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[最終更新日]2025/11/29

こんにちは、伊庭和高です。
「つい誰かに頼ってしまう」
「仕事でも周りに甘えてばかり」
「恋人に依存してしまう」
「甘えたくないのに、気づけば甘えてしまう」
頭ではわかっているのに直せない“甘えたがり”。
大人になるほど
「みっともない」
「情けない」
「相手に重いと思われるかも」
と悩む人は非常に多いです。
年齢を重ねても周囲に甘え続けて、
気づけば信頼を失ってしまうこともあります。
しかし甘えたがりは、性格の弱さではありません。
育ってきた環境・承認欲求・心理的防衛反応が複雑に絡み合った結果です。
そして今から甘えたがりは改善できます。
この記事では甘えたがりになる原因と改善策を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
目次
甘えたがりの人が持つ5つの心理的特徴

仕事でもプライベートでも、
甘えたがりな人には5つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①「愛情不足の経験」が根底にある

子ども時代に十分な安心感を得られなかった場合
大人になってから“甘え”を求めやすくなります。
「親が忙しくてかまってもらえなかった」
「愛情表現が少なかった」
「自分の気持ちを受け止めてもらえなかった」
こうした経験は心の奥に残り、
大人になってから人に甘える形で補おうとするのです。
私たち人間が一番最初に接するのが親なので、
親と関わる中で受けた影響はその後の人間関係にも影響を及ぼします。
②失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう」
「ミスしない様にしなきゃ」
この様に失敗を恐れている人ほど、
誰かや何かに甘えやすくなります。
甘えることで周りが助けてくれるので、
失敗することがないのです。
たとえば難しい仕事に直面すると、
すぐに周りに甘えてしまう人もいます。
これも失敗を恐れての行動です。
失敗を恐れ続けていれば実力もつかず、
次第に周りからの信頼も失ってしまうでしょう。
③承認欲求が強い

「認められたい」
「褒められたい」
「評価されたい」
こうした気持ちを心理学では「承認欲求」と言います。
承認欲求は誰にでもあるのですが、
強すぎると過度に周りに甘えてしまいます。
甘えることで周りからの承認を得ようとするのです。
ただし周りからの承認を得ようとするほど、
自分で自分を認められなくなってしまいます。
④不安や寂しさに襲われている

不安や寂しさに襲われている時ほど、
誰かに甘えようとします。
相手に甘えることで不安や寂しさを埋めようとしているのです。
一時的に気持ちは落ち着くでしょうが、
相手と離れた後は再び不安や寂しさに襲われてしまいます。
不安や寂しさから周囲に甘えたがるのは、
相手に依存してしまうリスクがあるのです。
⑤相手に求め過ぎている

「言わなくてもわかってほしい」
「してほしいことを察してほしい」
「早く返事がほしい」
この様に「してほしい」が浮かんだ時は要注意。
甘えるうちに相手に求め過ぎています。
どれだけ相手に求めても、
相手の行動は相手次第でコントロールできません。
最初は親身になってくれても、
次第に相手も嫌な気持ちになるでしょう。
自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
甘えたがりな行動をとるのも、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば必要以上に甘えることはありません。
自分一人でも行動できますし、
自律しているのです。
一方で自信がない人ほど、
必要以上に周りに甘えたがってしまいます。
先ほど紹介した5つの心理背景も、
自信のなさが根底にあります。
甘えたがりを放置した末路とは?

甘えたがりな状態を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
次第に周りから嫌がられたり、
距離をとられてしまうこともあります。
人間関係が上手くいかず、
信頼を失ってしまうこともあるのです。
また甘えたがりなままでは、
自分でできることも少なくなります。
たとえば仕事で甘えたがりな一面が出てば、
人任せの状態なので仕事のスキルが身につきません。
「もういい年齢なのに全然仕事ができない」事態に直面するのです。
そして転職や異動や引越しなどで環境を変えても、
自分が変わらなければ同じ悩みを繰り返します。
甘えたがりな状況は、
時間が解決してはくれないのです。
甘えたがりな自分を直す方法

次にぬいぐるみ心理学の視点で、
甘えたがりな自分を直す方法をお伝えします。
2つの方法を実践することで、
甘えたがりな自分は変えられます。
自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
甘えたがりの人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
先ほど紹介した5つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
ネガティブな気持ちが強まり、
つい周りに甘えてしまうのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
声に出すうちに気持ちを整理でき、
周囲に甘えるのを食い止められます。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
甘えたがりの人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「してほしい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手に求め過ぎてしまったり、
相手に認めてもらおうとします。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸が出てくるのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことへ意識を向けると、
必要以上に周りに甘えず主体的に行動できます。
甘えたがりのままでは幸せな人生は送れません。
どこかで甘えてばかりの自分が嫌になることもあるでしょう。
大事な場面で甘えてしまったり、
普段から甘えたがりが癖になっていては、
どこかで大きな壁に直面します。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
仕事・恋愛・友達・夫婦関係など、
さまざまな場面で自分が望む毎日を実現できます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。
