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ゲシュタルトの穴理論

[最終更新日]2022/06/15

 

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

最近、以前にも増して、

ご紹介で無料講座に登録された方が増えています。

 

現在は講座の2回目で、

講座に申し込まれた理由を聞いているのですが、

「●●さんに勧められて申し込みました」という声が増えています。

 

本当に嬉しい限りです。

 

 

安心感は自分で生み出せると以前にお伝えしましたが、

友達や職場仲間や家族に勧められた時って、

基本的には安心感を抱きやすいですよね。

 

ぬいぐるみ心理学の輪が広がっていることが、

私としても本当に、本当に嬉しいです。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座
 

ゲシュタルトの穴理論

 

 

さて、見慣れない言葉が登場しましたね…

 

 

私はぬいぐるみ「心理学」を提供していますが、

日常でどう実践するかを重視しているため、

基本的には心理学用語をほとんど使っていません。

 

用語を覚えることが大事なのではなく、

あなたの日常に当てはめることができ、

あなたの日常に変化が生まれることが大切ですからね。

 

 

ただ、個人面談をしている中で、

今回紹介する「ゲシュタルトの穴理論」を、

無意識の内にお客様へ使っていたことに気づきました。

 

理論的な話は詳しくしませんが、

知っておくとぬいぐるみ心理学を

より効果的に行動に移しやすいと考えたので、

今回はゲシュタルトの穴理論を解説します。

 

 

まずは理論の概要から。

でも大事なのは後半なので、

ここからの説明は「そうなんだな〜」程度に読んで下さい。

 

 

 

ものすごく簡単に説明すると、

ゲシュタルトとは「きれいにまとまっている物事」のこと。

 

例えばジグゾーパズルだと、

すべてのパズルのピーズが埋まっている状態のこと。

 

あるいは英文法だと、

「I have a pen.」の様に文章が完成している状態のこと。

 

ゲシュタルトについては、

具体例で理解してもらえたら十分です。

 

 

そしてゲシュタルトの穴とは、

例えばジグゾーパズルが1ピーズだけ埋まってない状態のこと。

 

「I ◆◆◆◆ a pen.」の様に、

文章の一部が虫食い状態になっていること。

 

つまり、どこか一部が欠けている状態を指します。

 

 

そしてゲシュタルトの穴理論とは、

 

「人はゲシュタルトの穴を見ると、無意識に埋めたくなってしまう」

 

という習性のことです。

 

 

勉強の問題集を見ると、

「空欄を埋めよ」といった問題をよく見ますよね。

 

人は空欄(穴)があったら埋めたがるので、

穴埋め問題の方が結果的に定着率も上がるのです。

 

 

…とここまでが、

ゲシュタルトの穴理論の概要。

 

大事なのは、ここからです。

 

 

同じことを何度も問いかける

 

 

私はよく面談をしていて、

お客様に問いかけることがあります。

 

 

「人間関係には法則がありますよね。

まず●●、次に●●です。覚えてますよね?」

 

「自信がない自分から卒業するには、

まずどんなことを決めないといけませんでしたか?」

 

 

基本的に、その場で答えを教えるのではなく、

お客様自身で振り返ってもらう様にしています。

 

穴があったら埋めたくなる。

ゲシュタルトの穴理論を活用し、

何度も復習しているのです。

 

 

問いかける内容はお客様の現状によって変わりますが、

何度も繰り返し問いかけることで、

面談後にはすぐ行動できる状態になります。

 

これまでは無意識に使っていたゲシュタルトの穴理論。

今後はあなたに変化を起こすために、意識的に使っていきます。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。