19Mar
[最終更新日]2024/03/19
こんにちは、伊庭和高です。
「この人は裏表がある…」
「何だか信用できない…」
仕事でもプライベートでも、
裏表のある人は損をします。
人間関係で悩みに直面したり、
どこかで必ず壁にぶつかるでしょう。
裏表のある性格を変えたいという相談は、
定期的に私の元に寄せられます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
裏表がある人の心理背景と改善法をお伝えします。
目次
裏表がある人の末路
裏表がある人の末路は2つで、
幸せなものではありません。
どちらか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまることもあります。
信頼を失う
「あの人は裏表があるから信用できない」
「言動に一貫性がない」
周囲からこの様に思われるほど、
信頼を失ってしまいます。
言うこともコロコロ変わるでしょうし、
何を考えているかわからないと思われれば、
周りも不安になってしまうのです。
仕事でもプライベートでも、
信頼を失って良いことはありません。
自分の気持ちがわからなくなる
裏表があるままだと、
自分で自分の気持ちがわからなくなります。
やりたいことがわからなくなったりと、
今後の人生に影響が出てしまいます。
その場しのぎの行動が取れたり、
損得勘定で動くことはできるでしょう。
結果として自分の気持ちがわからず、
「何のために生きているのか…」と虚無感を抱くこともあるのです。
どちらが裏でどちらが表か、
自分でもわからなくなってしまうのです。
裏表がある人の心理背景
裏表がある人には、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
疑い深い
疑い深い性格の人ほど、
裏表が出てしまいます。
「本当に大丈夫なのか?」
「自分を偽った方が良いのでは?」
疑いの気持ちから素直になれず、
その場で言動を変えがちになります。
これは決して相手だけでなく、
自分自身に疑い深い人もいます。
自分の決断を信じられないので、
裏表のある言動を取ってしまうのです。
周りの目を気にしている
「あの人にどう思われているのか?」
「怒られない様にしないと…」
「浮いてしまうのではないか?」
この様に周りの目を気にするほど、
言動に一貫性がなくなります。
自分の気持ちは脇に置き、
相手にどう思われるかを優先して考えてしまうのです。
言いたいことを我慢したり、
無理して相手に合わせてしまいます。
これでは裏表のある言動をしてしまいます。
損得勘定が強い
目先のメリットを気にしたり、
周りからの評価を求めると、
裏表のある言動になってしまいます。
損得勘定が強いことで、
その場その場で態度が変わるのです。
確かに目先のメリットは得られても、
裏表のある態度は周囲に不信感を与えます。
目先のメリットがあっても、
長い目で見ればデメリットばかりなのです。
裏表がある根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
裏表があるのも、自分の自信のなさが原因なのです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば裏表のない振る舞いができます。
周りの目が気になったり、
疑い深くなったり、
損得勘定で動いてしまうのも、
自分の自信のなさが背景にあるのです。
悩みは形を変えて繰り返される
仕事を変えても、
付き合う相手を変えても、
悩みは何度も繰り返されます。
周りの環境を変えても、
自分自身が変わろうとしなければ、
新たな環境で裏表のある言動を見せてしまうのです。
その上で裏表のある言動は、
時間が解決してはくれません。
冒頭でもお伝えした通り、
裏表のある言動を放置していても、
幸せな未来は待っていません。
自信のなさと向き合いながら、
現状を変えていくことが必要なのです。
裏表があるのを治す方法
次にぬいぐるみ心理学で、
裏表があるのを治す方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状を変えることができます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
裏表のある言動を取る時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
周りにどう思われるか気になったり、
疑い深い一面が出てしまいます。
裏表のある言動を取るのは、
頭の中であれこれ考えている時なのです。
独り言で構いません。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
裏表をなくすための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
裏表のある言動を取る時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応が気になったり、
損得勘定で考えてしまいます。
また「どうしたらいいのか?」という問いかけも、
裏表のある言動を取る人が考えがちです。
「私はどうしたらいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けてしまいます。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
裏表のある言動を治す上で不可欠です。
裏表のある言動を取り続けても、
幸せな未来は待っていません。
人間関係のトラブルが起きたり、
同じ悩みを繰り返したりと、
生きづらさを感じるでしょう。
裏表のある言動を取ってしまう状況は、
今すぐにでも変える必要があります。
裏表のある言動を取る根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。