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人と会った後に落ち込む3つの心理とは?原因と対策を紹介

[最終更新日]2024/06/11

こんにちは、伊庭和高です。

 

「私たちの悩みの原因は、すべて人間関係によるものだ」

 

これは『嫌われる勇気』でも有名な、

心理学者のアドラーの残した言葉です。

 

人と会った後に落ち込んでしまうのも、

私の元によく寄せられます。

 

たとえ楽しい時間が過ごせても、

次の瞬間には落ち込んでしまうのです。

 

今回は人と会うと落ち込んでしまう背景を、

ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。

 

人と会った後に落ち込む原因とは?

 

人と会った後に落ち込んでしまうのは、

3つの原因があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

順番に見ていきましょう。

 

相手の反応を気にしている

「あの発言はどう思われたかな…」

「気を悪くしていないかな…」

「変な風に捉えられたらどうしよう…」

 

この様に相手の反応を気にしていると、

人と会った後に落ち込んでしまいます。

 

相手にどう思われるかを気にしても、

相手の心を読み取ることはできません。

 

正解がわからない問題を解いている様なもので、

いつまでも結論が出ず落ち込み続けるのです。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸で人と関わっている状態です。

 

嫌われるのを怖がっている

友達、恋愛、仕事など様々な人間関係で、

嫌われるのを怖がっている人ほど、

人と会った後に落ち込んでしまいます。

 

「嫌われてしまったかな…」と、

最悪の事態を考えて落ち込むのです。

 

人と会った後にどっと疲れてしまい、

モヤモヤした気持ちを抱え込むでしょう。

 

自分が悪かったのでは?と責め続けたり、

ネガティブ思考が止まらなくなります。

 

完璧主義

完璧主義の一面がある人ほど、

人と会った後に落ち込みやすいです。

 

完璧な対応ができなかったと落ち込むのです。

 

完璧さを求めるのは否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

できていない点や反省ばかりを続け、

気持ちが落ち込んでしまいます。

 

人間の疲れの8割が「気持ちの疲れ」

子供の頃は外で遊んだり、

体育や部活動もあったので、

大人よりも体を動かしているはずです。

 

それなのに大人になってから、

子供の頃以上に疲れやすく感じることがあります。

 

これは決して体力的なものではなく、

精神的な疲れなのです。

 

私たち人間の疲れの8割は、

気持ちの疲れです。

 

人と会って落ち込むほど、

気持ちの疲れは私たちに影響を与えています。

 

人と会った後に落ち込む根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

人と会った後に落ち込んでしまうのは、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば人とあっても落ち込みません。

 

相手の反応を気にしたり、

嫌われるのを怖がったり、

完璧主義になってしまうのも、

自信のなさが背景にあります。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

人間関係は一生続く

職場や付き合う人を変えれば、

一時的に落ち込みもリセットされるでしょう。

 

ですが環境を変えても自分が変わらないと、

新たな環境で同じ悩みに直面してしまいます。

 

人と会った後に落ち込む状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

人間関係は一生続くからこそ、

自信のなさと向き合い今から現状を変える必要があります。

 

現状を好転する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を改善する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

人と会って落ち込む状況は改善できます。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず初めに取り組む方法は、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

人と会って落ち込んでしまう時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考えることの9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

気を使い続けたり、

相手の反応を気にしたり、

完璧主義になってしまうのも、

決まって頭の中で考えている時です。

 

どんな気持ちでも大丈夫です。

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を好転する第一歩です。

 

「どうしたい?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

人と会って落ち込んでしまう時ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを考えています。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければならない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。

 

また「どうしたい?」ではなく、

「どうすればいい?」と考えがちなのも、

人と会って落ち込む時の傾向です。

 

自分を主語にしていないので、

まず相手のことを先に考え落ち込んでしまうのです。

 

「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、

人と会っても落ち込まないために不可欠なのです。

人と会って落ち込む状態を放置すれば、

仕事でもプライベートでも悪影響を及ぼします。

 

毎日を楽しめませんしストレスがたまる一方です。

 

人と会った後に落ち込む根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法を実践することで、

現状を今から好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。