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会社の付き合いの断り方。絶対におさえる「3原則」

[最終更新日]2023/03/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

会社で働いている人なら、

悩んだことのない人はいない問題。

 

仕事自体の悩みと同じくらい…

いや、それ以上に大きな悩みが

「会社での付き合い」です。

「今日、仕事終わったら飲みに行かない?」

「週末、ゴルフ行こうよ!」

「土日に女性でランチするから来ない?」

 

プライベートを大切にする方。

仕事とのメリハリをつけたい方。

家庭を大事にしたい方などにとっては、

こうしたお誘いは迷惑以外の

何者でもありません。

 

・・・かといって、

どう断って良いかも悩みどころですよね。

職場での人間関係は、

異動や退職がない限りずっと続いていきます。

 

1日の3分の1以上を過ごす会社で、

人間関係を悪くすることは

できる限り避けたいですよね。

 

「お金や時間がもったいない」

「かといって断っていいのか…」

 

「相手はどう思うのか?」

「今後の仕事に影響しないか?」

 

そこで今回の記事では上手に、

かつ相手に悪い印象を与えないで

仕事のお誘いを断る方法を解説します。

 

会社の付き合いの断り方3原則

会社の付き合いの断り方は、

そこまで難しい話ではありません。

 

たった3つの原則をおさえるだけで、

驚くほど簡単に誘いを断れるんです。

 

ただし、3つの原則をおさえたとしても、

上手く断れないケースもあります。

 

その場合は3つの原則だけでなく、

「断れない根本原因」を知り、

対処していく必要があります。

 

・3つの原則

・断れない根本原因と対処法

順を追って解説していきます。

 

原則その1:「先約がある」

「ごめんなさい」

「実は先約があるんで・・・」

 

この言葉は、特に誘われた日時が

当日に近づけば近づくほど効果大です。

 

同僚はもちろん上司であっても、

既に予定が入っているのを強引に動かして

誘ってくる人はいないでしょう。

忘年会などの定例イベントでない限り、

職場でのお誘いは実施日当日、

あるいは直前に声がかかるものです。

 

 

あなたが「先約があるので・・・」と

言った先に相手が渋い反応を示したなら、

「ごめんなさい、数週間前から

決まってた予定で・・・」など、

事前に決まっていたことを伝えてください。

 

そうすれば相手も

「仕方ない」と思うはずです。

※というより、仕方ないと思わなければ

人としてどうかと思いますよね。

また先約を理由に誘いを断るメリットには、

「予定を入れる人だ」と

相手に認識させることがあります。

 

週末はもちろん、

平日にも予定を入れていると思わせれば、

「こいつは予定を入れているから、

声はかけないでおこう」

と勝手に思ってくれるのです。

 

職場での付き合いに悩んでいる人にとって、

声をかける前から諦めてくれるのは

本当に好都合ですよね。

 

なお、相手が先約の内容を

具体的に聞いてきたら、

「大学時代の友人と…」「彼氏と…」など、

それっぽい理由をつけておけば大丈夫です。

 

原則その2:「家の用事がある」

これも先約の中に

含めてしまってもいのですが、

家の用事と言えば、

相手はさらにツッコミにくくなります。

 

「実家へ帰るので…」

「妻(夫)が体調を崩してて…」

「子どものお祝いがあって…」

 

相手も家族より

自分の誘いを優先して欲しいとは

思っていないでしょうし、

この方法は有効です。

ただし、他ならぬ家族ということで、

断った自分の中にも

罪悪感が芽生える可能性はあります。

 

特にウソをついて理由を

作り上げた場合はなおさらです。

 

もしあなたが責任感が強いのであれば、

家族を理由に断るのは勝負所を見極めた上で

やっていくことをオススメします。

 

原則その3:「感謝を伝える」

断った場合に意外と忘れがちなのが、

「感謝を伝えること」です。

 

あなたは何も職場の人間関係まで

悪くしたいとは思っていないはずです。

 

であれば、ただ断るだけでなく、

「誘ってもらってありがとう」と

感謝の気持ちを伝えることが重要です。

 

「誘ってもらえて嬉しかったです。」

「また誘って下さい。」

 

このひと言を付け加えるだけで、

相手が抱く印象はかなり変わってきます。

 

感謝の気持ちを伝えられて、

嫌な気分になる人はいませんからね。

もちろん、このひと言を付け加えれば、

「また誘われてしまう・・・」

というリスクは生まれます。

 

ですが、会社や職場内での

自分の人間関係を良好に保つためには、

是非加えておきたい言葉でしょう。

 

おそらくあなたも、

誘いを全部断りたいとは思ってないはず。

10回誘われたらその内の1回は

行っても良いと思っているかもしれません。

 

感謝の言葉を伝えることは、

絶対に忘れてはいけません。

 

誘われない環境を作り上げる

さて、ここまで3つの原則を紹介し、

職場の付き合いの断り方を伝えてきました。

 

ただし、紹介した3原則はいずれも

「誘われた場合」の対処法です。

 

もしあなたが付き合いを

避けたいと考えているなら、

「誘われる以前」の言動も

見直していく必要があります。

 

例えば仕事が終わったら、

周りの空気を読まずにさっと帰る。

意外とこれをやっていない人が多いです。

 

誘われる以前の言動を見直さずに、

誘われた時の対応に悩んでいる。

これは本当にもったいないです。

 

誘いを断れない根本原因

・会社の付き合いを断る3原則

・誘われない環境を作る方法

 

ここまで解説して来ました。

 

ただ私はぬいぐるみ心理学を提供する中で、

以下の悩みを抱くお客様を見て来ました。

 

「3原則を使っても断れない」

「断れたけどモヤモヤする」

 

こうした疑問を抱いた場合、

あるいは既に抱いている場合は、

断れない根本原因を知る必要があります。

・仕事の依頼を断れない

・頼まれごとを断れない

・家事の負担を断れない

 

会社の付き合いだけに限らず、

そもそも断れない悩みを抱いているでしょう。

私はぬいぐるみ心理学において、

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

であるとお伝えしています。

 

仕事、恋愛、プライベートなど、

すべての悩みの原因は自信のなさ。

 

会社の付き合いが断れないと悩むのも、

根本には自分の自信のなさがあるのです。

「断ったら相手からどう思われるのか?」

「嫌われたりしないだろうか?」

 

相手の反応を気にするあまり

自分の気持ちを伝えることができず、

嫌々付き合いに参加してしまう。

 

あるいは付き合いを断っても、

相手の反応を気にしてモヤモヤする。

 

これでは3原則を使ったとしても、

根本的な課題は解決されません。

 

自信のなさと向き合う

自分の自信のなさと向き合うことが、

「断れない」と悩む根本から解決する方法。

 

多くの人は自信のなさと向き合わず、

同じ悩みを何度も繰り返してしまいます。

 

「今は忙しいから後でやろう…」

「まぁ何とかなるか…」

「ちょっとぐらい我慢しても良いか…」

 

その場をやり過ごすことはできても、

悩みの根本原因に向き合えていないので、

人や場面を変えて悩みは繰り返されます。

自信のなさと向き合うポイントは、

「5W1H」を問いかけること。

 

小学校の国語の授業で

習ったかもしれません。

 

「何に悩んでいるのか?」

「いつから悩んでいるのか?」

「誰に対して悩んでいるのか?」

「どこの場面について悩んでいるのか?」

「なぜ悩んでいるのか?」

「どうやって解決するのか?」

 

など、断れない背景について、

5W1Hの質問を自分にしていきます。

多くの人は頭の中でモヤモヤを抱え込み、

自分に質問をせずに苦しんでいます。

 

自信のなさに向き合いながら、

「本当はどうしたいのか?」と問いかける。

 

これを意識するだけで、

「断れない」と悩むこと自体が

そもそもなくなります。

 

なお自信のなさに向き合う方法は、

無料メール講座で具体的に解説しています。

合わせて活用してみてください。

・3原則を活用する

・自信のなさと向き合う

 

どちらも非常に大切です。

ぜひ実践してみてくださいね。

 

本日も最後まで読んで下さりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。