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わかったふりを改善する2つの方法とは?心理背景や原因も解説

[最終更新日]2023/10/24

こんにちは、伊庭和高です。

 

「わかってないのにわかりましたと言ってしまう」

「わかったふりをやめたい」

 

年齢や性別を問わず、

こうした相談はよく寄せられます。

 

わかったふりを続けると、

どこかで大変なことが起きます。

 

大きなミスをしたり、

信用を失ってしまうこともあるのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

わかったふりをしてしまう深層心理を解説します。

 

その上で現状を変える方法を、

独自の切り口でお伝えします。

 

なぜわかったふりをしてしまうのか?

 

わかったふりをしてしまうのは、

2つの心理背景があります。

 

どちらか一方に該当することもあれば、

両方に当てはまることもあります。

 

相手の反応を気にしている

わかったふりをしてしまうのは、

相手の存在を前提としています。

 

相手の反応を気にしているから、

思わずわかったふりをしてしまうのです。

 

特に怒られるのを怖がる人ほど、

わかったふりをしがちな傾向があります。

 

「わからないと答えて怒られたら…」

「怒られない様に、わかったふりをしないと…」

 

怒られることの恐れから、

ついわかった様な返事をしてしまうのです。

 

確かにその場はやり過ごせるでしょうが、

わかったふりをしてもどこかでバレてしまいます。

 

「なぜわからないと言わなかったのか?」

 

この様に信頼を失ってしまったり、

傷口が広がってしまうこともあるのです。

 

見栄を張ってしまうことも…

「下に見られたくない」

「仕事ができる人だと思われたい」

 

この様に見栄を張る気持ちから、

わかったふりをしてしまうこともあります。

 

わからないと答えてしまうと、

周囲から見下されたりバカにされると思い込んでいる状態です。

 

ですが見栄を張っても、

どこかでボロが出てしまいます。

 

「本当は全然わかっていないのでは?」

「能力がないんだな…」

 

次第に周囲も気づき始め、

状況が悪化してしまうのです。

 

わかったふりをする根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

わかったふりをしてしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればわかったふりはしません。

 

わからないと素直に言えますし、

周囲に相談もできるでしょう。

 

ですが自信がないから見栄を張り、

相手の反応が気になってしまうのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期の記憶も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の経験から形成されます。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

周りの反応も気にせず、

自分の気持ちに素直に振る舞えていたのです。

 

ですが大人になるにつれて、

わかったふりをする様になってしまいます。

 

また私たちの自信のなさは、

親との関係でも形作られます。

 

私たち人間にとって親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが生まれ、

他の人間関係にも影響を及ぼすのです。

 

「親の顔色を伺っていた」

「親に怒られるのが怖かった」

「良い子や優等生を演じていた」

 

たとえばこうした場合だと、

子供にも影響が出てしまいます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

異動や転職や引っ越しなど、

付き合う相手や環境を変えれば、

一時的にリフレッシュできるでしょう。

 

ですが周りを変えても自分が変わらなければ、

悩みは形を変えて繰り返されます。

 

新たな環境でもわかったふりをしてしまうのです。

 

その意味でわかったふりをする状況は、

時間が解決してはくれません。

 

自信のなさと向き合い、

自分が変わる必要があるのです。

 

わかったふりの改善法は2つ!

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

わかったふりの改善法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

今から現状は好転できます。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

わかったふりをする人ほど、

普段から自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考える事柄の90%が、

ネガティブな内容だとも言われています。

 

相手の反応が気になったり、

見栄を張りそうになるのも、

頭の中で考えている時に起こりやすいのです。

 

どんな気持ちも自分で声に出すことが、

現状を変えるための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることで、

自分の気持ちを声に出しやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

わかったふりをする人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

相手の反応が気になってしまい、

わかったふりをするのです。

 

「どうしたいのか?」と問いかけ、

自分を主語にして行動することは、

わかったふりをやめるために不可欠です。

わかったふりを続けると、

必ず問題が発生します。

 

仕事で大きなミスをしたり、

人間関係が悪化したりと、

幸せな未来は待っていません。

 

わかったふりを続けることに、

ストレスも感じてしまうのです。

 

わかったふりをしてしまう根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

今から現状は変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。