9Apr
[最終更新日]2024/04/09
こんにちは、伊庭和高です。
恋愛依存に悩んでいる相談は、
年齢や性別を問わずよく寄せられます。
恋愛に依存しても良いことはないですし、
常に心が不安な気持ちに襲われます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛依存症の治し方を解説します。
また恋愛依存になる原因を、
詳しくお伝えします。
目次
なぜ恋愛依存症になるのか?
恋愛に依存してしまう人には、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
自分で自分を満たせていない
自分で自分を満たせていないから、
恋愛で自分を満たそうとするのです。
日々の生活に物足りなさを感じたり、
自分を大切にできていないから、
恋人に心を埋めてもらおうとしている状態です。
たとえば何がやりたいかわからず、
何となく日々を過ごしていると、
自分の心は満たされません。
恋人がいる時は心が満たされ、
恋人がいない時は心が満たされない。
恋愛している時は心が満たされ、
そうでない時は満たされない。
一緒にいると心が満たされ、
一人の時は心が満たされなくなってしまいます。
この状態をたとえるなら、
恋愛が栄養ドリンクです。
栄養ドリンクを飲めば元気になりますが、
効き目はいずれ切れてしまいます。
栄養ドリンクがないと心を満たせない、
非常に不安定な状態だと言えるのです。
寂しがり屋
実は寂しがり屋な人も、
恋愛に依存しがちです。
寂しさや不安や孤独感に襲われると、
恋人に心を満たしてもらおうとするのです。
恋人がいれば寂しくないものの、
恋人が一緒にいなかったり、
想定と違う反応をしてくると、
急に寂しくなってしまいます。
恋愛に依存することで、
寂しさを紛らわせている状態です。
また寂しがり屋について相談を受けることが多いので、
寂しがり屋度を診断するテストを作りました。
12個の質問(二択)に答えるだけで寂しがり屋度を判定できますので、
気になる場合はやってみてください。
周りの目を気にしている
「周りにどう思われるのか…」
「世間体が気になる…」
「怒られない様にしないと…」
この様に周りの目を気にしていると、
何事も自分で決められなくなります。
失敗するのを怖がったり、
周りの反応を怖がってしまうのです。
結果として恋人に決めてもらったり、
恋人の意見に何でも同調するのです。
周りの目が気になる人ほど、
依存的な恋愛をしやすくなります。
恋愛依存の原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛に依存してしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば恋人に依存しません。
自分の気持ちを大切にしながら、
自立した関係を築ける様になります。
自分で自分を満たせていないのも、
寂しがり屋なのも、
周りの目を気にしてしまうのも、
自分の自信のなさが背景にあるのです。
つまり本当に幸せな恋愛をするには、
自信の有無がポイントになります。
悩みは形を変えて繰り返される
恋人と別れたり、
新たな恋愛を始めても、
依存してしまう悩みは繰り返されます。
相手や環境を変えても自分が変わらないと、
新たな恋愛でも自信のなさが出てしまい、
結果的に恋人に依存してしまうのです。
しかも恋人と結婚できたとしても、
依存的な関係を築くのは続いてしまいます。
恋愛に依存してしまう状況は、
時間が解決してはくれないのです。
自信のなさと向き合いながら、
まず自分が変わることに意識を向ける必要があります。
恋愛依存の治し方
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛に依存するのをやめる方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状を変えることができます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛に依存してしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
相手の反応を気にしたり、
寂しがり屋な一面が出てしまいます。
恋愛に依存してしまう時は、
決まって頭の中で考えています。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
恋人や友達など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
独り言で構いません。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
恋愛への依存を克服する第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛に依存してしまう時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応が気になったり、
相手に求め過ぎてしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で恋愛をしてしまうのです。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、
恋人に依存せず幸せな関係を築く方法です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
恋人に依存しないために不可欠なのです。
恋愛に依存する現状を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
恋人の言動にモヤモヤしたり、
不安や寂しさに襲われたり、
いつも関係が上手くいかなくなったりと、
良いことはないのです。
恋愛に依存する根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。