1Jul
[最終更新日]2025/07/01
こんにちは、伊庭和高です。
「自分に甘い人の存在に悩んでいる」
こうした相談はよく寄せられます。
また自分に甘くなってしまう当人からも、
何とかして現状を変えたいと相談が寄せられます。
仕事でもプライベートでも、
自分に甘いままでは壁に直面します。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自分に甘くなる原因や改善策をお伝えします。
目次
自分に甘い人の末路
自分に甘い人の末路は3つで、
どちらも幸せなものではありません。
どれか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまることもあります。
同じ悩みを繰り返す
自分に甘いままだと、
目の前の課題に向き合うことから逃げます。
楽な選択をし続けて、
課題の解決を先延ばしにするのです。
環境や付き合う相手を変えても、
同じ悩みを定期的に繰り返し、
気づけば無視できなくなります。
自分に甘いまま生きていると、
悩みが取り返しがつかないほど大きくなるのです。
周りの信頼を失う
自分に甘い姿勢を見せていると、
それは周りにも伝わります。
「あの人は自分に甘い」
「態度や行動に表れている」
このように思われれば、周りの信頼を失います。
気づけば人が離れていったり、
いざという時に助けてくれなくなります。
もし自分に甘く他人に厳しければ、
どこかで仕返しをされる可能性もあるでしょう。
幸せな未来が待っていない
自分に甘いまま生きていても、
幸せな未来は待っていません。
楽な未来は待っているでしょうが、
「楽=幸せ」ではありません。
ぬるま湯につかっているようなもので、
決して最悪の人生ではないでしょうが、
充実感や満足感は得られないのです。
「何のために生きているのか?」
「このままでいいのだろうか?」
漠然としたむなしさに襲われることもあるでしょう。
なぜ自分に甘くなるのか?
「一体なぜ自分に甘くなってしまうのか?」
実は2つの原因があります。
これもどちらか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまることもあります。
他責思考
自分以外の誰かや何かのせいにすることを、
心理学では他責思考と呼びます。
実は他責思考の傾向がある人ほど、
自分に甘くなってしまいます。
自分は悪くないと心のどこかで思っているので、
責任を誰かや何かに押し付けているのです。
自分にも振り返る点があるものの、
他責思考をしていれば自分に甘くなります。
失敗が怖い
「間違えたらどうしよう…」
「ミスしたらどうしよう…」
「否定されたらどうしよう…」
このように失敗を怖がっていると、
自分に甘くなります。
失敗を怖がるあまり行動に移さないのです。
目の前から逃げ出してしまったり、
現状維持を選択してしまいます。
ですが失敗を怖がり続けても、
成功することはありません。
その意味では失敗を怖がるのが、
実は最大の失敗だと言えます。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
自分に甘くなってしまうのも、
自信のなさが背景にあるのです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信がある人は自分に甘くなりません。
厳しさも合わせ持ちながら、
自分と向き合い行動できるのです。
他責思考になってしまったり、
失敗を怖がり続けるのも、
自信のなさが背景にあります。
自信がないことで自分に甘くなり、
さらに自信がなくなる負のループに陥るでしょう。
だからこそ自信のなさと向き合い、
今から現状を変えていく必要があります。
自分に甘いのを改善する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
自分に甘いのを改善する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
今から現状は変えられます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
自分の甘い人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど自信がなくなり、
自分に甘くなってしまいます。
他責思考や失敗を怖がる気持ちも、
頭の中で考えている時に出てきます。
独り言でかまいませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自分に甘い人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
周りに流されたり振り回されてしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で生きているのです。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちな人も、
自分に甘い傾向があります。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けているので、
いつまでも自分で結論を出さないのです。
これでは自分に甘くなります。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
自分に甘いのを克服するために不可欠です。
仕事でもプライベートでも、
自分に甘いままでは幸せな毎日は訪れません。
自分が望む行動を選択できませんし、
人間関係も悪化するかもしれません。
同じ悩みを何度も繰り返し、
行き詰まってしまうこともあります。
自分に甘いのは自信のなさが原因です。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状は今から変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。