24Dec
[最終更新日]2025/12/23

こんにちは、伊庭和高です。
仕事でもプライベートでも、
何かの度に責任逃れをする人がいます。
周りから見ても気分が良いものではないですし、
迷惑をかけてしまうこともあります。
何より責任逃れをする本人も、
悪気なく責任逃れをしてしまうことがあります。
「本当は責任逃れをしたくない」
「でも次の瞬間には言い訳が口から出てしまう」
年齢や性別を問わず、
こうした悩みはよく寄せられます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
責任逃れをする人の心理背景と改善策をお伝えします。
目次
責任逃れをする人の末路
責任逃れをする人の末路は3つであり、
どれも幸せな未来ではありません。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①信頼を失う
責任逃れをする言動は、
周囲からの信頼を失います。
「また責任逃れをしている」
「誰かや何かのせいにばかりしている」
「あの人は信頼できないな」
この様に思われてしまうのです。
信頼を失えばチャンスを逃したり、
いざという時に誰も助けてくれなくなります。
②実力がつかない
責任逃れを繰り返していれば、
その瞬間は楽ができると思います。
ただし挑戦することもなくなるので、
実力がつかなくなってしまうのです。
たとえば仕事で言えば、
スキルが身に付かなかったり、
年齢が上がっても簡単な仕事ができなかったりします。
責任逃れをしたツケは、必ず回ってくるのです。
③仕返しをされる
責任逃れをしたということは、
誰かに責任を押し付けた状態です。
押し付けられた人は、
責任逃れをした人を恨んでいるでしょう。
「いつかやり返してやる」
この様に思われれば、何らかの形で仕返しをされてしまいます。
なぜ責任逃れをするのか?
一体なぜ責任逃れをするのか?
心理背景を解説します。
2つの心理背景を紹介しますが、
どちらか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまることもあります。
①周りの評価や反応を気にしている
「あの人にどう思われるのだろう…」
「評価が下がらない様にしないと…」
この様に周りの評価や反応を気にするほど、</span>
責任逃れをしやすくなります。
自分の責任だと認めてしまえば、
周りから変な目で見られてしまったり、
評価が下がると思い込んでいるのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
他人軸で生きている状態です。
ただしその場で責任逃れをすると、
最終的には周囲の信頼を失ってしまうので、
評価が下がってしまいます。
②失敗を恐れている
「間違えない様にしないと…」
「ミスをしてはいけない…」
この様に失敗を恐れている人ほど、
責任逃れをしようとします。
自分に責任があると認めたら、
失敗したことになると思い込んでいるのです。
自分で自分を守るために、
責任逃れをしている状態なのです。
ただし失敗を恐れ続ければ、
成功することもありませんし、
次第に周りの信頼を失います。
その意味では失敗を恐れ続けるのが、
実は最大の失敗だと言えます。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
責任逃れをしてしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば責任逃れはしません。
自分の責任を素直に受け止められるのです。
ですが自分に自信が持てないと、
とっさに責任を逃れそうとします。
先ほど紹介した2つの心理背景も、
自信のなさが関連しています。
責任逃れをし続けても、幸せな未来は待っていません。
自信のなさと向き合いながら、
現状を変える必要があるのです。
責任逃れをやめる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
責任逃れをやめる方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
責任逃れをする癖を改善できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
責任逃れをしてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
先ほど紹介した2つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
周りの評価や反応が気になったり、
失敗を恐れてしまうのも、
頭の中で考えている時なのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
いきなり誰かに発言するのではなく、
まず自分で声に出すことから慣れていきましょう。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
責任逃れをしてしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応や評価が気になってしまいます。
相手にどう思われるかを考え、
とっさに責任逃れをしてしまうのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことへ意識を向けると、
周りの反応や評価を気にしなくなります。
自分がどうしたいかを意識することで、
責任逃れに走らず自分の責任を素直に受け止められます。
責任逃れをし続けていると、
周囲からの信頼も失ってしまいます。
仕事でもプライベートでも、
責任逃れを続けても良いことはありません。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。











