7Apr
[最終更新日]2022/05/02
こんにちは、伊庭和高です。
「自分に自信が持てない」という声は、
私の元にもよく寄せられています。
仕事でもプライベートでも、
自信がないと物事は上手く進みません。
そして自信のなさは人間関係にも影響を与えます。
「人と関わるのが怖い」という声も、
自信が持てず悩んでいる人からよく聞きます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自信がないと人が怖いと感じる理由と対処法を解説します。
目次
なぜ自信がないと人が怖いのか?
自分に自信がないと人が怖いと感じるのは、
大きく5つの理由があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
怒られるのが怖いから
自分に自信が持てないと、
怒られるのを怖がってしまいます。
「怒られた=悪いことをした」と思い込み、
つい萎縮してしまうのです。
怒られるのを怖がっていれば、
同時に人と関わること自体も怖がります。
怒られない様に予防線を張ったり、
できる限り距離を取ろうとするのです。
自分軸がないから
「言いたいことがわからない」
「やりたいことがわからない」
「意見がない」
この様に自分軸がないままだと、
人と関わるのを怖がります。
相手に何かを言われても、
自分軸がないと反論できないのです。
一方的に責められている様に感じたりと、
人と関わる中で息苦しさを感じやすくなります。
相手の受け止め方が気になるから
「変な風に思われたらどうしよう…」
この様に相手の受け止め方を気にするほど、
人と関わるのが怖くなってしまいます。
どれだけ相手のことを考えても、
相手の気持ちは相手にしかわかりません。
永遠に答えがわからない問題を解いている様なものなのです。
相手の受け止め方を気にしているのも、
自分に自信が持てないからです。
自分の気持ちより先に、
相手の反応を伺ってしまうのです。
本当の自分を知られるのが怖いから
自分の気持ちを抑えていたり、
偽りの自分を演じている人ほど、
人と関わるのが怖くなります。
たとえ表面的な関係は築けても、
深い関係になるのを怖がっているのです。
関係が深くなればなるほど、
本当の自分を知られる可能性があります。
自分に自信がないからこそ、
本当の自分を知られることが怖いのです。
相手を信じられないから
そもそも相手を信じられないと、
関わりを持つのが怖くなります。
ですが相手を信じられない人の多くが、
自分で自分を信じられていません。
自分に自信が持てていないからこそ、
相手のことも信じることができないのです。
結果として恐怖心ばかりが募り、
ぎこちない関係しか築けなくなってしまいます。
自信がないのは幼少期の経験が影響している
自分に自信がないと人が怖いと感じるのは、
ここまで紹介した5つの理由があります。
そして私たちの自信のなさは、
幼少期の経験で形作られます。
生まれた時から自信がない人はいません。
泣きたい時は泣き、
笑いたい時は笑い、
欲しい物は欲しいと主張していました。
ですが成長する中で少しずつ、
自信がなくなり人が怖くなるのです。
また私たちにとって親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親の顔色を伺っていたり、
怒られない様に意識していたり、
親も人と関わるのを怖がっていると、
子供も人と関わるのが怖くなってしまうのです。
人が怖いのは今から克服できる
ですが冷静に考えてみると、
人が怖いと感じるのは性格ではありません。
生まれながらの特徴ではなく、
後天的に身についたものなので、
誰でも今から克服できます。
人と関わるのを怖がらなければ、
今までよりもリラックスして関われる様になるので、
ストレスなく関係を築ける様になります。
これからお伝えする2つの対処法を実践することで、
人と関わることへの怖さを取り除くことができます。
対処法は2つ!
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
2つの対処法をお伝えします。
自信がないから人が怖くなる状況も、
2つの方法を実践することで改善できます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
人が怖いと感じる時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
先ほど紹介した5つの理由が浮かびやすくなります。
ますます自信が持てなくなり、
恐怖心も増大してしまうのです。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することで、
自信のなさから卒業できる様になります。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自信がなく人が怖いと感じる時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に周りの目を気にするので、
自分を主語にして問いかけていないのです。
あるいは失敗するのを恐れて、
「どうしたいのか?」と問いかけていません。
「どうしたいのか?」ではなく、
「どうしたらいいのか?」と問いかけてしまい、
ますます自分の気持ちがわからなくなってしまうのです。
自分を主語にして問いかけることは、
自信を持って生きる上で必要不可欠です。
生きている限り、人間関係は続きます。
環境や相手を変えながら、
人と関わり続けることになります。
人が怖い気持ちを抱えていると、
生きている限り苦しみ続けることになります。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
人が怖いと感じる気持ちは手放せます。
自分の気持ちに素直に振る舞い、
ストレスなく人間関係を築ける様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。