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わからないが口癖になる人の心理背景とは?思考停止する前にやること

[最終更新日]2024/06/25

こんにちは、伊庭和高です。

 

「わからない」が口癖になってしまうと、

仕事でも私生活でも上手くいきません。

 

何かにつけて「わからない」が頭に浮かび、

気づけば思考停止してしまうかもしれません。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

わからないが口癖になる人の心理背景を解説します。

 

その上で現状を好転する方法を、

独自の切り口でお伝えします。

 

わからないが口癖になる心理背景

 

わからないが口癖になるのは、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

順番に解説していきます。

 

周りの目を気にしている

「あの人にどう思われるのか…」

「怒られない様にしないと…」

「変な空気にならない様にしなければ…」

 

この様に周りの目を気にしていると、

わからないが口癖になります。

 

周りの反応や評価を気にするほど、

正解探しをしてしまうのです。

 

周りが求める答えを出そうとして、

正解がわからなくなるのです。

 

何かを言おうとしても、

「これで合ってるのか?」と考え、

言葉が出てこなくなってしまいます。

 

失敗が怖い

「間違えたらどうしよう…」

「ミスをしない様にしなければ…」

 

この様に失敗を怖がっていると、

わからないが口癖になります。

 

わからないと言えば、

自分の意見を表現しなくて良いので、

その場で失敗したり恥をかくこともないのです。

 

ただし周りからの信頼は、次第に失うでしょう。

 

「この人は何を考えているかわからない」

「信頼できない」

 

この様に思われてしまうのです。

 

長い目で見れば失敗を怖がり続けるのが、

実は最大の失敗だと言えます。

 

完璧主義

完璧主義の傾向がある人ほど、

わからないが口癖になります。

 

「これは完璧ではない」

「100%の確信が持てない」

 

こうした気持ちから自分の気持ちを抑え、

わからないと言ってしまうのです。

 

完璧さを求めるのは否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

食べ過ぎ・飲み過ぎの様に、

何事もやり過ぎると反動が出てしまいます。

 

わからないが口癖になる根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

わからないが口癖になってしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればわからないが口癖にはなりません。

 

自分自身で答えを出そうと考えたり、

自己主張もできるのです。

 

周りの目が気になったり、

失敗を怖がったり、

完璧主義の一面が出てしまうのも、

自分の自信のなさが背景にあります。

 

幼少期の記憶が影響していることも

私たちの自信のなさは、

幼少期の経験も影響しています。

 

生まれてから成長する中で、

周りの目が気になったり、

自分の気持ちを抑え込む様になるのです。

 

それこそ幼い子供の頃は、

泣きたい時に泣きますし、

言いたいことは言えます。

 

また私たちは親との関わりが、

すべての人間関係のスタートです。

 

そのため親と関わる中で自信がなくなり、

わからないと言い始めることもあります。

 

「親の顔色をうかがっていた」

「親が望む選択をしてきた」

「親もわからないが口癖だった」

 

たとえばこうしたケースだと、

子供にも悪影響が及んでしまうのです。

 

わからないままでは状況は悪化する



わからないと言うことで、

その場をやり過ごせるかもしれません。

 

ですが繰り返せば周囲の信頼を失い、

状況が苦しくなるでしょう。

 

異動や転職や引っ越しをして環境を変えても、

自分自身が変わらないと同じ壁に直面します。

 

新たな環境でもわからないと言い始め、

思考停止をしてしまうのです。

 

自信のなさと向き合い、

まず自分が変わることに意識を向ける必要があるのです。

 

現状を好転する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

わからないが口癖なのを改善する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

現状を今から好転できる様になります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初に取り組むのは、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

わからないが口癖になる人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考えることの9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

周りの目が気になったり、

失敗を怖がってしまうのも、

頭の中で考えている時です。

 

そして頭の中で考え過ぎてしまい、

わからないが口を突くのです。

 

どんな気持ちでも大丈夫です。

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたい?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

わからないが口癖の人ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを考えています。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければならない」

「してあげる」

「して欲しい」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。

 

相手のことを考えても、

相手の気持ちはわかりません。

 

正解がわからない問題を解いている様に、

いつまでも結論が出ず悩んでしまいます。

 

また「どうしたい?」ではなく、

「どうすればいい?」と考えがちなのも、

わからないが口癖になる人の特徴です。

 

「どうすればいい?」と考えると、

答えを周りに求めてしまうので、

周りを気にして苦しんでしまいます。

 

「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、

わからないが口癖なのを変えるために不可欠なのです。

仕事でもプライベートでも、

わからないが口癖のままだと幸せな未来は待っていません。

 

人間関係もギクシャクするでしょうし、

生きづらさを感じるでしょう。

 

わからないが口癖になる根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。