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承認欲求で悩む人は他人軸の共通点があります

[最終更新日]2025/05/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回のテーマである承認欲求は、

年齢や性別を問わず多くの方から相談が寄せられます。

 

仕事でもプライベートでも、

承認欲求に振り回されると悩みも発生します。

 

とはいえ承認欲求は人間の基本的欲求の1つなので、

一切なくすことはできません。

 

上手く承認欲求と付き合いながら、

自分らしく人生を送ることが大切です。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

承認欲求に悩まされる背景や原因を解説します。

 

その上で承認欲求との上手な付き合い方もお伝えします。

 

承認欲求には2タイプある!

 

私は承認欲求には2タイプあると考えています。

1つが自己承認で、もう1つが他者承認です。

 

自分で自分を承認するのが自己承認。

誰かに承認してもらうのが他者承認です。

 

どちらも私たち人間にあるものですが、

承認欲求に悩まされる人は他者承認を求めがちです。

 

他人軸になっています

「誰かが承認してくれたら心が満たされる」

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

これは他人軸の状態です。

 

自分自身を承認できるかどうかが、

誰かの反応に左右されている状態です。

 

昨日は承認してくれたのに、

今日は承認しれくれないといったことは普通にあります。

 

他者承認を求め続けるのは、

常に心が不安定になってしまうのです。

 

自信のなさが原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

承認欲求を求めて悩んでしまうのは、

自信のなさが背景にあるのです。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば他者承認は求めませんし他人軸にもなりません。

 

自分軸を持ち、自分で自分を承認できているのです。

 

ですが自分に自信がないから、

誰かからの承認を求めてしまいます。

 

また私は、承認欲求の強さを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

承認欲求をどれだけ感じているかが判明します。

こちらも是非やってみてください。

 

周りの反応を気にしている

承認欲求に悩まされている人は、

周りの評価や反応を気にしています。

 

「これを言ってどう思われるのか…」

「評価が下がらないようにしないと…」

「怒られたらどうしよう…」

 

この様にまず相手のことを考えて振る舞うのです。

 

相手のことを考えて振る舞うことで、

相手から承認してもらおうと無意識に考えています。

 

ですが相手の反応は相手次第で、

自分にはコントロールできません。

 

相手が自分の望まない反応を示すと、

承認欲求が満たされずモヤモヤしてしまうのです。

 

まさに他人軸の状況になっているので、

幸せな未来は待っていません。

 

幼少期の記憶も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶も影響しています。

 

成長し大人になる中で自信がなくなり、

たことがないかかわりを求めがちになるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

他者承認を求めやすくなります。

 

「親の顔色をうかがっていた」

「良い子を演じていた」

「親も他者承認を求めがちだった」

 

たとえばこうした場合だと、

子供にも影響が及んでしまいます。

 

ただし冷静に考えれば、

生まれた時から他者承認が強い人はいません。

 

他人軸で生きている赤ちゃんなど、

どう考えてもいないのです。

 

つまり承認欲求に悩まされるのは、

生まれ持った性格ではなく後天的に身についたものです。

 

だからこそ今から自信のなさと向き合い、

自分次第で現状を変えていけます。

 

現状を好転する方法

 

次に現状を好転する方法を、

独自の視点から解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

承認欲求に悩まされる状態から抜け出します。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初に取り組む方法は、

自分の気持ちを声に出すこと。

 

承認欲求に悩まされる時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず頭の中で考える癖があるのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大する習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

ネガティブに考えてしまうほど、

相手にどう思われるかが気になります。

 

結果的に他人軸となり他者承認を求めやすくなるのです。

 

どんな言葉でも大丈夫ですので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を改善するための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみを意識して活用することで、

他者承認を求める気持ちが収まります。

 

「どうしたい?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

承認欲求に悩まされる時ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かや何かのことを先に考えています。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければいけない」

「してほしい」

「してあげる」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分を主語に問いかけていない状態です。

 

自分以外の誰かや何かのことを先に考えてしまい、

他人軸の気持ちが強まります。

 

だからこそ他人軸が浮かんだら、

「どうしたい?」と問いかけ自分軸へ戻す必要があります。

 

「どうしたい?」を習慣化することが、

承認欲求に悩む現状を変えるために不可欠です。

仕事でもプライベートでも、

承認欲求に悩み続けるのはつらいです。

 

人間関係がギクシャクしたり、

心が不安定になる瞬間も増えます。

 

承認欲求に悩む根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状を今から変えていきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。