23Apr
[最終更新日]2026/03/25

こんにちは、伊庭和高です。
さまざまな場面での人間関係において、
「親しくなるのが怖い」という相談を受けることがあります。
・初対面の相手と仲良くなること
・友達として深い関係になること
・恋人になること
・結婚すること
・仕事で深い関係になること
表面的な関係なら築けるものの、
いざ親しくなり始めると、
とたんにブレーキを踏んでしまうのです。
「本当は仲良くなりたいのに、怖い気持ちがある」
こうした言葉を聞くことも多いですが、
仲良くなりたいと思いながらも、
同時に自ら関係を遠ざけてしまうのです。
親しくなって来たタイミングで、
急に自分から素っ気ない態度を取ってしまうこともあるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
親密になることが怖い原因と克服法を解説します。
目次
親しくなるのが怖い心理背景
親しくなるのが怖いと感じるのは、
2つの心理背景があるからです。
どちらか1つに当てはまることもあれば、
両方に該当することもあります。
自分の気持ちを偽れないから
親しい関係になるほど、
お互いに自分をさらけ出して関わる様になります。
表面的に良い子を演じて関わり続けると、
どこかで必ずボロが出てしまうのです。
たとえば周りの目を気にしている場合、
自分の気持ちを押し込めやすくなります。
当たり障りない関係は築けるかもしれませんが、
関係が深くなるとお互いに本音を出して関わる場面も増えてきます。
自分の気持ちを偽れないということは、
それだけ不安も抱くでしょう。
「嫌われたらどうしよう…」
「上手く話せなかったらどうしよう…」
「怒られたらどうしよう…」
様々な不安が頭の中をよぎるので、
関係を深められなくなってしまうのです。
関係が壊れた時が怖いから
親しい関係になればなるほど、
同時に関係が壊れた時のことを恐れてしまうのです。
「ケンカ別れをしたらどうしよう…」
「失恋したらどうしよう…」
親しくなるということは、
それだけ自分をさらけ出すことも出てきます。
自分を偽らず本音も出していくからこそ、
同時に上手くいかない時にショックを受けたり傷つくこともあるのです。
関係が壊れることが怖いなら、
いっそのこと初めから関係を深めなければ良いと思っているのです。
ちなみにこの場合、
過去に関係が壊れた記憶がある人もいれば、
全く経験がないものの恐れている人もいます。
どちらにしても、関係が壊れるのを恐れていると、
いつまでも深い関係にはなれません。
気を使いながら関わったり、
どこか距離のある関係ができてしまいます。
親しくなるのが怖い根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。
親しくなるのが怖いと感じるのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自分に自信が持てていない時ほど、
親しい関係になるのを恐れてしまうのです。
その結果、自分から距離を取り、
適度に当たり障りない関係を築きがちになるのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
ですが、人間関係は一生続きます。
親しくなるのが怖い気持ちも、
向き合わなければ一生続いてしまいます。
親しくなるのが怖いという現状も、
今から向き合い克服することが大切です。
ちょうど先日の個別相談に訪れた方も、
親しくなるのが怖い悩みを克服したいと伝えて下さっていました。
幼少期の記憶も影響しています
親しくなるのが怖い人の中には、
幼少期の記憶が影響していることもあります。
私たちが生まれた時に最初に関わるのが親です。
親こそ一番親しかった相手なので、
親と関わる中で抱いた感情が影響し、
親しくなるのを怖がる様になる人もいるのです。
「親がかまってくれなかった」
「親に怒られることが怖かった」
「親からの愛情を十分に感じられなかった」
たとえばこうした場合は大人になっても影響が出てしまいます。
あるいは幼少期の人間関係でトラウマがあると、
成長する中でも悪影響を与えることがあります。
「親しかった友達に裏切られた」
「親しくしている友達が突然転校した」
たとえばこうした記憶が頭に残り、
親しくなることへの恐れにつながることもあるのです。
親しくなることの恐れを手放す方法
親密になることが怖いのを抜け出す方法を、
ここから2つ解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
恐れを手放し人と関われる様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
親しくなることに怖さがある人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど
物事をネガティブに捉えてしまうと言われています。
頭の中で考えを巡らせ続けていると
不安や恐れが増大しやすいのです。
人間関係の悩みを抱いている人は、
ほぼ100%頭の中で考える癖があります。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することで、
人間関係の悩みは克服できる様になります。
「どうしたいのか?」を問いかける
自分で自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
親しくなるのが怖いと思う人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に相手のことを考え、
気持ちを偽ってしまうのです。
自分を主語にして問いかけないと、
いつまでも関係を深められません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
自分が望む関係を築く上で不可欠です。
相談事例を紹介します
ここからは私の元に寄せられた具体的な相談事例を紹介します。
千葉県在住の太田さん(男性・仮名)は、
親しくなることが怖く感じる原因を調べる中で、
私のサイトにたどりつきました。
===相談内容===
初対面だと場を盛り上げることができたり、
上手く会話を進めることができるのですが、
何度も会う度に仲を深められなくなってしまいます。
相手にどう思われるかが気になったり、
自分には話すことが何もないと思ったりと、
気づけば関わることにブレーキを踏むのです。
その影響か本音で関わる友達はおらず、
浅く広い表面的な人間関係ばかりを築いています。
恋愛でも付き合うことができず、
仕事でも後輩と信頼関係を築けていないと感じています。
「自信のなさが原因」と聞いて納得しましたし、
何とかして現状を変えたいと思っています。
===相談内容===
太田さんに生まれた変化
私は太田さんのお話を聞きながら、
先ほど紹介した2つの方法を伝えました。
また太田さん個別の状況を踏まえて、
すぐに取り組む課題もお伝えしました。
いざ実践を始めて1ヶ月で、
太田さんは手応えを感じ始めました。
===ここから===
以前までは周りを気にしていたものの、
少しずつ自分の気持ちを表現できる様になりました。
「どうしたい?」を習慣化する中で、
聞きたいことを聞き、話したいことを話すことを徹底しました。
相手がどう思うかは脇に置いて、
まず自分がしたいことを優先したことで、
今まで以上に会話が弾む様になりました。
相手も本音を伝えてくれたりと、
ぎこちなく表面的な会話で終わらず、
一歩も二歩も踏み込んで話せる様になったのです。
もちろん今もまだ周りを気にすることはありますが、
ブツブツ独り言をつぶやいて気持ちを整理できています。
親しい関係を築くことへの恐怖心は、
今はもうありません。
===ここまで===
仕事でも、プライベートでも、
仲良くなることに恐れを持っていると、
人間関係のストレスを抱きやすくなります。
気疲れも蓄積しやすくなりますし、
マイナス思考が心の中に充満しやすくなります。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
親しくなることの恐れは手放せます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば親しくなるのを怖がらずに関われる様になるのか?」
詳しくは無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。












