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自分ばかり不幸だと思う心理<悲劇のヒロインと被害者意識を手放す>

[最終更新日]2023/03/04

こんにちは、伊庭和高です。

 

「自分ばかり辛い思いをしている…」

「なんで自分だけこんな目に…」

「自分ばかり我慢している…」

 

自分ばかり不幸だと思ってしまったことは、

誰しも1度はあると思います。

 

私のお客様からも相談が寄せられるテーマですが、

自分を不幸だと思っていても苦しいだけです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

自分ばかり不幸だと思う心理背景を解説します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

自分ばかり不幸な気がする

仕事でも、恋愛でも、プライベートでも、

自分ばかり不幸な気がする瞬間は、

誰しも1度はあるでしょう。

 

「どうして私だけこんな目に…」

 

どんどんネガティブ思考になり、

毎日が息苦しく感じてしまいます。

 

不幸だと思い続けたい人は、

誰1人としていませんからね。

 

このまま人生が終わるのは辛い

自分ばかり不幸だと思いながら、

毎日が過ぎ去っていくのは辛いです。

 

周りに当たってしまったり、

ストレスをためこんだり、

何もする気が起きなかったり、

毎日が味気なく過ぎてしまいます。

 

私のもとにも多くの相談が寄せられていますが、

「この状況を抜け出したい!」という声ばかりです。

 

自分ばかり不幸だと思う心理背景

自分ばかり不幸だと思ってしまう人には、

次の2つの心理的特徴があります。

 

「悲劇のヒロイン思考」

「被害者意識」

どちらか1つに当てはまることもあれば、

どちらも満たしていることもあります。

 

順番に解説していきます。

 

悲劇のヒロイン思考

アニメや映画などで登場する様に、

主人公の女性が様々な不幸に見舞われることがあります。

 

自分がストーリーの主人公の様に、

不幸を嘆き続けてしまうことを、

悲劇のヒロイン思考と呼びます。

 

自分ばかり不幸だと思ってしまうのも、

まさに悲劇のヒロイン思考だと言えます。

 

悲劇のヒロイン思考のメリット

悲劇のヒロイン思考を続けることに、

実は心理的なメリットがあります。

 

このメリットがあるからこそ、

やめられずに現状維持をしてしまうのです。

 

たとえばアニメや映画の場合、

主人公が悲劇を嘆いていると、

誰かが助けてくれることがあります。

 

魔法使いが魔法をかけてくれたり、

王子様が救ってくれることもあるのです。

 

悲劇のヒロインでいることで、

周りが心配したり気にかけてくれる可能性があります。

 

周りからの心配や関心を得られるのも、

悲劇のヒロインでいるメリットです。

また悲劇のヒロイン思考でいれば、

上手くいかないのを誰かのせいにできます。

 

自分の責任として考えず、

誰かに責任を押しつけられるのも、

悲劇のヒロイン思考のメリットと言えます。

 

もちろんメリットは一時的なもので、

長い目で見ればデメリットばかりです。

 

ですが目先のメリットを選んでしまうと、

自分だけ不幸だと思う状況を抜け出せないのです。

 

被害者意識

自分ばかり不幸だと思う場合、

被害者意識が強まっていることがあります。

 

「親のせい」

「友達のせい」

「先生のせい」

「上司のせい」

「恋人のせい」」

「夫(妻)のせい」

「子供のせい」

「会社のせい」

「世の中のせい」

 

被害者意識を持てば持つほど、

自分が被害者だと感じることも増えるので、

不幸な部分に目が向く様になります。

 

また私は、被害妄想に悩むレベルを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

被害妄想度が判明しますが、

被害者意識に悩むレベルを表しているとも言えます。

 

こちらも是非やってみてください。

 

被害者意識のメリット

悲劇のヒロイン思考と同様に、

被害者意識にも心理的メリットがあります。

 

被害者意識を持ち続けていれば、

上手くいかないことを誰かのせいにできます。

 

誰かのせいにした方が楽ですし、

自分が責任を取ることもありません。

 

批判をかわすこともできますし、

辛い想いをせずにいられます。

 

もちろんメリットは一時的なもので、

長い目で見ればデメリットばかりです。

 

ですが目先のメリットを選んでしまうと、

自分だけ不幸だと思う状況を抜け出せません。

何より被害者意識を持ち続けていると、

永遠に悩みは解決しません。

 

人間関係は自分と相手がいて成り立つので、

どちらか一方だけが悪いことはあり得ません。

 

「自分が被害者で相手が加害者」とは言えず、

どちらも振り返る点があるのです。

 

「自分ばかり不幸」をやめたい!

「まぁ仕方ないよね…」

「心理背景がわかって良かったよ…」

 

こういった気持ちを抱いていても、

現状は一向に変わりません。

 

2つの心理背景を解説しましたが、

生まれた時から自分を不幸に思っていた人は、

誰1人としていません。

 

自分を不幸だと思っている赤ちゃんは、

どう考えてもいません。

 

生まれ持ったモノではなく、

成長する過程で身についてしまったモノなので、

今この瞬間から現状を変えることはできるのです。

 

自分ばかり不幸だと思う根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

自分ばかり不幸だと思う原因も、

自分の自信のなさです。

 

自分に自信が持てていないから、

悲劇のヒロインを演じてしまったり、

被害者意識を持ち続けてしまうのです。

 

自信のある状態で過ごしていれば、

自分だけ不幸に思うことはなくなります。

「私に自信なんて持てない…」

こうした声を聞くこともありますが、

生まれた時は誰もが自信のある状態でした。

 

記憶にはないかもしれませんが、

1からテクニックを身につけるのではなく、

既にできていた感覚を取り戻すだけ。

 

どんな人でも自信が持てる様になるのは、

私も確信を持って言えることですし、

過去のお客様を見てきても実感します。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳しくは無料メール講座で解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。