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卒業式の謝恩会での挨拶を外さない心理学

[最終更新日]2020/11/09

 

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

さて、毎年卒業式シーズンになると出てくる悩みの1つとして、

「謝恩会の挨拶」があります。

 

保育園や幼稚園から、小学校・中学校・高校、そして大学まで、

卒業式後に謝恩会が行われることは珍しくはありません。

※かくいう私も、中学・高校と謝恩会を経験してきました。

 

保護者同士のつながりが強かったり、

伝統校であるほど、開催される傾向がある様ですね。

 

 

実際、乾杯の挨拶はもちろん、

会の途中で「では、ここで何人かの保護者の方に…」

なんてマイク回しが始まることもあります。

あるいは、余興なんかを頼まれている人もいるでしょう。

 

そのため、当たる可能性のある人は

事前にインターネットや本を見て例文集をチェックします。

※これって謝恩会に限らず、冠婚葬祭ではよくありますよね。

 

 

もちろん、例文集をチェックしてそれなりの発言をすれば、

それで済むことがほとんどです。

ですが、普段からぬいぐるみ心理学を提供している私としては、

1つおさえて欲しいポイントがあるんです。

 

このポイントさえおさえていれば、

謝恩会の挨拶は絶対に外すことはないでしょう。

 

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まず、誰もがやりがちな失敗例として、

「良いことをしゃべらないと」「面白いことをしゃべらないと」と

気負いすぎて場がシラケることです。

 

謝恩会ともなれば、少なくとも数百名の前で話すことになります。

そんな中でマイクを持って平常心でいる方が難しい。

緊張はするでしょう。

 

ですが、いつもの自分がやらないことを

やって成功するはずがありません。

 

例えば、普段は聞き役に回ることが多い人が

いきなり小ネタを仕込んでも、上手くいくわけがないんです。

 

ジョークにしても、普段言わない人が言った所で盛り上がりません。

 

聞く側だって、親しさの程度はあれども、

あなたの様子を見て「こんな人なんだな」と推測するわけです。

 

見るからにおとなしそうな人が気負いすぎている様子も、

手に取るようにわかってしまうわけです。

 

逆に、普段から盛り上げるのが得意な人は、それを出せばいいんです。

変にかしこまった挨拶をするのは違和感がありますよね?

 

 

ぬいぐるみ心理学においても、

人付き合いの重要なポイントとして、

「ありのままの自分でいること」をあげています。

 

 

少人数で行動するのが好きなのであれば、

大人数グループに無理にとけ込もうとする必要はありません。

そのままの自分でいいんです。

 

 

子ども時代は周りの目が特に気になりますから、

仮面をかぶった自分を演じてしまうこともあるでしょう。

 

ですが、自分を演じれば演じる程、

心か体、どちらかにストレスがかかっていきます。

 

別に自分を演じることはないんです。

 

世界中のみんなが「オレについてこい!」という人だったら、

さすがに引きますよね(笑)

 

 

 

謝恩会の挨拶でも、いつも通りの自分を出せば良いんです。

周りが盛り上がるかどうかは二の次です。

 

大勢の前で話すテクニック

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さて、とはいえ

「具体的に何を話したら良いのか」悩んでいる人もいるでしょう。

 

私自身、かつては高校で世界史を教えていたこともあり、

大人数の前で話すことには慣れています。

 

そこで、すぐに実践できるテクニックを最後に3つ伝えたいと思います。

 

その1:大きな声で話す

 

小声だと、会場全体に声が行き渡らない可能性があります。

人に酔って声量は違うので、

「あなたの中での大声」で話すことを意識して下さい。

 

ただし、マイクを使って話す場合は、

マイクに近づけて大声で話すと声が反響する危険性があります。

 

少しマイクから口を離してしゃべることをオススメします。

 

その2:「。」で区切る

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つい緊張すると、「〜で、〜で、〜で、」の様に文章が終わりません。

これは聞いている側にとって非常にストレスになります。

 

「短すぎるかな?」と思うくらいで構いません。

なるべく「。」で区切る様にしてください。

 

 

例文:「卒業生の皆さん。本日はご卒業、おめでとうございます。

今も皆さんの頑張っている姿が目に浮かびます。

特に体育祭は活気があり、見ている私まで感動しました。

これからの成長を心から応援しています。」

 

その3:「間」をとる

 

文と文の終わりに十分すぎる程の間をとってください。

間をとることであなたの話に注目してもらえますし、

あなたが話している内容が聞き取りやすくなります。

 

矢継ぎ早に話し続けるのは聞き手にとってストレスです。

まとめ

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謝恩会での挨拶については、

ぬいぐるみ心理学でも特に強く伝えているのですが、

「ありのままの自分」でいること。これが大事です。

 

また、ありのままの自分でいることを前提として、

使えるテクニックも3つ紹介しました。

 

 

では、素敵な挨拶になることを、応援しています!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。