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傷つきやすい人は優しいのか?本当の理由と解決策

[最終更新日]2025/12/08

こんにちは、伊庭和高です。

 

傷つきやすいことに悩んでいる声は、

年齢や性別を問わずよく寄せられます。

 

「傷つきやすいのは優しいからだよ」

周りからこの様に励まされたことがあるかもしれません。

 

確かに優しさが災いとなって傷つくこともありますが、

本当の理由は別にあります。

 

「優しいから傷つきやすいんだ」と結論づけると、

状況が悪化してしまうこともあるのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

傷つきやすい人の心理背景や原因と克服法を解説します。

 

傷つきやすいのは優しいから?

「優しさが災いして傷ついてしまう」

「優しいから損をして傷つく」

 

こうした意見もあるでしょうが、

私は決して優しいから傷つきやすいとは考えていません。

 

そもそも本当に優しい人は、

傷つきやすくなりません。

 

自分の気持ちを大切にしながら、

周りにも優しく接することができるので、

傷つくことも少ないです。

 

傷つくということは、

自分が望まない言動を取られたり、

望まない展開になってしまうからです。

 

本当に優しい人はただ優しいだけでなく、

自分が望んだ展開を作り出すことができたり、

周りと対等に関わることもできます。

 

自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自分の自信のなさから優しい言動を取ってしまうことがあります。

 

その結果、望まない展開になってしまい傷つくのです。

 

自信のなさから優しい言動を取るのは、

本当に優しいわけではなく偽善です。

 

無理して優しい振る舞いをしたり、

偽りの優しさを演じている状態です。

 

「具体的にどんな自信のなさがあるのか?」

代表例を2つ紹介します。

 

①相手の顔色を伺っている

・嫌われない様にしないと…

・気を悪くしたらどうしよう…

・怒られるのが怖いな…

 

この様に相手の顔色を伺っていると、

優しい振る舞いを取りやすくなります。

 

相手にどう思われるかを気にして、

良い子を演じている状態です。

 

無理して周りに合わせたり、

自分の気持ちを我慢しがちになります。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になっている状態です。

 

相手の顔色を伺っている状態なので、

相手の言動に敏感で傷つきやすくなっています。

 

②自分の気持ちがわからない

・何がやりたいかわからない

・自分の感情がわからない

・本音が出てこない

 

この様に自分の気持ちがわからない人は、

優しい振る舞いを取りがちです。

 

そもそも自分の気持ちがわからないので、

周りに合わせるしかなくなるのです。

 

優しいふり舞をすれば、

当たり障りない表面的な関係は築けます。

 

ですが自分の気持ちがわからないので、

自分が望んだ未来は訪れません。

 

自分の気持ちがわからないまま、

周囲に振り回されて傷つきやすくなります。

 

幼少期の育ちも影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

成長し大人になる過程で、

自信がなくなり傷つきやすくなるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

優しい振る舞いを取り傷つきやすくなる人もいます。

 

「親の顔色を伺っていた」

「親の言う通りに生きてきた」

「親も傷つきやすい人だった」

「親に心配をかけない様にしてきた」

 

たとえばこうした場合は子供にも影響が及びます。

 

現状を放置するとどうなるのか?

現状を放置しても幸せな未来は待っていません。

 

優しさを評価されることもありますが、

何かある度に傷ついてしまうでしょう。

 

これでは生きづらさも感じてしまいます。

 

そして転職や付き合う相手を変えても、

自分が変わらないと同じ悩みを繰り返します。

 

環境を変えることは、根本的な解決策にならないのです。

 

ただし先ほどもお伝えしましたが、

生まれた時から優しくして傷つきやすい人はいません。

 

生まれ持った性格ではなく、

成長する中で後天的に身についた癖なので、

誰でも今から現状を変えられます。

 

今日からできる改善法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

今日からできる傷つきやすさの改善法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

傷つきやすい状況は変えられます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

優しくして傷つきやすい人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど傷つきやすくなります。

 

相手の顔色を伺ったり、

自分の気持ちがわからなくなるのも、

頭の中で考えている時に起こりがちです。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩なのです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

優しくて傷つきやすい人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

相手の言動に敏感になってしまうので、

傷つきやすさが出やすくなります。

 

また相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちがわからなくなります。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を改善するために不可欠です。

 

自分がしたいことへ意識を向けると、

自信のなさから相手に優しくすることもなくなりますし、

相手の言動にいちいち傷つくことがなくなります。

傷つきやすい状態が続くのはつらいです。

 

生きづらさにつながることもあるので、

今すぐにでも改善する必要があります。

 

傷つきやすい根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。