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寂しくてたまらない心理背景!依存心と紙一重です

[最終更新日]2022/05/04

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回のテーマの寂しさについては、

私の元にも多くの相談が寄せられます。

 

ふとした瞬間に、

寂しさが押し寄せることはあります。

 

「寂しくてたまらない気持ちで苦しい」

「頭の中がネガティブ思考でいっぱいだ」

 

こうした声も届きますが、

寂しさに悩まされても良いことはありません。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

寂しくてたまらない時の心理背景を解説します。

 

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寂しくてたまらない3つの心理背景

 

寂しくてたまらない時は、

大きく3つの心理背景があります。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

上手くいかないことがあった

仕事やプライベートで、

上手くいかないことがあると寂しさが募ります。

 

自分で自分を支えられなくなり、

人恋しくなってしまうのです。

 

上手くいかない気持ちを吐き出すために、

友人や恋人に電話やLINEをしてしまうのも典型です。

 

寂しい気持ちが募り、

「私の話を聞いて欲しい」と求めている状態です。

 

不安に襲われた

不安と寂しさは密接につながっています。

 

不安に襲われた時には、

寂しさも同時に感じやすくなります。

 

「不安な気持ちを受け止めて欲しい」と、

誰かを求めてしまうのです。

 

また寂しさが募るほど、

不安も感じやすくなります。

 

突然不安を抱いたり、

慢性的に不安に襲われる場合は、

寂しさの原因になっていると言えます。

 

相手のことが気になる

「どう思われているのか…」

「嫌われたらどうしよう…」

「今何をしているのか…」

 

この様に相手のことが気になるほど、

寂しさを感じやすくなります。

 

先ほどもお伝えした様に、

寂しさとは相手の存在が前提にあります。

 

寂しくなるほど相手を求めるわけです。

 

つまり見方を逆転させれば、

相手のことを考えるほど寂しさも募ります。

 

寂しさの正体は依存心

以前の記事でも解説しましたが、

寂しさの正体は依存心です。

 

誰しも寂しさを感じることはありますが、

寂しくてたまらないほど感じているのであれば、

その背景には依存心があります。

 

「寂しさを埋めて欲しい」

「気持ちをわかって欲しい」

「私を支えて欲しい」

 

この様に誰かに求める気持ちが強くなるのです。

 

「して欲しい」という言葉が出るほど、

相手に依存する気持ちも強くなります。

 

寂しさが強まるほど依存心も強まり、

ますますネガティブな気持ちになってしまうのです。

 

依存心に流されない様に

もちろん周りに求めれば、

一時的に寂しさを埋められるかもしれません。

 

話を聞いてくれたり、

一緒に寄り添ってくれるかもしれません。

 

ですが何度も相手に求めれば、

次第に嫌な気持ちにさせてしまいます。

 

寂しさに振り回されてしまうほど、

人間関係の悩みを抱きやすくなるのです。

 

何より依存心に流されてしまえば、

誰かがいなければ自分を保てなくなります。

 

それだけ不安定な状態ですし、

相手にどう思われているかも気になりやすくなります。

 

寂しくてたまらない状態は、

長い目で見ていいことがないのです。

 

寂しさを克服するには?

寂しさに悩まされる状況は変えられます。

 

相手に求めすぎずに、

自分で寂しさを手放せる様になります。

 

何より自分で寂しさと向き合えれば、

そもそも寂しさに襲われる瞬間も減ります。

 

自分で自分を満たせる様になるので、

寂しさに振り回されることがなくなるのです。

私の元には寂しさに関する相談が数多く寄せられています。

 

「どうすれば寂しさに悩まされなくなるのか?」

 

解決策をこちらの記事でまとめています。

寂しさを克服できた方の体験談も載せているので、

合わせて読んでみてください。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

寂しがり屋度を診断する心理テストも作りました。

 

こちらも合わせてやってみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。