どうすればいい?」と考えがちな人も即断即決できません。

 

「私はどうすればいいの?」という様に、

答えを誰かや何かに求めてしまうので、

いつまでも自分で結論を出せず時間が過ぎてしまいます。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

即断即決できないのを改善するために不可欠です。

 

自分がしたいことを問いかけ、

主体的に行動する場面が増えるほど、

決断するスピードも上がります。

即断即決できないままでは幸せな未来は待っていません。

 

今すぐ行動したり、

期限を決めて行動するからこそ、

自分の人生を自力で前に進められます。

 

仕事でもプライベートでも、

理想の未来を手に入れる鍵は即断即決です。

 

「どうしたい?」と問いかけることで、

自分が本当に望む決断がすぐにできます。

 

即断即決できない根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つのトレーニング法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。