30Jul
[最終更新日]2024/07/30
こんにちは、伊庭和高です。
夫婦関係についての相談は、
毎日の様に私のもとへ寄せられます。
「旦那への愚痴が止まらない」
「顔を見る度に不満が浮かんでしまう」
こうした声も多いです。
旦那への愚痴を抱き続けても、
幸せな未来は待っていません。
家にいるのが苦痛に感じるでしょうし、
子供がいれば悪影響を与えてしまいます。
旦那への愚痴を抱き続ける状況は、
今すぐにでも解決する必要があるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
旦那への愚痴を抱く原因と解決策をお伝えします。
特に旦那の愚痴を吐き出したい人は、
大事なポイントを解説しています。
目次
旦那への不満が止まらないのはなぜ?
「旦那が自分の思った通りに動いてくれなかったり…」
「家事育児に協力的ではなかったり…」
「都合の良い時だけ前に出てきたり…」
「過去にされた嫌なことを引きずっていたり…」
旦那への愚痴を抱く背景はさまざまです。
私はよく「心の便秘」という言葉を使います。
体の便秘と同様に、心の便秘もつらいです。
溜め込んだ愚痴が便秘状態となり、
限界を迎えると不満となって爆発するのです。
夫婦関係の悩みを解決するために大事な視点
ここで大事なポイントが、
人間関係は自分と相手がいて成り立つこと。
夫婦関係も自分と旦那がいて成り立つので、
問題が発生した時は両方の視点で振り返る必要があります。
お互いが影響を与え合って関係が成り立つのです。
「旦那だけが悪い」
「自分だけが悪い」
この様にどちらか片方が100%悪いことはありません。
この点に気づかず片方だけのせいにしても、
悩みは解決せず状況は悪化してしまうのです。
悩みの根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
旦那への愚痴に悩む背景にも自信のなさがあります。
もちろん自信のなさとは旦那と自分の両方にあります。
とはいえ旦那を変えることはできません。
これは人間関係すべてに言えることですが、
相手を変えることはできないのです。
相手の行動をコントロールしようとしても、
相手には相手の意思があるので無理なのです。
その一方で自分を変えることは、
自分次第で今からできます。
自分が変われば自分の振る舞いも変わるので、
それを受けた相手の言動にも変化が生まれるのです。
つまり旦那に愚痴を抱く状況も、
自分が変わるのが解決の近道なのです。
「具体的には自分にどんな自信のなさがあるのか?」
代表例を4つ紹介します。
旦那の顔色をうかがっている
普段から旦那の顔色をうかがっていると、
不満を心の中に溜め込みがちになります。
言いたいことを我慢したり、
旦那の前では良い子を演じたりと、
本音を抑え込んでいるのです。
表面上は問題なく関係が築けても、
心の中は溜め込んだ不満であふれてしまいます。
旦那にどう思われるかを気にしたりと、
旦那のことを考えれば考えるほど、
自分の気持ちを大切にできなくなります。
旦那に求め過ぎている
「もっと手伝って欲しい」
「話を聞いてくれない」
「これだけやってあげたのに」
この様に旦那に求め過ぎていると、
愚痴ばかり頭に浮かんでしまいます。
「して欲しい」「してくれない」「してあげる」は、
相手に求めている時に浮かぶ言葉です。
これらの言葉が浮かんだ時は要注意なのです。
どれだけ旦那に求めても、
旦那の行動は夫次第でコントロールできません。
期待通りの反応がなければ、
旦那にイライラもやもやしてしまうのです。
勝ち負けや優劣を気にしている
「旦那に負けない様に…」
「自分の方が上に立たなければ…」
「感謝したら旦那が調子に乗るのでは?」
この様に勝ち負けや優劣を気にしていると、
旦那への愚痴が浮かびやすくなります。
常に旦那と闘っている様なものなので、
気を張って過ごしてしまいます。
旦那への愚痴を抱くことで、
自分の方が優位に立てたり、
旦那に見下されずに済むと思っているのです。
傷つくのを怖がっている
実は自分が傷つくのを恐れて、
旦那への愚痴が止まらない人もいます。
上手くいかない原因を旦那に求めれば、
自分の原因を振り返らずに済みます。
プライドが傷つかずに済むので、
自分を守っているとも言えます。
これも自信のなさなのです。
悩みは形を変えて繰り返される
旦那への愚痴が止まらない状況は、
形を変えて繰り返されます。
時間が解決してくれることはなく、
定期的に旦那への愚痴が浮かぶ様になるのです。
これでは一緒にいても苦しいだけです。
とはいえ冷静に考えてみれば、
結婚したり付き合った当初から、
旦那への愚痴でいっぱいな人はいません。
旦那への愚痴は最初からあったわけではなく、
一緒に生活する中で生まれたものです。
旦那へ愚痴を抱く状況は今から解決できますし、
関係を改善することもできるのです。
現状を好転する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点から、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を順番に実践することで、
旦那への愚痴を抱く状況を改善できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
夫への不満に悩む人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
過去のことを引きずったり、
勝ち負けや優劣を気にしたり、
夫に求め過ぎてしまうのです。
頭に浮かんだ気持ちを、
そのままブツブツ声に出す感覚で、
声に出してみてください。
旦那の愚痴を吐き出す上での注意点
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
旦那や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
よく周りに愚痴を吐き出すことで、
モヤモヤを発散している人がいますが、
あれは間違った解消法なのです。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
それこそ友達と疎遠になったり、
職場で孤立してしまうこともあります。
また自分が期待した反応がないと、
相手にイライラしてしまったり、
余計に悩みが深まることもあります。
しかも周りに愚痴を吐き出しても、
愚痴を抱く悩みが解決したわけではありません。
一時的なガス抜きはできても、
根本的な解決につながらないので、
再び旦那への愚痴を抱いてしまうのです。
マイナスとゼロを往復している様に、
一向に現状がプラスの方向へ進みません。
独り言で構わないので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
旦那への愚痴が止まらない時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に旦那のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
旦那のことを先に考えている状態です。
旦那のことを先に考えるほど、
旦那のことが気になったり、
旦那に求める気持ちも強まります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で夫婦関係を築いてしまうのです。
また夫婦関係だけに限らず、
友達や仕事などさまざまな人間関係でも、
相手のことを先に考えて悩んでいることもあります。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、
旦那との関係をより良いものに改善する秘訣です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
旦那への愚痴に悩む現状を変えるために不可欠なのです。
旦那への愚痴が頭に浮かぶほど、
自分自身も苦しいと思います。
旦那にイライラすることも増えますし、
自己嫌悪に陥る場面も増えるでしょう。
旦那への愚痴に悩む根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。