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なぜ被害者意識は攻撃的な気持ちにつながるのか?心理背景を解説!

[最終更新日]2023/06/06

こんにちは、伊庭和高です。

 

「被害者意識が強くなってしまう…」

 

年齢や性別を超えて、

こうした声はよく寄せられます。

 

心の中で被害者意識が強くなり、

つい周囲にぶつけてしまうこともあります。

 

あるいは被害者意識から、

攻撃的な言動を取ってしまうこともあります。

 

いずれにせよ被害者意識を持っても、

良いことはありません。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

被害者意識を抱く心理背景を解説します。

 

被害者意識が攻撃的な気持ちを生む理由

被害者意識が生まれるほど、

攻撃的な気持ちが生まれます。

 

相手を否定したり、

打ち負かそうとするのです。

 

「被害を受けたかの様に思い込むこと」

これが被害者意識です。

 

「自分は被害者だ」

「望んでいないことをされた」

 

この様に被害者意識が出てくると、

反動で攻撃的な気持ちも生まれるのです。

 

「被害を受けたから攻撃しても良い」

「被害を受けた分だけ仕返しをしてやる」

 

こうした気持ちが湧き上がるのです。

 

攻撃的になることで自分を守っている

これは意外と気づいていない人が多いです。

 

実は攻撃的な言動を取ることで、

自分を守っているのです。

 

被害者意識から攻撃的になれば、

相手は反論しにくいです。

 

攻撃的な気持ちをぶつける状態を、

さらに悪化させない様にするのです。

 

つまり攻撃的な気持ちをぶつけることで、

自分に被害が及ばない様に守っているのです。

 

被害者意識が強まるとどうなるのか?

とはいえ被害者意識が強まっても、

良いことはありません。

 

攻撃的な気持ちをぶつければ、

一時的にスッキリするかもしれません。

 

ですが相手は嫌な気持ちになり、

関係は悪化してしまいます。

 

また相手に攻撃的な気持ちをぶつけても、

被害者意識がなくなるとは限りません。

 

イライラし続けたり、

ネガティブな気持ちが充満してしまいます。

 

被害者意識が強くなる原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

被害者意識が強くなるのも、

自信のなさが原因です。

 

攻撃的な言動を取ってしまうのも、

自分の自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば被害者意識が強くなりません。

 

被害を受けたと思い込まず、

気持ちを落ち着け行動できるのです。

 

また私は、被害妄想に悩むレベルを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

被害妄想度が判明しますが、

被害者意識に悩むレベルを表しているとも言えます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

そして自信のなさに向き合わないと、

悩みは形を変えて繰り返されます。

 

環境や付き合う相手を変えても、

被害者意識に悩まされるのです。

 

「転職したのに被害者意識が消えない」

 

「付き合う相手を変えたのに被害者意識に悩まされる」

 

こうした声はお客様からよく聞きます。

時間が解決してくれることはないのです。

 

相手を変えても自分が変わらなければ、

被害者意識に悩まされる状況は続きます。

 

ただし自分が変われば、

今から現状は変えられます。

 

被害者意識をなくす方法は、

別の記事で詳しく解説しています。

合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。