30Sep
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日は人付き合いの中でよくある悩みを取り上げます。
一緒に歩いていて、
一緒に食事をしていて、
一緒にデートしていて、
「あれっ…会話なくなった…」
と感じる時ってありませんか?
それまでは会話が続いていたものの、
気づけば20秒くらいお互いに沈黙している。
そんな瞬間はよくあります。
私も昔は経験があるのですが、
会話が沈黙する瞬間って、何か怖いんですよね。
「楽しくないんじゃないか?」
「話すのに疲れたんじゃないか?」
「嫌われてるんじゃないか?」
余計な妄想ばかりがふくらんでしまいます。
私はぬいぐるみ心理学を提供する中で、
周りに合わせずありのままの自分を自然とさらけ出せる。
そのための方法を伝えサポートしています。
その過程で、会話の沈黙の原因と解決策についても、
ぬいぐるみ心理学なりの視点から分析しました。
「相づちを打とう!」
「別の話題を始めよう!」
「景色のことについて話を振ろう!」
といった小手先のテクニックではなく、
非常に本質的な解決策になります。
ただし、この解決策を実行し続ければ、
もうこの悩みを抱えることはなくなります。
では、さっそく見ていきましょう。
会話が沈黙する「本当の」原因
まずは会話が沈黙する
「本当の」原因をお伝えします。
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そう、「本当の」原因です。
これ、結構多くの人が見落としているポイントです。
会話が沈黙する本当の原因。
それは「会話したくない気分だから」です。
よく考えてみて下さい。
いつも愛し合ってる、仲良し夫婦がいたとしても、
24時間365日会話し続けているわけないですよね?
考えごとをしたい時もあれば、
話すのに疲れて一休みしたい時もあります。
たぶん、彼らも会話している時間よりも
沈黙している時間の方が長いはずです。
つまり、沈黙は起こるべくして起きているのです。
「会話を続けないと」と思っている時点で
既に相手に気を使い緊張状態が続いているわけです。
会話が続いている状態はむしろ、
お互いがストレスを感じている関係性になっているとも言えます。
会話が沈黙している状態は、
本当は良いものなのです。
それなのに、会話の沈黙を恐れているのはどうしてでしょうか?
まず考えられるのは、周りの目を気にしていることです。
会話が続かないと相手にどう思われるのか…
勝手に心配しすぎてしまうために怖いと感じるのです。
次に、自分に自信がないからです。
会話を続けている自分でないといけないと思い込むからこそ、
沈黙していることがつらく感じるのでしょう。
あらゆる人間関係において言えることですが、
付き合い初めのカップルを考えればよくわかります。
相手に好かれたい、嫌われたくないと思うからこそ、
そして素敵な自分を見せたいと考えているからこそ、
会話の沈黙を恐れているのです。
ただ、会話の沈黙を恐れ続けた関係は双方にストレスがたまるので、
結果的には長続きしないことがほとんどなんですよね。
ここまで話して気づいたと思いますが、
会話の沈黙がなくなることはないんですよね。
むしろ、どんな人間関係でも沈黙は当たり前にやってきます。
今回のタイトルに「解決策」と書きましたが、
ぬいぐるみ心理学の視点から、解決策はただ1つ。
「沈黙があることを当たり前だと思い関わる」
これだけです。
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と、これだけだとイメージがつかない人もいるでしょう。
もう少し具体的な解決策をお伝えしますね。
どんなに仲良しの夫婦でも沈黙はあります。
沈黙が怖いということは、それだけ周りの目を気にしているか、
自分に自信がないかのいずれかです。
結局のところ、沈黙を受け入れて関わるのが一番なのです。
そのためには、「自分を、そして相手を信頼すること」が必要です。
「会話が沈黙する時もある。
でも、本来はそういうものだし、
相手にだって考えごとをしたいタイミングはある。
むしろ沈黙は歓迎する。
沈黙しているってことは、
お互いに深い関係になれているってことだから。」
これくらい思えていれば、沈黙は怖くありません。
そして沈黙を受け入れられれば、
誰とでも親しい関係を築けます。
解決策はシンプルです。
裏を返せば、これ以外の解決策はありません。
一歩ずつ、実践していきましょう。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。