8Feb
[最終更新日]2023/02/08
こんにちは、伊庭和高です。
アダルトチルドレンについては、
私の元にもよく相談が寄せられます。
子供の頃に家庭内で心理的に傷つき、
そのまま大人になった人のこと。
アダルトチルドレンを簡潔にまとめると、
この様になります。
子供の頃に起こった家族との経験を引きずり、
今を生きる上でネガティブな影響を与えている状態のことです。
つまり幼少期の家庭の記憶が大人になっても、
ネガティブな影響を与えている状態です。
アダルトチルドレンのままだと、
生きづらさを感じてしまいます。
今回はぬいぐるみ心理学の背景で、
生きづらさの原因を解説します。
なぜアダルトチルドレンは生きづらいのか?
これから紹介する5つの原因が、
生きづらさの背景にあります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
過去を引きずり続ける
アダルトチルドレンの人ほど、
幼少期の記憶を引きずっています。
子供の頃の影響を受け、
アダルトチルドレンに悩んでいるのです。
たとえば実家を離れ独立しても、
過去の親とのネガティブな記憶を引きずってしまいます。
定期的にネガティブな気持ちを抱き、
生きづらさを感じてしまうのです。
周りの目が気になる
「怒られたらどうしよう」
「否定されたらどうしよう」
「変な風に思われたらどうしよう」
この様に周りの目が気になってしまうのも、
アダルトチルドレンの特徴の1つです。
親の顔色を伺っていたならば、
付き合う相手を変えても顔色を伺ってしまいます。
自分よりも周りありきで考えてしまい、
周りに合わせたり良い子を演じてしまうのです。
自分の気持ちを我慢しがち
また周りの目が気になっていると、
自分の気持ちを抑えがちになります。
言いたいことを飲み込んだり、
やりたいことを我慢してしまいます。
自分の気持ちを抑えるのが癖になると、
そもそも自分の気持ちもわからなくなります。
ありのままの自分という言葉がありますが、
ありのままが何なのか自分でもわからなくなるのです。
寂しさに悩まされ続ける
アダルトチルドレンの特徴の1つに、
寂しさや孤独感を抱えがちということがあります。
親からの愛情を感じられなかったり、
親から拒絶されたと感じる経験があると、
寂しさを募らせてしまいます。
本当に好きなわけではなく、
寂しさを埋めるために恋愛をしたり、
人と会って気を紛らわせてしまうことも出てきます。
お酒やタバコにハマってしまったり、
SNSやネットサーフィンをし続けてしまうのも、
寂しさを募らせた時にやりがちな行動です。
アダルトチルドレンのままだと、
定期的に寂しさに襲われてしまうのです。
完璧主義
子供の頃に心の傷が生まれたことで、
「完璧にやらないと愛されない」と思い込む人もいます。
仕事でもプライベートでも、
完璧にやらなきゃと自分を追い込んでしまいます。
本来はそのままの自分でも愛されるのに、
完璧にやらないと愛されないと思うのも、
アダルトチルドレンの特徴の1つです。
結果として自分を苦しめてしまい、
常に何かに追われている様に感じてしまいます。
これでは生きづらさも感じるのです。
今もアダルトチルドレンに悩む根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
アダルトチルドレンは幼少期の経験が原因ですが、
今も悩み続けているのであれば、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があればアダルトチルドレンとも向き合い、
現状を1つずつ好転させることができます。
ですが自分に自信が持てていないと、
過去の記憶に影響を受け続けてしまい、
生きづらさを感じる状況を作り出してしまいます。
また私は、アダルトチルドレンのレベルを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
アダルトチルドレンでどれくらい悩んでいるかが判明します。
こちらもぜひやってみてください。
現状は今から変えられる
アダルトチルドレンは克服できると、
私はお客様に伝えています。
子供の頃の記憶が影響を与えているものの、
誰もが生まれた瞬間は自分らしく振る舞えていました。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
成長する中のどこかのタイミングで、
家庭でのネガティブな影響を受ける様になったのです。
つまり生まれた瞬間から、
アダルトチルドレンだった人はいないのです。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものだからこそ、
誰でも今からアダルトチルドレンを克服できると考えています。
実際私のお客様を見ていても、
自信のなさと向き合い行動したことで、
アダルトチルドレンを克服したケースはあります。
今この瞬間から自分と向き合うことで、
現状は変えることができます。
アダルトチルドレンの克服法は、
別の記事で詳しく解説しているので、
合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。