9May
[最終更新日]2023/05/09
こんにちは、伊庭和高です。
今回はお客様の声を紹介したいと思います。
夫婦関係についての相談は、
私の元によく届きます。
愛知県在住の鹿野さん(女性・仮名)は、
夫婦関係で悩みに直面し、
解決策を探す中で私のことを知りました。
===ここから===
夫婦関係がギクシャクする状況は、
ここ数年続いていました。
その度に解決策を探し、
さまざまな情報収集をしたものの、
どれも根本的な解決につながりませんでした。
夫の顔色を伺ってしまい、
それが理由で高圧的な言動を取られたり…
そして我慢の限界を迎えた時に、
逆に私が夫に言い過ぎてしまったり…
一緒にいたくて結婚したのに、
常に気を張って過ごしている様なものでした。
子供にも悪影響が出ている気がして、
私たちの気まずい空気を察知して、
自分の意見を主張しなくなっていました。
===ここまで===
夫婦関係の相談は多く寄せられますが、
夫婦関係も人間関係です。
私が普段からお伝えしている様に、
人間関係の悩みの原因は、
自分と相手のそれぞれにあります。
どちらか片方が100%悪いのではなく、
両方に振り返る点があるのです。
「自分だけが悪いのでは…」
「相手だけが悪い…」
この様に片方のせいにしていても、
現状は一向に好転しません。
また毎日の様に一緒にいるからこそ、
つい相手に求め過ぎてしまうことがあります。
「私の気持ちもわかって欲しい」
「つらい気持ちを受け止めて欲しい」
この様に「して欲しい」が浮かび、
相手の負担になってしまうケースもあります。
どれだけ相手が求めても、
相手が期待に応えてくれるかはわかりません。
相手の反応に心が乱され、
不安定な気持ちになってしまうのです。
また相手から求められたことを、
「するべきだ」「しなきゃいけない」と思い込む人もいます。
自分の気持ちを犠牲にしてしまうので、
ストレスばかり蓄積されるのです。
===ここから===
「夫婦関係の悩みの原因は自信のなさ」
伊庭さんの言葉を聞いた時に、
私の中でも理解できました。
確かに私に自信がないから、
夫の顔色を伺ってしまいます。
また自信がない時ほど、
相手に自分の気持ちを受け止めて欲しいと思ってしまいます。
自分で自分を満たすことができず、
夫に満たしてもらおうとする一面が出てしまうのです。
以前までの私は伊庭さんの言う通り、
自分か夫のどちらか一方だけの原因だと思っていました。
だからこそ悩みが解決せず、
むしろ状況が悪化していました。
===ここまで===
私は鹿野さんの話を受けて、
ブログやメルマガでお伝えしている、
現状を変える方法を解説しました。
また鹿野さんの現状を踏まえ、
専用の個別メニューを作成しました。
いざ行動を始めて数週間で、
鹿野さんは変化を実感されました。
===ここから===
「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分を主語にすることは、
夫婦関係でとにかく意識しました。
「して欲しい」
「してあげる」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「した方がいい」
「させたい」
伊庭さんが普段からおっしゃる、
他人軸で考えてしまう言葉を、
私は日常的に使っていました。
夫のことを先に考えるのではなく、
自分がどうしたいかを問いかけることで、
夫に求め過ぎることもなくなりました。
また自分の気持ちを我慢せず、
素直に伝えられる様になりました。
そして自分の気持ちを声に出すことも、
今までの私には足りませんでした。
頭の中でモヤモヤが増大し、
限界を迎えた時に爆発していました。
どんな気持ちも自分で声に出すことで、
ネガティブ思考を食い止めることができました。
夫にぶつけてしまうこともなく、
自分が苦しくなることもなく、
冷静に過ごせる時間が増えました。
結果的に夫とも自然と関われ、
以前の様なギクシャクはなくなりました。
夫の気持ちも理解できる様になり、
また夫も私の気持ちを理解してくれる様になりました。
お互いに対する感謝の気持ちを伝え、
ダメ出しばかりする状況も抜け出せました。
そして私たちが変わったことで、
子供も変に気を使うことなく、
自己主張してくれる様になりました。
子は親の顔を見て育つと言いますが、
親が変われば子供にも変化が生まれるのを実感しました。
===ここまで===
夫婦関係においても、
相手を変えることはできません。
相手を変えようと思えば思うほど、
ますます現状は悪化します。
まずは自分が変わることで、
自分の振る舞いにも変化が生まれます。
自分が変わることが結果として、
相手の変化を促すことにもつながります。
自信のなさと向き合いながら、
夫婦関係の悩みも解決していきましょう!
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。