12Feb
[最終更新日]2020/11/09
私はぬいぐるみ心理学を通して、
自分らしく豊かな人間関係を築くためのヒントを伝えています。
それこそ、周りに合わせて自分を演じたり、
変に気を使って遠慮したり、
こうしたことが自然となくなる様な方法を伝えています。
ただし、自分らしく豊かな人間関係を築くことを、
世の中のすべての人が望んでいるわけではありません。
せっかく人間関係における自分らしさに気づき、
日々の生活で発揮していきたいと思っても、
周りの雰囲気に流されて3日坊主で終わってしまう。
お客さんの実践報告を聞いていると、こうしたケースが結構あります。
その要因の1つとして挙げられるのが、
今回のタイトルにある職場の人間関係です。
この記事では、職場の人間関係がドライになりやすい背景と、
その中でも自分らしさを出していくための方法を伝えます。
これさえできれば、会社の人間関係でストレスをため込むことなく、
素の自分を自然と発揮することができます。
なぜ会社の人間関係はドライなの?
これは以前の記事でも少し触れましたが、
会社って本音を出す必要性が薄い組織なんです。
仕事自体は自分の意思ではなく、
会社の決まったルールによって行わなければいけません。
自分の個性を出そうとして勝手なやり方をすれば、
最悪の場合は処分されることもあります。
決まりきったやり方で仕事をしていれば、
波風も立たずにお給料ももらえる。
こうして無意識の内に自分らしさを出さなくなっていきます。
また、仕事はあくまでお金を得るための手段と考える人もいます。
仕事上の付き合いがプライベートまで影響するわけではないですし、
当たり障りのない関係さえ続けておけば良いとも言えるわけです。
こうした背景が積み重なって、
会社での人間関係はドライになる傾向があります。
もちろん会社の風土によって多少の違いはありますが、
本音を伝え合わない職場の人間関係にストレスを感じる人もいます。
では、会社の人間関係にストレスをため込まず、
自分らしさを発揮するためにはどうしたら良いか。
まず第一に、人間関係における素の自分を知ることです。
大人になればなるほど、私達は周りの目を意識して、
当たり障りのない自分を演じる様になります。
ぬいぐるみ心理学で人間関係における素の自分を導き出しているのも、
何も演じることのない自分を思い出してもらうためです。
そして、素の自分を知れたら、それを全開に出せば良いのです。
素の自分は、人間関係におけるあなたの強みでもあります。
遠慮することなく発揮できれば、周りからも信頼されますし、
仕事自体も今まで以上に成果が上がります。
今回の記事では、「自分らしさを仕事でも出そう」という話をしました。
自然と仕事で出せていれば、
あなたの周りの人間関係はドライなものにはなりません。
あなたが自分らしさを出しているからこそ、
周りも少しずつ素の自分を出してくれます。
結局、自分を演じている内はお互いに本心がわからないわけですから、
どうしても関係はドライにならざるをえません。
「あなたらしさを知る」
「あなたらしさを出す」
この視点を、まずは持つ様にしてください。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。