14May
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
今日は恋愛について取り上げます。
私も過去に失恋したことはありますが、
失恋から立ち直れずに、
何年も引きずってしまうケースもあります。
あるいは恋人ができたのに、
前の恋愛を忘れられないケースもあります。
私は2000名以上のお客様に対して
ぬいぐるみ心理学を提供して来ましたが、
失恋に関する相談も多いのです。
「もう過去の恋愛を引きずりたくない!」
「自信を持って前に進みたい!」
こうした気持ちを抱いているものの、
気づけば何年も失恋を引きずってしまう。
今回の記事では、
失恋を何年も引きずってしまう原因、
そして解決策をお伝えします。
なぜ失恋を何年も引きずってしまうのか?
実は原因は非常にシンプルで、
「自分の感情に気づけていないから」です。
「悲しかったな…」
「後悔してるな…」
「寂しいな…」
など、頭の中の様々な感情を、
実際に気づくことができないまま、
気づけば時間だけが経過しているのです。
例えるなら、頭の中が便秘状態。
別れてから何年も経過しているのに、
頭の中は便秘のままなので、
いつまでも失恋を引きずっているのです。
…いや、正確に言えば失恋ではなく
その時の感情を引きずっているのです。
どうすれば失恋を引きずらないか。
解決策は「声に出すこと」です。
私達の脳は実際に声に出すことで、
物事を事実として認識します。
自分で自分の感情に気づけていないのも、
実際に声に出せていないから。
あるいは声に出す量が足りていないからです。
頭の中だけで便秘のままため込むと、
事実ではなく空想や妄想のままで止まります。
その結果、感情を何年も引きずり続けるのです。
ポイントは「自分で声に出すこと」
いきなり相手に声に出して伝えれば、
「私の気持ちもわかって欲しい」という様に、
どこか重たいエネルギーが相手に伝わります。
その場では話を共感して聞いてくれても、
「早く終わらないかな〜」と心の中で
相手は思っているかもしれません。
相手との今後の関係性を考えれば、
まずは自分で声に出すことが大切です。
その上で「本当はどうしたかったのか?」
と自分に問いかけてください。
過去の出来事は変えられませんが、
感情を手放すことはできます。
感情を手放すからこそ、
前に進むことができます。
ちなみにこれは失恋だけでなく、
日常のあらゆる場面で起こります。
・過去にいじめられた記憶
・友達とケンカした記憶
・親に対する許せない気持ち
・職場の上司への不満
など、感情を頭の中にため込めば、
何年も何十年も引きずり続けるのです。
過去にフタをして来た感情。
これを声に出す上では、
不安や怖さを感じるかもしれません。
実際私のお客様の中にも、
「寂しいと声に出すのが怖い」
と想い声に出すのをためらう方もいます。
長く引きずって来たからこそ、
フタを開けてしまうことが怖いのでしょう。
声に出すための具体的な方法や、
すべての悩みの根本原因などは、
無料メール講座でも深く解説しています。
何年も失恋を引きずり続けずに、
早く立ち直り前に進んでいく。
これは可能ですし、
過去のお客様が前進する光景を見て来ました。
何年も引きずっていた感情を手放すこと。
応援しています。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。