11Jun
[最終更新日]2024/06/11
こんにちは、伊庭和高です。
アダルトチルドレンについて悩む人は、
年齢や性別を問わず多いです。
アダルトチルドレンに悩み続けても、
幸せな毎日が送れるわけではありません。
仕事、恋愛、人間関係などさまざまな場面で、
悩みに直面し生きづらさを感じてしまうのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
アダルトチルドレンに悩む人の背景を解説します。
アダルトチルドレンに悩み続けた末路
子供の頃に家庭内で心理的に傷つき、
そのまま大人になった人のこと。
アダルトチルドレンを簡潔にまとめると、
この様になります。
子供の頃に起こった家族との経験を引きずり、
今を生きる上でネガティブな影響を与えている状態のことです。
つまり幼少期の家庭の記憶が大人になっても、
ネガティブな影響を与えている状態のことです。
アダルトチルドレンに悩み続けると、
3つの未来が待っています。
どれも幸せな未来とは言えませんが、
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
順番に見ていきましょう。
信頼関係を深められない
私たち人間にとって親や家族との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
子供の頃に家庭で心理的に傷ついた記憶が、
家族以外のさまざまな人間関係にも影響を与えるのです。
友達、恋愛、同僚など人間関係において、
信頼関係を深められなくなるのです。
浅く表面的な関係は築けても、
傷つくのを恐れて深い関係に踏み込めなくなります。
これでは友達関係が上手くいかなかったり、
恋愛で悩みを抱きやすくなったり、
人間関係でストレスを感じ続けてしまうのです。
自己肯定感が下がる
子供の頃に傷ついた経験によって、
自己肯定感が下がってしまうことがあります。
「何をやっても上手くいかない」
「失敗したらどうしよう」
自己肯定感が上がらず、
自分に自信も持てなくなるのです。
これでは仕事でも私生活でも、
ネガティブな気持ちを抱くことが増え、
生きづらさを感じてしまうでしょう。
自分の人生を生きれない
子供の頃の家庭での記憶を引きずるので、
自分の人生を生きれません。
親のことが気になったり、
家族への怒りや恨みを引きずったりと、
自分の人生を生きることに集中できないのです。
親の望んだ人生を歩もうとしてしまったり、
やりたいことがわからず淡々と生きてしまうこともあります。
「何のために生きているんだっけ?」と、
虚無感を抱くこともあるでしょう。
悩みは形を変えて繰り返される
引越したり、付き合う相手を変えたり、
異動や転職をすることで、
一時的に環境を変えることはできます。
ですが周りを変えても自分が変わらないと、
新たな環境でも同じ悩みに直面するのです。
アダルトチルドレンに悩む状況は、
時間が解決してはくれないのです。
先ほど3つの未来を紹介しましたが、
アダルトチルドレンに悩むままでは、
幸せな毎日が訪れないことは確かです。
ただし冷静に考えてみると、
生まれた瞬間からアダルトチルドレンで悩む人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身につけたものなので、
誰でも今から現状を変えられます。
アダルトチルドレンの直し方については、
こちらの記事で詳しく解説していますので、
合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。