16Jan
[最終更新日]2024/01/16
こんにちは、伊庭和高です。
「我慢していると言われた」
年齢や性別を問わず、
こうした相談はよく寄せられます。
本人が自覚していることもあれば、
自覚がないのに我慢していると思われることもあります。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
我慢していると言われた背景を解説します。
その上で現状を好転する解決策を、
独自の切り口でお伝えします。
目次
我慢していると言われた背景
我慢していると言われてしまうのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
周りの目を気にしている
周りにどう思われるか気にしていると、
自分の気持ちを我慢しがちになります。
自分のことは脇に置いて、
周りの目を優先して考えてしまうのです。
「嫌われない様にしないと…」
「これを言ったらどう思われるのか…」
「失礼に思われないだろうか…」
この様に周りありきで考えれば、
無意識に我慢してしまいます。
言いたいことを飲み込んだり、
相手に同調して振る舞う場面も増えるのです。
良い子を演じている
仕事でもプライベートでも、
良い子を演じるほど我慢しがちになります。
求められることを考えたり、
優等生な自分を演じようとします。
確かに評価されることもありますし、
褒められることもあるでしょう。
ですが良い子を演じるほど、
自分の気持ちを我慢してしまいます。
最初は評価されていても、
「意見がない人」だと思われ、
次第に評価を落とすこともあるのです。
何がやりたいかわからない
「やりたいことがわかならい」
「言いたいことがわからない」
この様に自分の気持ちがわからなければ、
周囲からは我慢している様に見えます。
そもそも自分の気持ちがわからないので、
口から言葉が出てこないのです。
相手に合わせてばかりになったり、
意見を求められても黙り込むこともあります。
我慢をしたい人はいない
我慢をしている自覚の有無に関係なく、
我慢する状況はつらいです。
そもそも冷静に考えれば、
我慢をしたい人はいません。
我慢とは仏教用語では、
煩悩の1つです。
つまり我慢している状態が、
既に悩んでいるのです。
我慢し続けた末路
仕事でもプライベートでも、
我慢してその場をやり過ごすことはできるでしょう。
ですが我慢を続ければ、
どこかで我慢の限界が訪れます。
つい相手に言い過ぎたり、
周囲に当たり散らしてしまうこともあります。
あるいは周囲には何も言えず、
1人の時に抱え込んでしまうこともあります。
お酒やお菓子やネットサーフィンなど、
ストレス発散の行動へ走る人もいます。
いずれにせよ我慢を続けても、
幸せな未来は待っていないのです。
我慢をしてしまう根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
我慢をしてしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば我慢ばかりしません。
周りの反応を気にせず、
堂々と振る舞える様になります。
ですが自信のなさに直面すると、
何かあると我慢をしてしまうのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
悩みは形を変えて繰り返される
「我慢する状況は時間が解決してくれる」
この様に思っている人もいますが、
それは間違っています。
異動や転職や引っ越しなど、
環境を変えれば気分もリフレッシュされるでしょう。
ですが周りを変えても自分が変わらないと、
新たな環境でも同じ悩みを繰り返してしまうのです。
その意味で我慢をしてしまう状況は、
時間が解決してはくれません。
自分自身が変わろうとしなければ、
同じ状況が続いてしまいます。
我慢をしてしまう現状を変える方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
我慢をしてしまう現状を変える方法を解説します。
2つの方法は今から実践できるので、
さっそく試してみてください。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
我慢をしてしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考える事柄の9割が、
ネガティブな内容とも言われてます。
ネガティブに考えるほど、
周りの反応が気になってしまいます。
相手にどう思われるかを気にして、
いい子を演じ始めるのです。
そして最終的には我慢をしてしまいます。
独り言で構いません。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
我慢をしてしまう現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
我慢をしてしまう時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
自分の気持ちを我慢したり、
無理して相手に合わせてしまいます。
あるいは「どうしたらいいのか?」と考えがちなのも、
我慢をしてしまう人の傾向です。
「私はどうしたらいいの?」という様に、
答えを周りに求めてしまうので、
いつまでも結論が出ないのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
我慢する現状を好転するために不可欠です。
我慢をし続けても疲れますし、
幸せな未来は待っていません。
仕事、恋愛、友達関係など、
どこかで必ず問題が発生します。
相手のことを気にし続けたり、
相手に振り回されることも増え、
ストレスが爆発してしまうのです。
我慢をしてしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
今から現状は変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。