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HSPを遺伝だと思うのは早い!原因と現状の克服法を解説

[最終更新日]2023/02/14

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回はHSPについて取り上げます。

 

仕事でもプライベートでも、

HSPで悩んでいるという声は、

私の元によく届きます。

 

繊細さんとも言いますが、

繊細なまま過ごしていても、

生きづらさを抱えてしまいます。

 

ネガティブな気持ちが生まれやすく、

人間関係も悪化してしまい、

良いことはないのです。

 

今回はHSPの原因について、

ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。

 

HSPは遺伝するのか?

「HSPは遺伝性のものだから治せない」

 

こうした声を聞くこともあります。

 

ですが結論からお伝えすると、

HSPの原因は必ずしも遺伝ではありません。

 

まだ研究で解明されていない部分も多いですが、

HSPの原因の一部に遺伝も含まれるものの、

遺伝だけが原因と言い切れないと言われています。

 

「親がHSP気質だったから自分も遺伝しているのでは?」

 

この様に思うこともあるでしょうが、

親が遺伝的にHSPだったわけではなく、

親の人生で繊細になってしまっただけの可能性もあるのです。

 

HSPに悩む原因は親にもある

「なぜHSPに悩まされるのか?」

 

そもそもの原因をたどれば、

親との関係にたどりつきます。

 

私たちは誰もが生まれた時は、

自分らしく生きていました。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張できていました。

 

ですが親との関係の中で、

少しずつ生きづらさを感じる様になります。

 

親のストレスが飛んできたり、

親のプレッシャーの影響を受けるのです。

 

親の顔色を伺ってしまう

そしてHSPに悩む人は、

親の顔色を伺ってしまう傾向があります。

 

「怒られたらどうしよう…」

「ちゃんとしなきゃ…」

「良い子でいないと…」

 

こうした気持ちが生まれやすいのです。

 

自分の気持ちよりも先に、

親の反応を気にしてしまうのです。

 

そして自分の気持ちを抑え込み、

常に気を張った様な状態で過ごします。

 

周りの反応に敏感になるのは、

HSPの特徴の1つですが、

スタート地点は親だったのです。

 

大人になっても悩みは繰り返される

ここで大事なポイントが、

親との関係がすべての人間関係の始まりだということ。

 

大人になり独立をし、

親から離れて住んでいたとしても、

HSPに悩まされてしまうのです。

 

親の顔色を伺ってしまったのが、

周りの顔色を伺うことにつながります。

 

友達、恋人、同僚など、

関わる人にどう思われるかを気にし過ぎてしまうのです。

 

環境や付き合う相手を変えても、

HSPによる悩みは繰り返されます。

 

HSPに悩む根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

HSPで悩み続けるのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

確かに親にも原因はありますが、

大人になっても引きずっているならば、

それは自分の自信のなさが影響しています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば周りの顔色を伺わず、

自分の気持ちに素直に行動できるのです。

 

また私は、自分のHSPの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

HSPに悩むレベルが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

 

HSPは克服できる

ですが生まれた時から、

HSPに悩み続ける人はいません。

 

先ほどもお伝えした様に、

成長する中で自信が持てなくなり、

HSPの一面が強くなっただけです。

 

生まれ持った性格ではなく、

後天的に身についたものなので、

誰でも今からHSPは克服できます。

 

遺伝的な要素があっても、

自信のなさと向き合うことで、

今から現状は好転できます。

 

5000名以上のお客様と関わる中で、

HSPに悩むのを克服できたケースは数多く見てきました。

 

もちろん本人の意思次第ですが、

HSPを本気で克服したいなら、

次の2つの方法を繰り返し実践してください。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法は、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

HSPに悩まされる人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考え続けるのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

相手の反応が気になったり、

必要以上に繊細になる時ほど、

頭の中で考えを巡らせているのです。

 

どんな気持ちも声に出すことは、

HSPを克服するための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出すには、

ぬいぐるみを使うのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみと関わるほど、

自分の気持ちを受け止めやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出したあとは、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

HSPに悩まされる人ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「してあげる」

「して欲しい」

 

この様に自分の気持ちではなく、

自分以外の周りの目を気にしてしまいます。

 

これでは我慢しがちになり、

限界を迎えて苦しんでしまうのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

HSPに悩む現状を変えるために不可欠です。

HSPに悩まされ続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

相手の反応が気になり、

人間関係が悪化したりと、

生きづらさを抱えてしまいます。

 

HSPに悩み続ける原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状は今から変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。