21Feb
[最終更新日]2023/02/21
こんにちは、伊庭和高です。
「自尊心と自己肯定感はどう違うのか?」
この様な質問が寄せられることもあります。
確かに両者は似た様な言葉ですし、
違いが気になることもあるでしょう。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自尊心と自己肯定感について解説します。
自尊心と自己肯定感の違い
「自分で自分を大切にする気持ちのこと」
「自分を高く評価しようとすること」
これが自尊心の意味です。
その一方で自己肯定感とは、
自分を認め、自分の存在を肯定できている状態です。
言葉こそ微妙に違いますが、
言いたいことは同じです。
つまり自尊心と自己肯定感は、
違いがなく同じ意味だと捉えて良いです。
間違った自尊心・自己肯定感
両者は同じ意味ですが、
高め方を間違っている人は意外と多いです。
「資格を取れば…」
「年収がアップすれば…」
「恋人ができれば…」
この様に特定の条件を満たせば、
自尊心や自己肯定感が上がると考えている人がいます。
これは間違った認識であり、
この認識を持ち続けている限り、
いつまでも悩み続けてしまいます。
外側の対象を通して自尊心や自己肯定感を持つのは、
非常に不安定な状態です。
「あの人の方がすごいから…」
「友達が喜んでくれなかったら…」
「別れたから…」
この様に外部の反応によって、
気持ちが落ちてしまうのです。
自尊心や自己肯定感は内側から生み出すもの
外側の対象を通して高めるのではなく、
自尊心や自己肯定感は内側から高まるものです。
自家発電をするイメージであり、
自分で自分を満たすことができているのです。
特定の条件を満たしたかどうかに関わらず、
自尊心や自己肯定感が高まった状態こそ理想です。
私はぬいぐるみ心理学において、
自分で自分を満たす方法をお伝えしています。
詳細は無料メール講座でも解説しているのですが、
今この瞬間から自分で自分を満たすことはできます。
幼少期の記憶が影響している
そもそも私たちが生まれた頃は、
自尊心や自己肯定感が誰しも高かったのです。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しいものは欲しいと主張できていました。
ですが成長する中で少しずつ、
自尊心や自己肯定感が下がってしまうのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
「親がダメ出しばかりしてきた」
「親の顔色を伺っていた」
たとえばこうした状況だと、
子供にも悪影響を与えてしまうのです。
ですが冷静に考えれば、
生まれた時は自分で自分を満たせていたのです。
自尊心や自己肯定感が低いのは、
生まれ持った性格ではないのです。
だからこそ正しい方法で取り組めば、
誰でも高めることができます。
自尊心を高める方法は、
こちらの記事で解説しています。
自己肯定感を高める方法は、
こちらの記事で解説しています。
興味のある方を読んでいただけたらと思います。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。