22Dec
[最終更新日]2025/12/22

こんにちは、伊庭和高です。
「本当は嫌なのに断れない」
「無理だと思っても、つい引き受けてしまう」
「あとから後悔して、自分を責めてしまう」
嫌と言えない性格に悩んでいませんか?
「優しいね」
「気が利くね」
周囲からこの様に言われる一方で、
心の中ではいつも疲れ切っている。
嫌だと言えないままでいると、
生きづらさやストレスを感じやすくなるのです。
この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、
嫌と言えない性格の心理背景や原因を整理しながら、
嫌な時は嫌だと言える様になる方法を解説します。
目次
嫌だと言えないのはなぜ?
嫌だと言えないのは、
自分の本音よりも相手の気持ちや期待を優先してしまう状態です。
たとえば、
・頼まれると断れない
・不満があっても我慢する
・本当の意見を飲み込む
・相手に合わせすぎてしまう
その場は丸く収まっても、
後から強い疲労感や後悔が残りやすいのが特徴です。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
人に嫌われることへの強い恐怖
また嫌だと言えない人の多くは、
「嫌と言ったら嫌われるのではないか」
という不安を強く持っています。
・関係が壊れるのが怖い
・見捨てられたくない
・冷たい人だと思われたくない
こうした恐怖があると、
自分の気持ちよりも「相手にどう思われるか」が最優先になってしまいます。
自己肯定感が低い
また自己肯定感が低い人は、
嫌な時に嫌だと言えない傾向があります。
自己肯定感が低いと、
「自分の意見には価値がない」
「我慢することでしか役に立てない」
と無意識に思い込んでしまいます。
その結果「嫌だと言う=わがまま・迷惑」
という認識が強くなり、断る選択肢が消えてしまうのです。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
嫌だと言えないのも、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば嫌な時は嫌だと言えます。
堂々と自己主張をしながら、
対等な関係を築けるのです。
一方で自分に自信が持てずにいると、
嫌だと言えずに引き受けてしまいがちになります。
幼少期の記憶も影響している
私たちの自信のなさは幼少期の記憶も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
もう記憶にないかもしれませんが、
幼少期は嫌なものは嫌だと言えたのです。
それが成長し大人になる過程で、
自信がなくなり嫌だと言えなくなるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
嫌な時に嫌だと言えなくなります。
実は性格ではありません
「嫌だと言えないのは性格だから変えられないのでは?」
こうした相談を受けることもありますが、
それは間違っています。
先ほどもお伝えした様に、
生まれた時から嫌だと言えない人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
成長する中で後天的に身についた癖なのです。
決して性格ではないので、
誰でも今から現状は変えられます。
嫌な時に嫌だと言えないと、
我慢をしたりストレスを溜め込んでしまいます。
仕事や人間関係が限界になり、
問題が発生することもあります。
自信のなさと向き合いながら、
嫌な時は嫌だと言える自分に変わる必要があるのです。
嫌だと言える自分に変わる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
嫌な時は嫌だと言える様になります。
①自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
嫌だと言えない時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど、
相手の反応が気になってしまいます。
嫌と言ったら嫌われるのでは?など、
頭の中で妄想が広がってしまうのです。
一説では人間が1日に考える内容の9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
自分で気持ちを声に出す上でも効果的です。
②自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
嫌だと言えない人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「しなければいけない」
「するべきだ」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらの言葉が浮かんだ時は、
相手のことを先に考えています。
相手のことを先に考えるほど、
嫌だと言えなくなります。
他人軸で行動してしまうので、
自分の気持ちを素直に言えなくなるのです。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分を主語に行動することは、
現状を変えるために不可欠です。
嫌だと言いたい時に言える様になり、
ストレスなく人間関係が築ける様になります。
嫌な時に嫌だと言えないままでは、
幸せな人生は送れません。
仕事でもプライベートでも、
人間関係の悩みに直面してしまうのです。
嫌だと言えない根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
現状は今から変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。









