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お節介と思いやりの違い【自己満になってませんか?】

[最終更新日]2021/07/23

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回取り上げるテーマは、

以前お客様から質問があった内容です。

 

「お節介と思いやりの違いって何ですか?」

 

意外と区別がしにくいのが、お節介と思いやり。

 

自分の行動がどちらに分類されるかで、

相手に与える印象も変わって来るのです。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

お節介と思いやりの違い

「出しゃばって世話を焼くこと」

「不必要に相手のことに立ち入ること」

 

これがお節介の辞書的な意味です。

 

「他者の身の上や心情に心を配ること」

 

こちらが思いやりの辞書的な意味です。

 

辞書的な意味を見るだけで、

両者の違いが見えてきます。

相手が求めていなかったり、

押し付けになってしまうのが、

お節介の特徴です。

 

相手が望まない関わりをしてしまうのが、

お節介の特徴だと言えます。

 

お節介を焼き続けていれば、

人間関係のトラブルも生まれやすいのです。

 

一方で思いやりとは、

自己完結している状態。

 

相手に必要以上に介入しないですし、

相手のことを思って心を配っている状態です。

 

世話を焼くことをせず、

相手を信じて何もしない選択が取れるのも、

思いやりのある時には出てきます。

 

お節介とは「自己満?」

相手が望んでいるかどうかが、

お節介と思いやりの違いとも言えます。

 

望んでいないのにあれこれやっても、

相手は決して喜びません。

 

ありがた迷惑という言葉もある様に、

むしろ関係が悪化してしまうこともあるのです。

 

さらに言えばお節介を焼くことで、

自分の心を満たしている人もいるのです。

 

「人のためにしてあげる自分は偉い」

「誰かのやめに役立っているのは幸せ」

 

自分で自分を満たす手段として、

誰かにお節介をしてしまうこともあるのです。

 

心理学には承認欲求という言葉があり、

私は承認欲求を2種類に分けています。

 

自分で自分を満たすのが自己承認。

誰かに満たしてもらうのが他者承認。

 

お節介を焼いてしまう時は、

他者承認を満たしている状態です。

 

少しキツい言葉を使うなら、

自分を満たすために、

誰かを利用しているとも言えるのです。

 

お節介の原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

お節介を焼いてしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば必要以上に相手のことに立ち入りません。

 

自信が持てないからこそ、

必要以上に相手のことに介入してしまいます。

 

相手にお節介を焼くことで、

自分を満たそうとしてしまうのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

合わせてやってみてください。

「お節介をやめたい!」

 

こうした声は私のもとにも多く届いています。

 

自信のなさと向き合い、

お節介をやめることができれば、

思いやりを持ちながら人間関係を築けます。

 

自分で自分を満たしながら、

相手のことも自然と思える様になります。

 

お節介をやめる方法については、

こちらの記事で特集しています。

合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうごいざいました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。