28Feb
[最終更新日]2023/03/04
こんにちは、伊庭和高です。
「被害妄想が強くて悩んでいる」
年齢や性別を問わず、
こうした声はよく寄せられます。
被害妄想が強くなるほど、
ネガティブな気持ちになります。
つい周囲に当たってしまい、
人間関係が悪化することもあるのです。
「被害妄想が強いのを直したい」
こうした思いを抱く人は多いです。
誰かのせいにし続けても、
幸せな人生が送れないのは確かです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
被害妄想が強い人の原因と直し方をお伝えします。
目次
なぜ被害妄想が強くなるのか?
被害妄想が強い人には、
3つの原因があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周りに合わせている
周りに合わせがちな人ほど、
自分の気持ちを我慢してしまいます。
「嫌われない様に…」
「怒られない様に…」
「変に思われない様に…」
相手にとって都合が良い存在になろうとするのです。
この場合、もし上手くいかないことがあると、
被害妄想が膨らみます。
「あの人に言われたからやったのに…」
こうした気持ちが浮かびやすいのです。
頭の中で考え過ぎている
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が増大する習性があります。
一説では1日に考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
頭の中でグルグル考えている時に、
被害妄想も浮かびやすいのです。
怒りや悲しみが増大し、
さらにエスカレートしてしまいます。
かまって欲しい
これは意外と気づいていない人が多いのですが、
被害妄想を持つことでかまってもらえるのです。
「こんな風にされた」
「自分は悪くないのに」
この様に被害妄想を持っていると、
相手は自分への対応に時間を割いてくれます。
共感してくれたり説明してくれたり、
あるいは反論を言われて意見を交わしあったりするでしょう。
いずれにせよ被害妄想を表現することで、
相手が気にかけてくれるメリットがあるのです。
承認欲求という言葉がありますが、
承認欲求が強い人とも言えます。
ですが被害妄想を持ちかまってもらえる関係は、
どこかで必ず破たんします。
最初は心配したり気にかけてくれた相手も、
次第に離れていってしまいます。
被害妄想を持ち続けても、
人間関係が悪化するばかりなのです。
被害妄想に悩まされる原因
私はぬいぐるみ心理学学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
被害妄想に悩まされるのも、
自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば被害妄想に悩まされません。
自分で気持ちを落ち着けながら、
落ち着いて行動できる様になります。
ですが自信が持てずにいると、
被害妄想も膨らんでしまいます。
周りに合わせたり、
かまって欲しいと思うのも、
自信がない時の傾向です。
また私は、被害妄想に悩むレベルを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
被害妄想度が判明します。
こちらも是非やってみてください。
幼少期にキッカケがある
そして私たちの自信のなさは、
幼少期の記憶が影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
笑いたい時に笑い、
泣きたい時に泣き、
欲しいものは欲しいと主張していました。
ですが成長する中で、
自信が持てなくなり被害妄想も膨らむのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信が持てなくなり、
被害妄想に悩まされる人もいるのです。
「親が否定ばかりしてきた」
「親の顔色を伺いがちだった」
「親も被害妄想が強かった」
こうした場合だと、
子供にも影響が出てしまうのです。
被害妄想に襲われるのを直す方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
被害妄想に悩まされない方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
被害妄想に襲われなくなります。
自分で自分の気持ちを声に出す
最初に紹介する方法は、
自分の気持ちを声に出すこと。
被害妄想に悩まされないためには、
普段から自分の気持ちを声に出すことが大切です。
先ほどもお伝えした様に、
声に出さず頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が増大してしまいます。
頭の中で考えてるほど、
ネガティブな気持ちに襲われ、
被害妄想が膨らんでしまいます。
どんな気持ちでも構いませんので、
自分の気持ちを声に出すことが、
被害妄想に悩まされない第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみと関わるのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみと関わるほど、
自分の気持ちに気づきやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分。
被害妄想に悩まされる時ほど、
自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えてしまいます。
「した方がいい」
「しなければいけない」
「するべきだ」
「してあげる」
「して欲しい」
「してくれない」
たとえばこれらの言葉は、
相手のことを考えている時に出てきます。
あるいは自分を主語にせず、
「どうしたらいいのか?」と問いかけています。
周りに答えを求めている状態なので、
上手くいかないと周りのせいにすることで、
被害妄想を膨らませてしまうのです。
「どうしたいのか?」と問いかけるのは、
被害妄想に悩まされないために不可欠です。
被害妄想に悩まされ続けても、
幸せな未来は待っていません。
愚痴や不満を吐き出すことで、
一時的にストレス発散できても、
一向に現状は好転しないのです。
被害妄想に悩まされる原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
被害妄想に悩まされなくなります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。