menu

シンデレラ症候群の末路は2つ!心理背景と治し方を解説

[最終更新日]2024/01/09

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回はシンデレラ症候群を取り上げます。

 

男性に自分のことを幸せにして欲しいと、

依存的な願望を持っていること

 

これがシンデレラ症候群であり、

女性を対象に使われる言葉です。

 

経済的に依存しようとしたり、

精神的に頼りきりになることなど、

男性に高い理想を抱く心境のことです。

 

男性に幸せにして欲しいと思うことは、

誰しも一度はあるでしょう。

 

ですが依存的な願望を持っていると、

恋愛や夫婦関係が上手くいかないのです。

 

相手に求め過ぎてしまうのが、

シンデレラ症候群なのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

シンデレラ症候群の人の心理背景を解説します。

 

その上でシンデレラ症候群の治し方を、

独自の切り口でお伝えします。

 

シンデレラ症候群の人の心理背景

 

シンデレラ症候群の人の心理背景は3つ。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

相手に満たしてもらおうとしている

シンデレラ症候群の人は、

相手に自分を満たしてもらおうと思っています。

 

「幸せにして欲しい」

「かまって欲しい」

「話を聞いて欲しい」

 

この様に「〜して欲しい」が出てきたら要注意。

 

シンデレラ症候群の可能性があります。

 

相手が満たしてくれるかどうかは、

あくまで相手次第です。

 

その日の気分や体調にも左右されます。

 

相手に満たしてもらおうとするほど、

相手の言動を受けて心が乱れやすいのです。

 

相手に満たして欲しい気持ちも強まれば、

依存心が生まれてしまうこともあります。

 

また相手に満たしてもらう気持ちが強ければ、

自分で自分を満たせていないと言えます。

 

普段から自分で自分を満たせていないので、

相手に満たしてもらおうと考えるのです。

 

寂しがり屋

実は寂しがり屋な人も、

シンデレラ症候群になりがちです。

 

寂しさを埋めて欲しいと思い、

つい相手に求めすぎてしまうのです。

 

相手が話を聞いてくれたりと、

一時的に寂しさを埋めることができても、

時間が経てば再び寂しさに襲われます。

 

かまってちゃんな人もこの傾向があり、

相手に求める気持ちが強まります。

 

自分に自信がない

自分に自信がない人ほど、

相手に求めがちになります。

 

仕事や私生活はもちろん、

普段から自分に自信が持てずにいると、

相手に幸せにして欲しいと思うのです。

 

自分では幸せになれないと思ったり、

何かに挑戦して幸せになるのが難しいと感じ、

相手に幸せにしてもらいたい欲求が出てきます。

 

ただし相手に幸せにしてもらっても、

自分に自信が持てない状況は変わらないので、

再び自信がなくなり相手に求め続けてしまいます。

 

シンデレラ症候群の末路

 

シンデレラ症候群を放置していても、

幸せな未来は待っていません。

 

2つの末路を紹介しますが、

どちらか1つに該当することもあれば、

両方に当てはまるかもしれません。

 

理想と現状のギャップに悩み続ける

もっと自分を幸せにして欲しいと、

常に高い理想を抱いてしまうのが、

シンデレラ症候群の特徴です。

 

理想を抱くのは良いのですが、

理想と現実とのギャップに悩まされます。

 

「まだ足りない」

「もっと幸せにならないと」

 

理想に追いつかないと感じやすいので、

一時的に満たされることがあっても、

足りない部分に意識が向いてしまう。

 

常に悩んでいる様なものなので、

生きづらさを感じてしまいます。

 

関係が悪化する

相手に幸せにして欲しいと求めるほど、

次第に相手も負担に感じます。

 

「自分で何とかして欲しい」と思われて、

ケンカや衝突が生まれてしまうのです。

 

また相手に求め過ぎな姿勢を感じ取られ、

関係が進展しないこともあります。

 

付き合うまで至らなかったり、

関係が深まらなかったりと、

パートナーシップの悩みを抱え続けてしまいます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

私はよく、悩みは形を変えて繰り返されるとお伝えします。

 

「この人は私を幸せにしてくれない」

「どこか物足りなさを感じる」

 

この様に思って付き合う相手を変えれば、

一時的に気持ちもリセットされます。

 

ですが相手を変えても自分が変わらないと、

再びシンデレラ症候群が出てくるのです。

 

あるいは「結婚すれば幸せになれる」

と思っている人もいます。

 

ですが結婚して環境が変わっても、

自分自身が変わらないとシンデレラ症候群が出てきます。

 

その意味でシンデレラ症候群は、

時間が解決してはくれません。

 

自分自身と向き合い、

現状を変えていく必要があるのです。

 

シンデレラ症候群の治し方

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

シンデレラ症候群の治し方を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

現状を好転できる様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分の気持ちを声に出すこと」

 

シンデレラ症候群に悩む時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

相手に幸せにして欲しい気持ちが強まります。

 

「〜して欲しい」と相手に求め過ぎるのは、

決まって頭の中で考えている時です。

 

ここでポイントなのが、

「自分で」声に出すこと。

 

愚痴をこぼす様に、

いきなり周りに吐き出さないでください。

 

周りに吐き出せばスッキリしますが、

周りは決して良い気分にならないでしょう。

 

相手との関係が悪化したり、

相手に避けられてしまったりと、

良いことはありません。

 

どんな気持ちでも良いので、

自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることで、

自分の気持ちを声に出しやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

シンデレラ症候群に悩む時は、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

「してもらう」

 

たとえばこれらの言葉は、

相手のことを考えている時に出てきます。

 

相手の反応を気にしたり、

相手に求めすぎてしまいます。

 

どれだけ相手のことを考えても、

相手の行動はコントロールできないので、

ますます悩みが深まるのです。

 

あるいは「どうしたいのか?」ではなく、

「どうしたらいいのか?」と問いかけています。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

シンデレラ症候群を治すために不可欠です。

シンデレラ症候群に悩んだままでは、

幸せな未来は待っていません。

 

相手の行動にイライラもやもやしたり、

求め過ぎて関係が悪化してしまいます。

 

幸せなパートナーシップは築けず、

理想と現実のギャップに苦しんでしまうのです。

 

シンデレラ症候群の根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状を変えることができます。

 

自分自身で幸せを感じながら、

相手ともより理想の関係を築ける様になります。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。