14Dec
[最終更新日]2025/12/11

こんにちは、伊庭和高です。
今回は恋愛について取り上げます。
「恋愛していないと不安になる」
「すぐ好きになってしまう」
「うまくいかない恋愛を繰り返してしまう」
こうした“恋愛体質”に悩む人は少なくありません。
ですが誤解しがちなのは、
恋愛体質は「性格の問題」ではないということ。
正しい方向からアプローチすれば、
誰でも恋愛体質は治せます。
この記事では恋愛体質に陥りやすい原因や心理背景を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
そして恋愛体質を根本から治す方法を、
独自の切り口でお伝えします。
目次
恋愛体質になってしまう心理背景
恋愛体質になってしまう人には、
5つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①自分で自分を満たせていない
恋愛体質の人は自分で自分を満たすよりも先に、
「誰かに大切にされたい」
「愛されたい」
という気持ちが強くなりがちです。
自分で自分の心を満たせておらず、
恋愛を通して相手に満たしてもらおうと考えているのです。
一緒にいれば楽しいですし、
恋愛している瞬間は心も満たされます。
ただし自分で自分を満たせていないので、
恋愛に依存してしまうのです。
②一人でいるのが不安
一人でいるのが不安な人は、
誰かといることで不安を手放そうとします。
友達、同僚、家族だけでなく、
恋愛することで一人の不安を紛らわせている状態です。
ただしこれは決して、相手のことが好きとは限りません。
「一人でいるよりはマシだから」という理由で、
好きでもない人と付き合ってしまうこともあるのです。
③幼少期の親との愛着形成の影響
幼少期に親との関係が不安定だった場合、
恋愛にも影響を与えてしまいます。
・愛情を求めすぎる
・相手の反応に敏感になる
・不安から過剰に連絡する
こうした傾向が恋愛でも現れてしまうのです。
親と恋愛は「愛情」という共通点があるので、
親との関係性が恋愛に悪影響を及ぼすことがあります。
・親にかまってもらえなかった
・親の前で良い子を演じていた
・親が育児放棄をしていた
・親も恋愛体質だった
たとえばこうした場合は子供が恋愛体質になりやすいのです。
④寂しさを埋めている
寂しさを埋めるために恋愛をする人もいます。
ただし寂しさを埋めることができても、
恋愛していない時は寂しさに襲われます。
恋人と遊んだ後に急に寂しくなったり、
家にいる時に寂しさに襲われてしまうのです。
恋愛をすることで一時的に寂しさを埋めているだけの状態です。
これでは幸せな恋愛はできません。
⑤恋愛で得られる“快感”に依存している
恋愛をすると私たちの脳内では、
ドーパミンやオキシトシンが分泌されます。
この快感は、実は“小さな依存”を生みます。
・LINEが来る
・デートする
・優しくされる
こうした恋愛での刺激は強く、
それを繰り返し求めてしまうことで“恋愛体質”が固定化されていきます。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛体質になってしまうのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば恋愛体質にはなりません。
自立した気持ちで過ごしながら、
恋愛に依存することもありません。
一方で自分に自信がない時ほど、
恋愛体質になってしまうのです。
先ほど紹介した5つの心理も、
自信のなさが根底にあるのです。
仕事など普段は自信があっても、
恋愛になると自信がなくなる人もいます。
恋愛体質の末路
恋愛体質を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
どこかで恋愛が上手くいかなくなり、
関係を深めたり結婚につながることがないのです。
それこそ自分の自信のなさが好きな人にも伝わり、
別れにつながることもあるのです。
相手に求めすぎてしまったり、
恋愛をしていないと自分を保てなくなってしまいます。
そして付き合う相手や環境を変えても、
自分が変わらないと同じ悩みを繰り返します。
恋愛体質に悩む状況は、
時間が解決してはくれないのです。
幸せな恋愛をする2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
恋愛体質を改善し幸せな恋愛ができる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛体質に悩む人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
寂しさや不安に飲み込まれたり、
相手に求めすぎてしまいます。
先ほど紹介した5つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
恋人や家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
悩みが解決しない間違った方法なのです。
それこそネガティブな気持ちを、
周りに吐き出している状態です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛体質に悩む人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
「してくれない」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手に求め過ぎてしまったり、
相手にどう思われているかが気になります。
まさに他人軸で恋愛をしてしまうので、
幸せな関係は築けません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことを選択するからこそ、
自分の気持ちを大切に関係を築ける様になります。
寂しさや不安が出てきても自分で落ち着かせ、
気持ちを安定させながら恋愛ができるのです。
恋愛体質に悩む状態は、
今すぐにでも改善する必要があります。
一時的には楽しい瞬間があっても、
それ以上に多くの時間で感情が乱れてしまうのです。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。











