9Apr
[最終更新日]2024/04/09
こんにちは、伊庭和高です。
「SNSばかり見てしまう」
「SNSの投稿がやめられない」
「SNSに依存するのをやめたい」
年齢や性別を問わず、
こうした相談はよく寄せられます。
SNSを見続けても幸せになれないことは、
最近の研究でも徐々に明らかになっています。
時間潰しにSNSを見たりと、
気づけばSNSから目が離せなくなるほど、
悩みも生まれやすいのです。
気づけばSNSに依存してしまう状態は、
早く抜け出す必要があるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
SNSに依存してしまう心理背景と解決策をお伝えします。
目次
なぜSNSに依存してしまうのか?
SNSに依存してしまうのは、
3つの心理背景が影響しています。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
承認欲求が強い
承認欲求が強い人ほど、
SNSを通して承認欲求を満たそうとします。
自分の投稿にいいねが増えたり、
コメントが付くのを見て、
心を満たしている状態です。
意外と知られていませんが、
承認欲求には2種類あります。
自己承認と他者承認です。
自分で自分を満たすのが自己承認で、
誰かに満たしてもらうのが他者承認です。
SNSを通して満たす承認欲求は、
他者承認になります。
他者承認を求めてもいいのですが、
相手の反応によって振り回されます。
いいねが思ったほど増えなかったり、
ネガティブなコメントが付けられれば、
それだけで気持ちが落ち込んでしまいます。
つまり他者承認を得ようとすると、
相手の反応で心が乱されやすくなり、
精神的にも不安定になるのです。
寂しがり屋
寂しがり屋な人ほど、
SNSに依存しがちになります。
寂しさや不安な気持ちを、
SNSで埋めようとしているのです。
ですがSNSで寂しさを埋めても、
次の瞬間には再び寂しくなるでしょう。
栄養ドリンクを飲んでいる様なもので、
いずれ効き目は切れてしまうのです。
また寂しさを埋めるためにSNSをしても、
ネガティブな情報を目にしたり、
投稿に思う様な反応がないこともあるでしょう。
寂しさを埋めようと思ったものの、
余計に心が乱されてしまうこともあるのです。
現実逃避
仕事やプライベートが上手くいかず、
現実逃避のためにSNSをする人もいます。
SNSをしながら気持ちを紛らわせたり、
他者承認を得ようとするのです。
ですが現実逃避をしても、
現状が好転するわけではありません。
いたずらに時間だけが過ぎてしまうのです。
しかも現実逃避のためのSNSで、
ネガティブな気持ちに襲われることもあり、
これでは状況は悪化するばかりです。
SNSに依存してしまう根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
SNSに依存してしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があればSNSに依存しません。
必要以上にSNSを見ることもなければ、
投稿することもないのです。
承認欲求が強くなるのも、
寂しがり屋になるのも、
現実逃避をしてしまうのも、
自信のなさが原因なのです。
SNSに依存しても幸せになれない
SNSを使えば使うほど、
心が乱れることが多いです。
もちろん正しい線引きをして、
自信のある状態でSNSを使えば、
必要以上に心が乱されることもありません。
ですが先ほど紹介した3つの心理背景があると、
SNSを通してネガティブな気持ちになることが多いのです。
冒頭でもお伝えした様に、
不安な時にSNSを使えば不安は増大します。
そしてSNSで出会う相手を変えることはできません。
特定の誰かでも不特定多数でも、
相手の反応は相手次第でコントロールできないのです。
だからこそ、まずは自分が変わること。
自信のなさと向き合い現状を変えれば、
SNSでネガティブな気持ちにもならず、
心が乱されずにSNSを使えます。
また必要以上にSNSを使うこともなくなるのです。
SNSに依存しないための2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
SNSに依存しなくなります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
SNSに依存してしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
SNSに走りがちになります。
承認欲求が強くなるのも、
寂しがり屋な一面が出てくるのも、
現実逃避をしてしまうのも、
頭の中で考えている時です。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
友達や同僚や恋人など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
独り言で構いません。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
SNSに依存しないための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
SNSに依存してしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
他者承認を求めてしまったり、
寂しさを埋めようとしてしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で人生を送ってしまうので、
SNSに依存しがちになります。
これでは上手くいきませんし、
定期的にネガティブな気持ちに襲われます。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
語尾を「〜したい」の形で行動することが、
SNSへの依存をやめるために不可欠です。
SNSに悩む現状を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
周りの反応にモヤモヤしたり、
不安や寂しさに襲われたり、
いつも関係が上手くいかなくなったりと、
良いことはないのです。
SNSに依存してしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。